近石真介
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そのため、降板時には「なんで辞めるんだ?」と怒られたという[23]。また、近石からマスオ役を引き継いだ増岡弘とも親交があり、増岡が主催する手づくり味噌の会「みそひともんちゃく」にも参加していた。また近石と増岡がツーショットで撮られた写真が残されている[24]

また、『サザエさん』自体については「どんなに世の中が変わっても、日本の家族はこういう事柄をこんな会話をしながらこんなふうに処理する。五十年前のサザエさん一家も、今の家族も基本的には同じだと思う」と述べ、「原作に忠実にその精神を受け継いで、今のままずっと続いてほしい。日本の家族の姿を伝えてほしいですね」と語っている[21]
はじめてのおつかい

はじめてのおつかい』のナレーションは、前身番組である情報番組『追跡』の1コーナー(1988年4月から1994年3月まで放送)時代から一貫して担当[25]2021年から花江夏樹[26]林家たい平[27]に交代したが、以降も亡くなるまで冒頭のタイトルコールは続投していたほか、番組内の企画(「あれから○○年…」シリーズ)で過去の出演回が取り上げられた際は近石のナレーションが引き続き使用されているため、没後の2024年時点でも全放送回に出演している[13][28]

近石はオファーを受けた当初、「ナレーターはあまりしたことがないし活動の幅が広がる」と意気込んだが、初収録の際にプロデューサーから「あなたはナレーターとして起用したのではない」と言われたため大いに困惑したという。これには「子供はもちろん、その親、カメラマンなどスタッフら、時には視聴者側の心情に寄り添い台本は書かれている。つまり、ナレーターではなく一人何役も演じるように各登場人物・スタッフの一員として話してほしい」という真意があり、この思いを受けた近石はその姿勢で収録に臨んでいた[20][25]

2013年12月8日には、3日をかけて収録を行うなど苦労も明かしつつ「好きな番組だ」と述べていた。

近石は番組の良さについて「子供の活き活きとした顔が見られるところ。子供にバレないようにスタッフがどれだけ神経をつかっているか。子供の顔のアップにしても、いろんな表情があってね。それを捉えるスタッフは大変ですよ」と語っており、「涙腺がどんどん緩くなってる。のめり込んじゃう。20何年やってるけど、常に古くて新しいという感覚があります」と、思わず涙ぐみながら台本を読むこともあったという[20]
受賞歴

1965年芸術祭奨励賞『風浪』(山田唯雄役[29][12]

1984年京都十三夜会賞『歌え、悲しみの深き淵より』[29]

1986年広島市民劇場賞『歌え、悲しみの深き淵より』[29]

2013年第7回声優アワード「功労賞」[30]

出演

太字はメインキャラクター。
吹き替え
担当俳優
カーク・ダグラス


情熱の狂想曲(1969年、リック・マーティン)※NHK版[31]

地獄の英雄(1975年、チャック・テイタム) ※TBS版

ジャッキー・クーパー


軍医さんは本日多忙(英語版)(1962年、チャールズ・ヘネシー) ※MBS

スーパーマン(1983年、ペリー・ホワイト)※テレビ朝日版

スーパーマンII/冒険編(1984年、ペリー・ホワイト)※テレビ朝日版

ジェリー・ルイス


底抜けシリーズ

底抜け艦隊(1971年、メルビン・ジョーンズ) ※フジテレビ版

底抜け00の男(1971年、ジェローム・リトルフィールド)※フジテレビ版

底抜け大学教授(1971年、ジュリアス・ケルプ教授(英語版)) ※フジテレビ版

底抜けもててもてて(1972年、ハーバート・H・ヒーバート) ※フジテレビ版

お若いデス (1972年、ウィルバー・フーリック)※フジテレビ版

底抜けいいカモ (1974年、スタンレー・ベルト)※東京12ch版

底抜けふんだりけったり(1974年、ヴァージル・ヨクム) ※フジテレビ版

底抜けニューヨークの休日(英語版)(不明、ホーマー・フラッグ)

底抜けやぶれかぶれ(英語版)(不明、ハーベイ・ミラー・JR)


紐育ウロチョロ族(1971年、シドニー・L・ピティアス)※フジテレビ版

ボーイング・ボーイング(不明、ロバート・リード)

ジェームズ・キャグニー


彼奴は顔役だ!(1968年、エディ・バートレット)※NET版

栄光何するものぞ(1968年、キャプテン・フラッグ)※NET版

白熱(1968年、コーディ・ジャレット)※NET版

汚れた顔の天使(1968年、ロッキー・サリバン)※NET版

悪人への貢物(英語版)(1970年、ジェレミー・ロドック)※東京12ch版

情欲の悪魔(1970年、マーティン・スナイダー)※TBS版

地獄で握手しろ(英語版)(1971年、マット・ノーラン)※NET版

ミスタア・ロバーツ(1971年、キャプテン) ※NHK版[32]

空軍の暴れん坊(英語版) (1974年、ブライアン・マクレーン)※NET版

ミスタア・ロバーツ(1974年、キャプテン)※NET版

民衆の敵(1975年、トム・パワーズ)※TBS版

いちごブロンド(不明、ビフ・グライムス)

栄光の都(英語版)(不明、ダニー・ケニー)

オクラホマ・キッド(不明、ジム・キンケイド)

追われる男(不明、マット・ドー)

Gメン(英語版)(不明、ジェームズ・デイヴィス)

タクシー(英語版)(不明、マット・ノーラン)

ロディ・マクドウォール


猿の惑星シリーズ

猿の惑星(1975年、コーネリアス)※フジテレビ版

猿の惑星・征服(1976年、シーザー(英語版)[33])※フジテレビ版

最後の猿の惑星(1976年、シーザー[34])※フジテレビ版


映画

1964年

ザイラーの初恋物語(ウィリー〈ゲオルグ・トマラ(ドイツ語版)〉) ※フジテレビ版

1966年

仔鹿物語(レム・フォレスター〈フォレスト・タッカー〉)※NET版

1967年

想い出(クロード・ラコー〈セルジュ・レジアニ〉)※NET版

キー・ラーゴ(エドワード・バース〈ハリー・ルイス(英語版)〉)※NET版

1968年

金星ロケット発進す(パイロット/ロバート/ライムンド・ブリンクマン〈ギュンター・サイモン(ドイツ語版)〉) ※NHK版[35]

1969年

ミサイル空爆戦隊(ジョー・ガルシア大佐〈ヘンリー・シルヴァ〉)※NET版


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