近畿地方
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湖:琵琶湖余呉湖阿蘇海

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滝:那智滝箕面滝原不動滝猿尾滝布引の滝 (兵庫県)布引の滝 (三重県熊野市)赤目四十八滝

国立公園


瀬戸内海国立公園(1934年3月16日指定)

吉野熊野国立公園(1936年2月1日指定)

山陰海岸国立公園(1963年7月15日指定)

伊勢志摩国立公園(1946年11月20日指定)

国定公園


琵琶湖国定公園(1950年7月24日指定)

若狭湾国定公園(1955年6月1日指定)

金剛生駒紀泉国定公園(1958年4月10日指定、1996年10月2日改定)

高野龍神国定公園(1967年3月23日指定)

明治の森箕面国定公園(1967年12月11日指定)

鈴鹿国定公園(1968年7月22日指定)

氷ノ山後山那岐山国定公園(1969年4月10日指定)

室生赤目青山国定公園(1970年12月28日指定)

大和青垣国定公園(1970年12月28日指定)

丹後天橋立大江山国定公園(2002年8月3日若狭湾国定公園より独立)

京都丹波高原国定公園(2016年3月25日指定)

気候

気候は大きく三つに分かれる。近畿北部(兵庫県北部、京都府北部、滋賀県北部)は日本海側気候(北陸・山陰型)、近畿南部(奈良県南部、和歌山県南部、三重県南部)は太平洋側気候(南海型)、その間に挟まれる近畿中部(大阪府、兵庫県南部、京都府南部、滋賀県南部、奈良県北部、和歌山県北部、三重県北中部)は瀬戸内海式気候(京都府南部、滋賀県、奈良県北部、三重県伊賀は、内陸性気候を併せ持つ。三重県北部と中部は、東海・関東型太平洋側気候に属する。)である。
近畿北部

兵庫県豊岡市など日本海側は場、中国山地を越える南寄りの風がフェーン現象の影響を受けるために猛暑が連日続きやすい。さらにも厳寒である。

冬季は、北西の季節風の影響で降水日数ならびに降雪量が多くなる。兵庫県北部や京都府北部、滋賀県北部の大部分が豪雪地帯に指定されており、滋賀県長浜市の旧余呉町域は、近畿以西唯一で日本最南端の特別豪雪地帯に指定されている。滋賀県米原市岐阜県揖斐郡揖斐川町不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山では、1927年2月14日に当時世界最深積雪記録となる積雪量1,182cmを記録しており、現在でも滋賀県内ではこの記録は破られていない。(日本全国的には、北海道東北地方の山岳地域、立山黒部アルペンルートなど、複数の地域において例年15m以上の積雪量が記録される観測地はある。世界的には積雪量が15mを越える居住地域も数多く存在する。)
近畿南部

紀伊山地は、夏は避暑地となるほど冷涼である。ただ奈良県十津川村風屋や上北山村のように、平野部や市街地よりも酷暑となることがよくある地域も存在する。一方で紀伊山地の冬の寒さは厳しく、和歌山県の高野山は冬場の平均気温が青森市や北海道函館市など北日本に匹敵する。太平洋沿岸地域は、黒潮の影響を受けることにより冬でも温暖な地域で和歌山県沿岸には無霜地帯が存在する。

日本でも有数の多雨地帯で、特に三重県尾鷲市から大台ヶ原山までの南東斜面は年間雨量が4,000mmを超えるところもあるほか、奈良県南部の山岳地帯を中心にして冬場は降雪・積雪する場合も多いため、天川村や上北山村にスキー場(大阪市から津市以南の近畿では両村だけ)が存在する。和歌山県南部と三重県南部は、かなり頻繁に台風の直撃を受けることから「台風銀座」と呼ばれており、過去には「伊勢湾台風」が直撃して大きな被害を出した。また、台風本体が東シナ海を通り、日本海に抜ける際や九州または四国に上陸して、中国地方を縦断する際にも暖かく湿った南東の風が紀伊山地にぶつかるため、南東斜面を中心に集中豪雨洪水などの被害をもたらしやすい。
近畿中部

大阪市や神戸市など都市部では、7月から8月にかけて連日のように熱帯夜が続く。熱帯夜日数は大阪市が約42日、神戸市が約47日であり、近年は都市化によるヒートアイランド現象の影響で夜間の気温が下がりにくく、熱帯夜の増加が顕著である。大阪は「夏の暑さが日本一」と称されるほどの酷暑地帯で、実際に大阪市の夏場の平均気温は那覇市と並び全国の都道府県庁所在地の中で一番高い。京都盆地や奈良盆地といった内陸部は、昼と夜の気温差が大きい上に夏は猛暑が続き、京都市では40℃に迫るほどの高温になる場合もある。内陸部は冬の寒さも厳しく、奈良市大津市では冬の平均気温が「京の底冷え」と言われる京都市よりも低い。

年間を通して比較的降水量が少なく(特に冬季の降水量がかなり少ない)冬は晴天や曇天が多い。しかし強い冬型の気圧配置で雪雲が京阪神とその周辺に流れ込む時や、南岸低気圧が紀伊半島沖を通過した時などに降雪・積雪する場合があり、京都市や大津市、奈良市、ごく稀に和歌山市でも積雪する時があるが、市街地では数cm程度である。ただ、三重県北部や伊賀では局地的な大雪に見舞われる時があり、記録的大雪例として1995年12月25日から12月27日にかけての寒波で、四日市市で最深積雪53cmの大雪を記録した。また、伊賀や奈良盆地、大阪平野や瀬戸内海沿岸地域で10cm以上の積雪を観測する場合の殆どが南岸低気圧の通過によるものであるが、南岸低気圧によりしばしば大雪をもたらす関東地方の平野部と違い、京阪神周辺は関東ほど上空の強い寒気が入りにくく雨やで経過し、積雪を観測せずに済む場合が大半である。台風の影響は、基本的に四国山地と紀伊山地に遮られ大きな被害を受けることは少ないものの、高知県室戸岬から紀伊水道を通り、淡路島を通過する台風と紀伊半島に上陸して北上する台風の時に大きな被害を受けることがあり、代表的なものとしては「室戸台風」「第2室戸台風」「平成10年台風第7号」「平成30年台風第21号」などが挙げられる。
人口大阪城と大阪平野神戸港とハーバーランド東山から望む京都市街

ISO 3166-2都道府県名全国順位人口割合
JP-25滋賀県261,416,7631.11%
JP-26京都府132,614,0992.06%
JP-27大阪府38,851,9946.97%
JP-28兵庫県75,541,3714.36%
JP-29奈良県301,376,1641.08%
JP-30和歌山県40970,5490.76%
20,770,94016.34%

※順位・人口・割合は2014年11月1日のデータによる。なお、2005年3月31日現在の「住民基本台帳に基づく人口調査結果」(総務省)では、初めて人口が減少に転じ、京都府・大阪府・兵庫県・奈良県の4県を合わせた人口が2004年より0.004%減となっている。


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