海洋帝国イギリスでは植民地の保護や通商路の確保、船団護衛などに多くの巡洋艦を必要とし、第一次世界大戦までに計画されただけでも15クラスを数える。
軍縮条約後は、イギリス海軍は海外権益の保護や通商確保のために必要な隻数を揃えるために他国と比べて小型の船体に最小限の武装を載せたタイプを整備していたが、日米の建艦競争により軽巡洋艦の大型化・重武装が始まり、イギリスもそれに追従したために膨れ上がるコストと、国力の衰退による予算難のギャップに苦しむこととなった。
ブリストル級軽巡洋艦 5隻(1910年)
ウェイマス級軽巡洋艦 4隻(1911年)
チャタム級軽巡洋艦 6隻(1912年)
バーミンガム級軽巡洋艦 4隻(1914年)
アリシューザ級軽巡洋艦 (初代) 8隻(1914年)
カロライン級軽巡洋艦 6隻(1914年):以降、ケープタウン級までC級ともいう。
カライアピ級軽巡洋艦 2隻(1915年)
カンブリアン級軽巡洋艦 4隻(1915年)
セントー級軽巡洋艦 2隻(1916年)
カレドン級軽巡洋艦 4隻(1917年)
ホーキンズ級軽巡洋艦
アメリカ海軍の軽巡洋艦は分類記号CLを持つ。CruserのCを頭に、LightのLを2番目につけた略号である。重巡洋艦の記号CAは当初装甲巡洋艦に割り当てられ、これはCLとは別系統の番号が振られていたが、1931年(すなわちロンドン海軍軍縮条約)以降はCLと一連の番号が振られている。なお、艦名は都市名に由来する。 第一次世界大戦当時のドイツ帝国海軍では、巡洋艦を装甲巡洋艦及び巡洋戦艦を含む「大型巡洋艦
チェスター級軽巡洋艦 3隻(1908年):当初は偵察巡洋艦CS
オマハ級軽巡洋艦 10隻(1923年)
ブルックリン級軽巡洋艦 7隻(1937年):条約型
セントルイス級軽巡洋艦 2隻(1939年):条約型、ブルックリン級の小改良。
アトランタ級軽巡洋艦 11隻(1941年):条約型、対空射撃能力を持つ127mm両用砲を主砲として16門(中期以降建造艦は復元性維持のため12門に減)持ち、防空巡洋艦として知られる。
クリーブランド級軽巡洋艦 27隻(他3隻建造中止、9隻インディペンデンス級軽空母として完成)(1942年)
ファーゴ級軽巡洋艦 2隻(他11隻建造中止)(1945年)
ウースター級軽巡洋艦 2隻(他8隻建造中止)(1948年)
チェスター
オマハ
ブルックリン
アトランタ
クリーブランド
ファーゴ
ウースター
ドイツ
フランスは防護巡洋艦の建造を終了したあとも軽装甲巡洋艦の建造を行わず、重防御だが低速の装甲巡洋艦の建造を続けたため、軽巡洋艦の登場はワシントン海軍軍縮条約以後となる。
また、フランスはイタリアとともにロンドン海軍軍縮条約に加わっておらず、条約の制限も受けていない。ここではドイツの場合と同様、条件に合致するクラスを挙げる。
デュゲイ・トルーアン級軽巡洋艦 3隻(1926年)
プリュトン 1隻(1931年)
ジャンヌ・ダルク 1隻(1931年)
エミール・ベルタン 1隻(1934年)
ラ・ガリソニエール級軽巡洋艦 6隻(1935年)
デュゲイ・トルーアン
ラモット・ピケ
エミール・ベルタン