1931年に満州事変、1932年には第1次上海事変が起こった。1932年3月、国民政府軍事委員長?介石は、高級軍事会議を招集し、情報網を組織し、調査資料を収集し、国?外情勢を研究して、外敵を防ぎ、国家安定の参考にすることを決議した。同年4月1日、特務処が設置された。同年9月、軍事委員会に調査統計局が設置され、特務処は第二処に改称されて同局の管轄下に入った[2]。 1937年、日中戦争が勃発し、情報工作が日増しに重要となったため、特務処は軍事委員会調査統計局(軍統)に拡大された。局長は軍委高級長官が兼任し、副局長は戴笠が務め実務を担当した[2]。 終戦後の1946年5月、国民党政府は南京に復帰し、軍事委員会が廃止され、国防部が成立した。同年8月、軍統局は国防部保密局に改編され、保全・防諜工作を担当した[2]。 1950年6月、保密局が正式に編成された。台北士林芝山岩に局本部を設置し、国内保安工作と情報収集を担当した[2]。
軍統局時代
保密局時代
脚注
出典^ 土屋光芳「「戦わざる軍隊」:汪政権軍の特質についての一考察
^ a b c d e “中華民國國防部中文版 ≫國軍單位 ≫參謀本部直屬機關 ≫軍事情報局 ≫單位簡介”. 2015年5月9日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2013年12月21日閲覧。
^ “中華民國國防部中文版 ≫國軍單位 ≫參謀本部直屬機關 ≫軍事情報局 ≫工作創始人”. 2016年3月10日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2013年12月21日閲覧。
参考文献
Fenby, Jonathan (2004). Chiang Kai Shek: China's Generalissimo and the Nation He Lost. New York: Carrol & Graf. ISBN 978-0-7867-3984-4. https://books.google.com/books?id=tZxKDgAAQBAJ&pg=PP356 2017年4月20日閲覧。
Polmar, Norman; Allen, Thomas (1997). Spy book : the encyclopedia of espionage (1st ed.). New York: Random House. ISBN 9780679425144. https://archive.org/details/spybookencyclope0000polm
Yeh, Wen-hsin (1989). “Dai Li and the Liu Geqing Affair: Heroism in the Chinese Secret Service During the War of Resistance”. The Journal of Asian Studies 48 (3): 545?562. doi:10.2307/2058639. ISSN 0021-9118. JSTOR 2058639.
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