足軽
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注釈^平家物語』(13世紀成立)巻四に、「足軽共4、500人先立て」とあり、平安末期である源平合戦期にも見られる。
^ 当時の戦闘は、武士領主層およびその一族家人らの各個戦闘が主で、足軽の働きは副次的なものだった[2]
^ 鎌倉期の軍記物である『保元物語』『平治物語』『源平盛衰記』に当時の足軽の様子が記述されている。
^ 武器としての槍が発明されたのは南北朝初期とされ、これにより弓矢中心の騎兵戦から、槍・薙刀中心の徒歩斬撃戦が普及した事で、兵士個人の武芸より兵数がものをいうようになり、兵集力が重要となって、「野伏懸」という名の足軽徴発が行われ、傭兵軍団が主流となる[3]
^ 南北朝期に農民が団結するようになって、武力による自衛が行われた[4]
^ 『樵談治要』において一条兼良は「この度初めて出で来たれる足軽は超過したる悪党なり。そのゆえは洛中洛外の諸社諸寺五山十刹公家門跡の滅亡は彼らが所行なり」として、京荒廃の原因は足軽であると批判している。
^ 戦国期では大名が兵農分離を行って、足軽を常備軍とした[11]
^ 例として、騎兵を倒すには馬をつけ(杜甫『前出塞九首』「将を討とうとするなら馬を射よ」にあるように中国兵法から)や、弓足軽は2人の鉄砲足軽の間で、弾込めの間の援護をするよう説き、集団では、槍は突くのではなく、上から叩きつけろなどと記述されている。
^ 『土佐物語』巻第二十「山内一豊土佐国拝領 浦戸一揆の事」において、「馬一匹にて乗りかえ馬なく」と記されている。武士は律令法の規定から、六位は3匹の乗りかえ馬を有し、五位は4匹引き連れた。従って、一領具足は、「乗りかえ馬を有した武士」と「歩兵である足軽」の中間の立場にあったといえる。
^ 江戸期、足軽頭に率いられ、雑役に使われた[11]
^ 足軽も代々奉公が可能だった[15]
^ 平の足軽でも年に、三二分一人扶持であり、小頭になっても五両二分二人扶持しか与えれなかった[16]
^ 明治後は「卒(族)」と呼ばれ、士族に編入された[11]

出典^ 執筆 棟方武城 監修 笹間良彦 『すぐわかる 日本の甲冑・武具[改訂版]』 東京美術 2012年 p.61.平安末期には存在し、当時は直接合戦には参加せず、市中への放火・敵陣の撹乱を行い、南北朝・室町期に至ってもその役割は同じだった。
^ 『世界大百科事典 1 ア-アン』 平凡社 初版1972年(73年版) p.172.
^ 今谷明 『日本の歴史[5] 戦国の世』 岩波ジュニア新書 2000年 ISBN 4-00-500335-4 p.54.
^ 『世界大百科事典 1 ア-アン』 平凡社 p.172.
^ 「南北朝期の戦闘を悪党によるものとすれば、応仁・文明の大乱は足軽の戦争であったと要約できる」と今谷明は著書『日本の歴史[5] 戦国の世』 2000年 p.52において述べている。
^ 「出身が没落農民や浮浪者であり、規律も道徳も欠けている者が多かった」と鈴木旭は著書『面白いほどよくわかる 戦国史』 日本文芸社 2004年 ISBN 4-537-25195-6 p.78において指摘している。
^ 桜井英治 『日本の歴史12 室町人の精神』 講談社 2001年 ISBN 4-06-268912-X p.310.
^ 桜井英治 『日本の歴史12 室町人の精神』2001年著 p.310.
^ 鈴木旭 『面白いほどよくわかる 戦国史』 日本文芸社 2004年 p.71.
^ 鈴木旭 『面白いほどよくわかる 戦国史』 p.89.
^ a b c 『世界大百科事典 1 ア-アン』 平凡社 p.173.
^ 戦術、時代背景がよくわかる カラー版 戦国武器甲冑辞典、監修者中西豪、大山格、発行所株式会社誠文堂新光社、p.176.
^ 『すぐわかる 日本の甲冑・武具[改訂版]』 東京美術 2012年 p.106.足軽の陣笠は、鉄・紙・煉革などの素材が使用された。
^ 田家康 『気候で読み解く 日本の歴史 異常気象との攻防1400年』 日本経済新聞出版社 2013年 ISBN 978-4-532-16880-3 p.151.pp.185 - 190.
^ 稲垣史生 『三田村鳶魚 江戸武家辞典』 青蛙房 新装版2007年(初版1958年) p.164.
^ 稲垣史生 『三田村鳶魚 江戸武家辞典』 青蛙房 新装版2007年 p.163.
^ 稲垣史生 『三田村鳶魚 江戸武家辞典』 青蛙房 新装版2007年 pp.118 - 119.
^ 同『三田村鳶魚 江戸武家辞典』 p.119.
^ 『広辞苑 第六版』岩波書店には、「江戸時代に武士の最下位を成した」とある(『広辞苑』を一部参考)。
^ 『三田村鳶魚 江戸武家辞典』 青蛙房 新装版2007年 p.164.
^ a b c d 同書 p.164.

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