足利尊氏
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^ 兄高義の子とする説もある。
^続群書類従』第五輯上所収「足利系図」の尊氏の付記に「元應元年叙從五位下。同日任治部大輔。十五歳元服。無官。号足利又太郎。」とある[9]
^公卿補任』に「足利源尊氏二十九 八月五日叙。元左兵衛督從四位下。今日以高字爲尊。同日兼武蔵守。」とある(新訂増補国史大系本より)。『足利家官位記』[16]にも「元弘三年……同八月五日叙從三位。越階。同日兼武蔵守。今日以高爲尊。」と同様の記述が見られる。『太平記』でも「是のみならず、忝も天子御諱の字を被下て、高氏と名のられける高の字を改めて、尊の字にぞ被成ける。」とあり、後醍醐天皇からの一字拝領であることが窺える。但しこの文章は、巻十三「足利殿東国下向事付時行滅亡事」にあり、すなわち2年後の中先代の乱(詳細は本文を参照)の時の改名としているが、実際には『公卿補任』や『足利家官位記』が示す1333年8月5日が正確と考えられている[17]
^ 尊氏は出家や遁世を願ったり、『太平記』では劣勢となった尊氏が切腹をしようとして周囲に止められたという創作により精神的に不安定(双極性障害)であったのではないかと佐藤進一氏は唱えているが、医学的根拠も引用文献もなく、近年その行き過ぎた説が尊氏像を不透明にさせていると問題視されている。
^ この願文は文法や文字に乱れが大きい。
^ 建武3年(1336年)まで南北朝分裂はしていない。
^ 建武3年(1336年)以前の所在地は京都、それ以降は南北朝統一まで奈良。
^ 「南家伊東氏藤原姓大系図」伊東祐重項の傍注に「……祐重継家尊氏公賜御字改氏祐」とある。同系図は、飯田達夫「南家 伊東氏藤原姓大系図」(所収:『宮崎県地方史研究紀要』三輯、1977年)や『伊東市史 史料偏 古代・中世』(2006年)にて活字化されている。

出典^ a b c 亀田 2017, §5.2 正平の一統――尊氏、南朝方に転じる.
^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 29頁。
^ 紺戸 1979, pp. 11?14.
^ 臼井信義 著「尊氏の父祖 ―頼氏・家時年代考―」、田中大喜 編『下野足利氏』戎光祥出版〈シリーズ・中世関東武士の研究 第九巻〉、2013年、69頁。 
^ a b c 森 2017, §足利尊氏関連年表.
^ 清水 2013, pp. 19?20.
^ 清水 2013, pp. 20?22.
^ a b 清水 2013, p. 20.
^ 参考:紺戸淳 「武家社会における加冠と一字付与の政治性について」(所収:『中央史学』二、1979年)P.11)
^ a b c d e f 櫻井彦 樋口州男 錦昭江『足利尊氏のすべて』2008年 新人物往来社
^ a b 前田治幸「鎌倉幕府家格秩序における足利氏」(初出:阿部猛 編『中世政治史の研究』(日本史史料研究会、2010年)/所収:田中大喜 編著『シリーズ・中世関東武士の研究 第九巻 下野足利氏』(戒光祥出版、2013年)ISBN 978-4-86403-070-0
^花園天皇宸記
^ 『花園天皇宸記』裏書
^ a b 新井孝重『護良親王:武家よりも君の恨めしく渡らせ給ふ』2016年 ミネルヴァ書房
^ 奥富敬之「『吾妻鏡』の編纂者と編纂目的を探る」
^群書類従』第四輯所収
^ 後藤丹治・釜田喜三郎・岡見正雄校注 『太平記』、日本古典文学大系岩波書店
^ 『足利尊氏』 - コトバンク
^ 森 2017, §4.3.2 尊氏の発給文書.
^ 森 2017, §4.3.4 義詮の発給文書.
^ 森 2017, §5.1.3 将軍権力の一元化.
^ 森 2017, §はじめに.
^ 亀田 2017, §終.3 その後の室町幕府――努力が報われる政権へ.
^ a b 瀬野精一郎『人物叢書‐足利直冬』吉川弘文館、2005年、p.174
^ 亀田 2017, §終.3.6 合理化する訴訟.
^ a b梅松論
^ a b 『臥雲日件録抜尤』〉享徳4年正月19日条
^ 「 ⇒日月図軍扇九州国立博物館蔵。尊氏の花押と、「観応2年(1351年)正月七日津の国宿河原」で拝領した旨を記した小片が挟まれている。
^ 江田郁夫 「コラム 戦場の足利尊氏」峰岸純夫 江田郁夫編 『足利尊氏再発見 一族をめぐる肖像・仏像・古文書』 吉川弘文館、2011年、pp.135-144。
^源威集
^ 清水(2013)pp.40-42。
^太平記
^ 底本:「萩原朔太郎全集 第九卷」筑摩書房 1976(昭和51)年5月25日初版発行
^ a b c 谷口研語「足利尊氏の正室、赤橋登子」 芥川龍男編『日本中世の史的展開』(文献出版、1997年)所収
^ a b c d e 佐藤 2005, pp. 139?141.

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