超電動ロボ_鉄人28号FX
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第2部ではインターポールのオセアニア支部に異動となり、鉄人27号サキガケ(インターポール正式採用機)のパイロットになる。元一と比べ登場するのは第28話・第40話・第46話と多く、憧れの女優にして暗殺者だったマルガリータことスカーレットとの因縁も描かれる。
光瀬 双葉(みつせ ふたば)
声 - 小桜エツ子マスコット的存在。大きい丸眼鏡とそばかすが特徴的な小柄な少女。実年齢以上に幼稚な面があり、実力的にもほかの団員に劣っているが、直感力と洞察力はときに大人さえも凌駕する。また、小柄な体格を活かして大人が入れない場所に入り込んでいくほどの行動力を発揮する。年齢と体格のわりにバストサイズ77センチとスタイルは悪くなく、第31話で敵に洗脳された際はバニーガール姿となって肢体を披露しており、三郎を赤面させる。幼いころに両親をロボット事故で亡くしたことで孤児となり、両親の友人であった金田夫妻に引き取られた。テレビに登場するヒーローにあこがれて自身もヒーローになることを夢見ており、自分のような境遇の人たちの力になりたいと思っている。第2部では異動した元一に替わってエアロトレッカーを操縦する。のちに陽子から専用機である鉄人30号ミラクル・ビーを与えられ、探偵団最後の鉄人パイロットになる。
ネオ・ブラック団
ゾーン総統
声 -
笹岡繁蔵ネオ・ブラック団の首領。その素性は不明で、部下たちの前には両目が付いた炎のようなホロ映像の姿で現れる。性格は残酷で裏切者や失敗者に厳しい。のちに火刀が作りだした影武者であることが判明する。
デビル火刀(デビルかとう)
声 - 小野健一ゾルリックの部下のひとりである青い長髪の青年。FXの奪取または破壊を当面の目的としており、部下の工作員や巨大ロボットを用いて少年探偵団の前に立ちはだかる。その正体は、ゾーンの幻影を操っていたネオ・ブラック団の真の首領で、さらに人間に作られた宇宙開発用のロボットであることが判明する。任務中のトラブルで自分を宇宙に放棄した人間を恨み、漂流中に得た邪悪なエネルギーを得て人間の姿となり、人間社会を恐怖と不安に陥れる目的でネオ・ブラック団を結成した。最終的に正人たちに敗れ去るが、事前に組織の海底基地にある巨大コンピューターに自身の人格データを残しており、第42話では収監中のゾルリックを過去世界に送り込み、組織が滅びる歴史を改変することで復活をもくろむ。しかし、同じく過去にやってきた正人によってゾルリックは捕らえられ、ブラックオックスのジェノサイドバスターで基地もろともコンピューターを破壊されたため計画は破綻する。
ゾルリック
声 - 難波圭一ゾーン直属の部下であるヒューマノイドタイプの人工生命体。創造主のゾーンに深い忠誠を誓っているが、小物じみた性格でカリスマ性に欠けるため、部下からは軽んじられている。劇中では、たびたびゾーンから自分の部下の失敗を咎められて電撃の制裁を食らうなど、コミカルな場面を見せる。直属の部下は、火刀、エルビス兄弟、バットラー、フランケン。鉄人部隊がネオ・ブラック団本部基地に攻め込んだ際、正体を明かした火刀の命令でアクマ1に乗り込んで戦うが敗北。パラシュートで脱出したところを、金田探偵事務所の所員に発見され逮捕される。42話では巨大コンピュータのタキオン粒子でタイムスリップを行い歴史改変を試みるが、正人に阻止される。
ランファ
声 - 三石琴乃正人とともにネオ・ブラック団に誘拐され、兵士として訓練を受けていた少女。正人からオルゴール入りのペンダント(もともとは母の陽子宛てに買った品)を預かり、正人と一緒に脱走する約束をしていたが、途中で捕まり養成所に連れ戻された。のちに正人と再会を果たすが、実は火刀の洗脳によってスパイに仕立て上げられ、不測の事態に備えて腕に自爆装置まで取りつけられていた。正人が警戒心を解いた隙を突いてグリッドランサーを奪うが、ペンダントのオルゴールの音色を聴き自我を取り戻す。さらに、元一によって腕に取り付けられた自爆装置を解除されたことで命を救われ、金田探偵事務所に保護されたのちに病院でリハビリを受ける。のちに病院から外出許可をもらい、同じ境遇の子どもたちと金田探偵事務所を訪れる。
エルビス兄弟
声 - 山口健松尾銀三在アメリカ幹部で、マフィア組織「ピンクマフィア」のボス。奇抜なメイクと恰好をしたおかま男性で、勢いとノリで行動するコメディアン的な気質。おもにみずからが取り仕切るイベントで悪事を働く。ネオ・ブラック団壊滅後もマフィアとしての活動を継続しており、36話ではロスでロボットによる賭博レスリング大会「クラッシュバトル」を開催し、ドクターマウスと共謀して正人たちを倒そうとするが、敗北して3人とも逮捕される。
ドクターマウス
エルビス兄弟のスパイを務める科学者。FX対策にキラージャイアントを製造し、マイケルを手玉に取る。
フランケン・シュタイナー
声 - 高山みなみ(少年)、森川智之(青年)通称は「フラン」。少年時代の正太郎に敗れ死亡した不乱拳博士(声 - 青野武)のクローンで、生前の執事であったスコット(声 - 丸山詠二)がゾルリックに提供した遺体の細胞をもとに作り出された。外見は正人たちよりも幼い印象の美少年であるが、すでにオリジナル体と同等の頭脳と記憶を有している。正太郎に復讐すべく新型のブラックオックスで前線に出るほか、自身の容姿を活かしての諜報・潜入工作もこなす。クローンの宿命として短命の身であり、外気に長時間触れていると細胞が崩れる弱点をもつため、定期的に培養液に浸かって調整する必要がある。のちにセルロース博士から奪った人工細胞のデータを用いて延命を図るが、セルロースの策で成長を促進させる偽データをつかまされ、さらに寿命が縮んだ青年の姿へと変貌する。みずから正体を隠して金田事務所に潜入するが、詩織の優しさに惹かれ、捨て去ったはずの人間性を取り戻していく。以降は詩織の危機をたびたび救い、やがてネオ・ブラック団を離反。自身の肉体が限界に近づいたため三郎にブラックオックスを託し、セルロース博士の延命手術を受けようとした矢先、ゾーンの電撃を受け死亡する。
バットラー
声 - 徳丸完在フランス幹部。変装、情報操作に長け、鷲型ロボットを使役するほか、私設刑務所をもっている。一度は正太郎を陥れ犯罪者に仕立てるも、看破され敗北する。ゾーンから最後通告を受けると戦闘機デスピードに乗って巨大旅客機エアコンドルを襲撃するが、フランケンに裏切られ、FXの超電動キックで乗機を破壊され死亡する。
登場メカ
鉄人28号FX(てつじん28ごうエフエックス)
新・鉄人計画にもとづき開発された新たな鉄人28号。「FX」とは「Future X」の略で、「未知なる未来」といった意味をもつ。青を基調とした筋骨隆々の体格が特徴で、格闘戦では無類の強さを発揮する。さらに新開発の超電動チップを起動することで、機体各部の動力を一点集中して攻撃力を高める「超電動システム」の使用が可能となる。「人殺しの兵器ではない」という旧鉄人の思想を引き継ぎ武装はいっさい装備されておらず、パイロットが危機に陥った場合は最優先でパイロットを守るようプログラムされている。旧鉄人のような飛行装備がないため空中戦を苦手としていたが、のちのフェニックスの登場によって欠点が解消される。
グリッドランサー
FXなどの新・鉄人シリーズに採用された、レーザー拳銃型のコントローラー。操縦時は上面のカバーや銃尻のサイトキャノピーを展開し、それらの下にあるタッチパネルによるパスワードと声による音声命令を入力したのち、行動目標に向けてトリガーを引くことで命令を実行する。レーザーの収束率を高めることで、実際に銃として使うことも可能。18号アイアンイーグルが使用するガントレット型など、独自のコントローラーを採用した機種もある。
鉄人28号
正太郎の少年時代からの相棒であるロボット。劇中で単に「鉄人」と呼ばれる機体はおもにFXを指すため、「旧鉄人」「古い鉄人」「父さんの鉄人(正人からの呼称)」とも呼ばれる。製造から数十年経過した旧式機であるが、正太郎の技量と機転により現行のロボットと渡り合う活躍を見せる。FXが使用できないときの代替機として、正人が操縦することもある。
鉄人17号フェニックス
新・鉄人シリーズの1機である赤い鳥型飛行ロボット。FXの背面に超電動合体することで、高い飛行能力を付与することができる。専用の操縦用グリッドランサーも用意されているが、FXとの初合体後はFX用グリッドランサーからの同時操縦も可能となる。
ブラックオックス / 鉄人29号OX(てつじん29ごうオックス)
フランケン・シュタイナーがFXを参考に開発した新たなブラックオックス。オリジナルの不乱拳が製作した旧ブラックオックスと同じく黒を基調とするが、こちらはより近代的で別物のデザインになっている。FXと互角のパワーに加え、右腕のアームバルカンや左腕のアームレーザー、背部の2基の砲塔と胸部の砲門を展開した分子破壊砲「ジェノサイドバスター」による圧倒的火力を備える。当初は超電動システムをもつFXに後れを取る面もあったが、ミラージュから奪ったチップを組み込むことで同じ超電動システムの使用が可能となる。長距離移動時は飛行形態のジェットモードに変形し、パイロットを内部のキャビンに収容する。コントローラーはグリッドランサーよりもさらに小型化されたブレスレットタイプで、折り畳み式アンテナや火器管制用のボタン数個をもつ以外は、ほかの鉄人シリーズのような音声操縦が可能になっている。劇中の回想場面では旧鉄人と戦う旧ブラックオックスも登場する。第2部では新・鉄人シリーズの1機「鉄人29号OX」として登録され、FXの心強い相棒としてインターポールに所属する。42話では、ジェノサイドバスターからタキオン粒子だけを抽出して正人をタイムスリップさせる「タイムスリップバスター」として転用される。FXなど同じ超電動チップをもつ機体をケーブルで繋げ、自機との2機分のエネルギーを込めて放つ「ダブルパワージェノサイドバスター」を発動することもできる。
鉄人30号ミラクル・ビー
鉄人の操縦を熱望していた双葉のために、陽子が開発した専用機。双葉の未熟な技術では通常サイズの機体の操縦は危険との判断から、
妖精のような超小型機として設計されている。このため直接的な戦闘能力は大きく劣り、偵察や潜入工作がおもな運用法となるが、このサイズでの超電動システムの搭載やブラックオックスの技術を踏襲したペンダント型操縦機の採用など、あらゆる先行機の技術を投じた新・鉄人シリーズの集大成的機体となっている。初登場回である第43話に登場する敵ロボットのデザインは、「鉄人30号のデザイン」という一般公募企画の入賞作をもとにしている。
エアロトレッカー
鉄人の支援を担当する超大型輸送機。航空機の「エアロキャリア」の後方に、FXやフェニックスを収容した巨大トレーラー「グラントレッカー」がはみ出すかたちで合体しており、空中からグラントレッカーを切り離すことですみやかな地上行動に移行することができる。グラントレッカーのコンテナにはさらに1機分の搭載スペースがあり、第2部ではブラックオックスがここに収容される。グラントレッカーのトラクター下部には、正人らが地上での移動に使用する小型車「金田マシン」が格納されている。
ザムダ
ネオ・ブラック団の母艦で、ステルス機能や防衛システムも備えている。
デビルロボ
正体を現した火刀がザムダと融合し、周囲の金属や機械を吸収した巨大戦闘形態。サイコエネルギーウェーブで機械を意のままに操れるほか、自己修復機能も備えている。少年探偵団や援護に駆け付けたほかの鉄人シリーズの団結の前に敗れ、最後はブラックオックスのジェノサイドバスターで破壊される。
新・鉄人シリーズ一覧

鉄人1号ドリル・ヘッド - グリッドランサーのテスト用に開発された機体。その名の通り頭部に大型のスマート
ドリルをもち、両腕と下半身は無限軌道となっている。操縦訓練や土木作業用として量産化される。

鉄人2号アーム・ローダー

鉄人3号ロード・ランナー

鉄人4号パワー・ビルダー

鉄人5号マルチ・ワーカー

鉄人6号アーリーバード

鉄人7号ヘラクレス

鉄人8号マスターピース - それまでの新鉄人から得られたデータをもとに建造された集大成的な機体。FXのプロトタイプともいえる機体で、デザイン的にも似通った部分がある。

鉄人9号シザース

鉄人10号X-レイ - 人型からエイ型メカ(鉄魚?)に変形する。FXと超電動合体することで水中戦をサポートする。

鉄人11号スケルトン - 「新鉄人計画」初期ナンバーの成果となる機体。第二次計画で開発された12号以降の機体の基本骨格として採用される。

鉄人12号オーロラ - ロシアに配備。

鉄人13号アステカ - メキシコに配備。第2部で司元一が操縦。

鉄人14号サバンナ - ギニアに配備。

鉄人15号ビレンドラ - インドに配備。腕が4本ある。操縦者はマヤ[3]

鉄人16号スフィンクス - エジプトに配備。操縦者はエイジャー。

鉄人17号フェニックス - 上記参照。

鉄人18号アイアン・イーグル - アメリカに配備。
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