超光戦士シャンゼリオン
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久々にバンダイ以外から発売されるヒーロー玩具として注目されたが[29]、商品購買層として想定していた低年齢層の反響が今ひとつであったため結果は芳しくなく、試作されていた新武器や大型ビークルなどが中止となった[2]。しかしセガでは、この時のノウハウが『新世紀エヴァンゲリオン』や『電脳戦機バーチャロン』などで活かされており、玩具「VDバーチャロン」のパッケージを篠原保が担当するなど人脈の繋がりも継続された[2]
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2019年2月)(使い方

シャンゼリオンの力を手に入れてしまった私立探偵・涼村暁は正義感も何もないC調ノリのどうしようもないグータラ男だった。やたら調子に乗る、借金をしまくって遊び歩く、暁の所業に翻弄され、本来シャンゼリオンになるはずだった速水克彦たちSAIDOCメンバーは受難続き。

一方、人間社会に潜り込んでいるダークザイドも、ストレスで胃を傷めたり箸袋集めが趣味だったりヒーローオタクだったりの変な連中ばかり。

ヒーローと悪の何とも奇妙な物語が始まった。
主な登場人物
涼村探偵事務所

暁曰く「何代も続く名門私立探偵」だが、暁の性分により閑古鳥が鳴き、あちこちに借金がある。都内某ビルに暁の住居兼事務所を構えている。
涼村 暁(すずむら あきら) / シャンゼリオン
本作品の主人公。どうしようもないほどいい加減かつやる気の見られない性格。探偵業の依頼人相手以外にはたとえ年上であっても敬語は使わない。その上大の女好き・遊び好きの浪費家なので、莫大な借金を抱えている。軟派をやりすぎて、速水に憤慨される。バナナパフェが好物で、辛い食べ物は苦手。口癖は「ふんわかいこうよ、ふんわか」である。不慮の事故で偶然にシャンゼリオンの力を手に入れたが、悩むこと無く「超ラッキー!」と大喜びして受け入れたため、自分の正体を隠す気は無く、むしろ自慢しようとしている。そのため、変身ヒーローのお約束である如何に変身に持ち込むか、結果的に見捨ててしまうことへの葛藤も無く、闇生物と戦う。ヒーローたるべき基本的な使命感を持っていないため、敵味方問わず平気な顔で騙すのは当たり前で、命惜しさに自分だけ助かろうとするなど、従来のヒーロー像からはあるまじき情けない行為を連発する。速水らS.A.I.D.O.Cのメンバーは勿論、倒すべき相手である闇生物にさえヒーローのあるべき姿を教授されたこともある。小学生からバカにされるほど勉強も苦手。その反面非常に寂しがり屋で、秘書が事務所を去った際は孤独を紛らわそうと女性を集めて遊び通したり、生活能力の低さもあってゴミ部屋の一部と化す堕落ぶりを見せている。こうした情けない性格が母性をくすぐり、明らかになっただけでも数十人のガールフレンドに恵まれている。一方で意外と社会をシビアに見ている節があり、それゆえ自分に甘く常に人生を楽しむことだけを求めているため、邪心があるというわけではない。彼が(色々な意味で)ヒーローっぽく見える話は両手の指で余るほどしかないが、彼なりの良心と正義感は持っており、弱者に危害を加える者や他人の心を傷つける者に対しては怒りの表情を見せることもある。不真面目でやらない時はやらないものの、やる時はやる行動力と瞬発力は、性格はさておきザンダーやガウザーからは一目を置かれている。愛車はガタがきはじめた緑のシトロエン・2CV。敵を倒した際には、「俺ってやっぱり、決まりすぎだぜ!」などのセリフとともに一回転して人差し指を向けるという決めポーズをとる。最終話の「もうひとつの世界」ではS.A.I.D.O.Cの一員として描かれる。こちらの暁は生真面目かつ冷静沈着であり、性格は全くの正反対だが、唯一の共通点はどんな苦境でも諦めないこと。暁がダークザイドの総攻撃の最中に燦然のポーズを決めたところで物語は幕を閉じた。

この「もうひとつの世界」はメインライターの井上敏樹曰く「現実の苦しい戦いをしている暁が見た夢」としており、「人生を楽しく生きたいけど、なかなかそうもいかないという現実」とも語っている[30]

暁の乗るシトロエン・2CVとして撮影に使用された車両は、満足に自走できず補修部品も手に入らない本当のオンボロ車であり、毎回トレーラーで輸送していた[31]

橘 朱美(たちばな あけみ)
アルバイトで暁の秘書をしている。18歳。暁よりはるかにしっかりしており、涼村探偵事務所の要のような存在。上京してすぐの時に、探偵業を始めたばかりの暁と出会った。だらしない暁には半ばあきれているが、暁との結婚にも満更ではない素振りを見せたり、岩手県で民宿を営む実家を継がせようとしたこともあり、それなりに認めているようでもある。アイドルの仕事に心惹かれたこともあったが、幼稚園の先生という生き甲斐を見つけ、暁のもとを去った。その後数回の再登場を果たしており、特に最終話でのシーンは第1話の冒頭シーンを再現したものである。「?かもしれない」というのが口癖。

企画書では女子大生であり、弟がいるという設定もあったが、作中では触れられなかった。

桐原 るい(きりはら るい)
物語中盤からのレギュラーで、暁のもとに依頼人として現れ、そのまま秘書の座に収まった少女。朱美とは対照的に常識や経済観念がまるで欠如しており、暁ですらあきれるほどのムダ使いは日常茶飯事で自分勝手な振る舞いが多い。「私、?なんだって」と、自分のことを他人事のように話す癖がある。実は綾乃小路財閥の跡取り娘で、本名は綾乃小路 麗華(あやのこうじ れいか)。かつては大学に通っていたことが作中にて言及されているが、世間知らずゆえに彼女の行いは(善行であっても)結果的に多くの人から反感を買うことが多く、特にはそれが原因で無気力となった者も出るなど、彼女と関わった者たちからの評判は極めて芳しくない。役者の降板に伴い、「暁の常識はずれな女性関係を知ったショックで寝込み」「亡くなった父の遺言に従い財閥の会長職を継いだ」と、劇中のテレビ番組で唐突に語られる形で物語からも退場した。
S.A.I.D.O.C

ダークザイドの侵略を察知した宗方が設立した独立機関。

職員にはCG[注釈 5]ペンと呼ばれる、ダークザイドと人間の識別や護身用のビームガンにも使える多機能なペン型通信機を携帯している。設立に当たっては宗方がその資金の多くを私費で出資しており、作中でも度々財政難に悩む描写が散見される[注釈 6]

このような懐事情に加え、宗方の古巣からの引き抜きにより元々在籍していた技術者たちも姿を消しており、メンバーは以下の3人しかいない。暁もシャンゼリオンの力を手に入れたとは言えメンバーではなく、形式上はあくまで巻き込まれた一般人の協力者である。

プロデューサーの白倉によれば、当初は『超力戦隊オーレンジャー』に登場するU.A.O.H.くらいのスケールがあり、頑張りながらも暁にしてやられて悔しがる、という図式を展開しつつ個人としての暁と組織人の速水という対比を打ち出す構想もあったという。これについては「リアリティがない」「予算が無い」という理由でボツになり[27]、特撮では珍しい正義の組織の経済的背景が描かれる財政難な組織となった。CGペンは元々アメリカのTIGERが販売していた商品であり、セガ側の要望によりストーリーにも組み込まれた[2]

速水 克彦(はやみ かつひこ) / ザ・ブレイダー
宗方にスカウトされ、厳しい訓練に耐えてきた「本来シャンゼリオンになるはずだった男」。「俺はモーレツに感動している!」「なんてこった…」などの口癖がある。甘いものは苦手で、酒は飲めない。暁とは対照的に堅物で熱血漢な好青年。正義感と使命感は非常に強く、人を守るために生身でも闇生物と果敢に戦う。その誠実さは頑なな女性の心にも届き、実はもてているが、明確なアタックを受けたことがないため本人はもてないと思い込んでいる。一方、真面目さと熱さゆえ簡単に他人(主に暁)に騙されてしまい激しく思い込んだり、命乞いをする敵にとどめをさせなかったりと、かえってヒーローに向かない人物像が次第と明らかになった。暁とラームが入れ替わったことにより、一度だけだが念願のシャンゼリオンに変身している。その後も情けなくて不真面目な暁がシャンゼリオンの力を手に入れたことに対し嫉妬しており、そこから来る心の闇に付け込まれヴィンスーの力によって闇生物化したこともある。終盤、宗方が闇次元から持ち帰った闇の種を誤解のもとうっかり食べてしまい、それ以降梅干を食べることで謎のヒーローザ・ブレイダーに変身できるようになるが、変身している間の記憶は残らないため、真相を知らないままザ・ブレイダーの正体を知りたがる羽目になってしまう。最終話の「もうひとつの世界」では自覚があり、自分の意思で力を制御している。
南 エリ(みなみ エリ)
S.A.I.D.O.Cのメンバーの紅一点。容姿端麗、頭脳明晰を自認しているが、プライドが高く自信過剰な性格のため、自分の短所に気付かないことも多い。仙台に刑事の父がいる。物語中盤で黒岩と種族を超えた恋に落ちたこともあったが、最終的には選民思想を強行しようとした黒岩を拒絶した。最終話の「もうひとつの世界」ではダークザイド最後の幹部エリーザという正体を明かし、S.A.I.D.O.Cから離反して速水を手にかけた。
宗方 猛(むなかた たけし)
41歳。元内閣第三調査室室長であり、古代マヤ文明の調査からダークザイドの侵略を察知し、独自にS.A.I.D.O.Cを設立した。科学者として、シャンゼリオンの新兵器を家屋敷などの私財を投げ打って開発したほか、単独で闇次元に調査に向かい闇の種を持ち帰るなど、作中で最も正義のために献身した人物。コーンパイプを愛用する愛煙家でもある。しかし内閣からは相手にされず懲戒免職となり「妄想」と嘲笑を受ける上に、貧乏・無名・冷遇の三重苦にいつも悩まされている。とりわけ財政難はかなりのものがあり、暁にS.A.I.D.O.Cの施設使用費を請求しようとしたり、食事を奢ると言って頼んだのは、「制限時間以内に完食すればタダ」の特大ラーメンだったほどである。また女性の水着姿に見入ったり、暁のガールフレンドたちに謎のインタビューを行うなど、容易には語りきれない一面も持つ。暁のことは高く評価しているようであり、最終回では彼をS.A.I.D.O.Cに勧誘していた。
その他
銀行員
暁の借金先の弥生銀行渋谷支店に勤める2人組。名前は明かされずにA、Bと呼ばれている。シャンゼリオンと闇生物との戦いには基本的に関わらないが、準レギュラーとしてたびたび登場する。暁が借金を返さないため、自分の立場を守るため自分の財産やサラ金から借金を肩代わりしている。それどころか借金を返せるようになるからと、暁の手伝いに駆り出されてしまうことも。最終話での借金総額は1,000万とんで2円。彼らと暁の接点が黒岩の策略に利用され、闇法廷を開かれたこともある。ラジオドラマ『雪山の一夜』では、暁を追う銀行員がA、BだけではなくZまで増えたことが語られている。
誘拐犯
元は玩具で一発当てようとしたが、流行を外してビッグなワルになることを目指している2人組。黒一色のギャング衣装の下に、赤いシャツを着ているのが兄貴分、青いシャツを着ているのが弟分。登場のたびに身代金目当ての誘拐事件を起こそうとするが、いかんせん間抜けで格好のみを真似したり、弱いので成功したためしがない。
シャンゼリオン

涼村暁がシャンバイザーを介して光の粒子を集め、強化ボディスーツ・クリスタルスーツを纏った姿。この現象は「燦然(さんぜん)」と呼称され、宗方の長年の研究を元にS.A.I.D.O.Cが開発した「クリスタルパワー」を浴びることによって可能となる。当初は速水克彦がなる予定だったが、クリスタルパワーを運ぶトラックがダークザイドの襲撃を受けた煽りで暁がクリスタルパワーを浴びてしまったことにより、彼がシャンゼリオンとして戦うこととなった。

人間の数十倍の運動能力に達するが、前述のように基本的に暁が頑張らないため、大抵が「超ラッキー!」で勝利する[3]

またクリスタルパワーはラームに付着するため、暁と速水のラームが入れ替わった際には速水が燦然したこともある。
装備
シャンバイザー
クリスタルパワーを制御し、シャンゼリオンに変身するための道具。暁の「燦然・シャンバイザー!」の掛け声と共に暁の頭に出現し、バイザーを下ろすことによりクリスタルパワーを発現させ、暁の姿をシャンゼリオンへと変える。初変身時のみ宗方の手で被せられている。
シャンディスク
胸部に収納されている、8センチCD型のディスク。各種武器を出現させる際に使用する。劇中ではレッド、グリーン、イエローの3種類が登場している。
シャイニングクロー
シャンゼリオンの右腕に装着される、鉤爪付きのガントレット型の武器。レッドディスクで打撃力を高めた「クローパンチ」を発動、イエローディスクで銃身から「クローバースト」と呼ばれる光線を発射可能。
シャイニングブレード
光の長剣。グリップの部分が出現し、鍔の部分が左右に開いてブレード部分が伸びる。ブレード部分が金色のものと透明のものが存在する。「一振り!」ほか、気合を入れた掛け声で相手を斬り裂いて大きなダメージを与える。
ガンレイザー
クリスタルエネルギーを打ち出す光線銃。銃身の内部の
シリンダーで光のエネルギーを圧縮、充填し、破壊光線を連射する。シャイニングクロー同様、シャンディスクを装填して使用する。
スクラムブレイザー
ガンレイザーにシャイニングブレードを合体させることにより、銃のエネルギーに剣のエネルギーを加えることでより強力な破壊エネルギーを加えた破壊光線を発射する光線銃。
シャイニングアタック
シャンディスク上部に右腕をかざし、技名を叫んで発動。胸のシャンディスクにクリスタルパワーを集め、シャンゼリオンの姿を模したエネルギー体を発射。そのエネルギー体が変形した弾丸で敵の胴体を貫く。メイン必殺技であるが、初使用時のみ反動で後ろに転んで尻餅をついていた。
超光騎士

シャンゼリオンをサポートする目的でS.A.I.D.O.Cが開発した3体のロボット。シャンゼリオンやS.A.I.D.O.Cメンバーの要請を受け、即座に駆けつける。いずれも高度な人工頭脳と人語による意思の疎通能力を有しており、戦闘のみならず暁の選挙活動のサポートまでこなしたこともある。

3体ともシャンゼリオン並かそれ以上のパワーを有するが、敏捷性にやや難がある。施設の電力不足のために当初は起動できず、S.A.I.D.O.C本部が闇生物の襲撃を受けた際の偶発的に発生した高圧電流を受けてようやく覚醒した。

クリスタルステーションが登場する第9話以降は、同基地からの発進シーンが描写されるようになった。

企画段階では超光騎士も透明にするという案もあったが、色味が乏しくなることから定番の三色になった
[2]。変形ギミックはスーパー戦隊シリーズとの差別化のためブロック構成にはせず、トランスフォーマーシリーズのような変形が意識されている[2]

諸元リクシンキ
全高2 m
重量512 kg

リクシンキ(陸震輝)
陸戦用のサポートロボットで、無人走行可能なオートバイに変形し、最高速度は時速600km。超光騎士形態では両手の計6門の砲門からリクシンバクカンやショックビームを放つ。

諸元クウレツキ
全高2.1 m
重量1024 kg

クウレツキ(空裂輝)
ロケット型のブースターに変形し、シャンゼリオンと合体してマッハ1.5での飛行が可能。超光騎士形態では両腕からクウレツビームを放つ。素直な性格で、暁が情けないのは仲間が甘やかしすぎだからと説教され、肯定して帰っていったこともある。

諸元ホウジンキ
全高2.3 m
重量768 kg

ホウジンキ(砲陣輝)
移動砲台に変形し、二門のスーパーキャノンと機体下部からの光線で長距離攻撃を行う。砲台形態では時速128kmでの飛行が可能。超光騎士形態では右腕をマジックハンドのパワーシザースに、左腕を1秒200回転のジェットドリルにそれぞれ換装することが可能。超光騎士最高の腕力と防御力を持ち、強力なパワーを生かした肉弾戦を得意とする。

諸元シャイニングバスター
全長6.3 m
全幅2 m
重量2276 kg

シャイニングバスター
3体の超光騎士が超光合体した最終攻撃形態。マシン状態でリクシンキの後部にクウレツキ、前部と下部にホウジンキが組み合わさる形で完成する。最高飛行速度マッハ8を誇り、逃走する敵を追撃する際に活躍する。超光騎士それぞれのビームを一条の光線と化す必殺武器のバスタートルネードは、ダークゲートを破壊するほどの威力を有する。
クリスタルステーション
第9話より登場。宗方が家屋敷を抵当に入れて完成にこぎつけた秘密基地で、S.A.I.D.O.Cの各種施設の他、超光騎士を格納、出動に備えメンテナンスが行われている。また、最上部にクリスタルパワー発生装置を備え、太陽光線などから作り出したクリスタルパワーが超光騎士に供給されている。
ザ・ブレイダー

第32話より登場した第2のヒーロー。速水克彦が「バージョンアップ」の掛け声とともに変身し、高笑いと共に登場する。「命の闇の種」を飲み込んだことにより図らずも変身能力を身につけたもので、その能力は梅干しを食べることによって、ごく短時間意識を失ってから発現する。基本カラーは緑で、マッチョな外見に相応しく格闘戦を得意とし、動きは俊敏。

速水の真面目な性格が反映・助長され、市民レベルの些細な善行にも活躍し大人気となるが、そのために闇生物との戦いを放棄してしまうことも。変身のメカニズムおよび速水本人が変身していた事実を忘れる理由はナレーション[32]で事細かに解説されるが、あまりに長すぎるため説明し終わるのはいつも戦闘終了直前であり、また一部省略されることもある。

最終話の「もうひとつの世界」では速水は意識を失わず、ポーズを取るだけで変身している。

速水克彦がザ・ブレイダーに変身することは企画当初から考えられており、「マッチョなタイツヒーロー」をコンセプトに、筋肉の部分は造形ではなく縫製によって表現する構想も当初はあったという[33]。また特徴の一つである、頭部からタテガミのように生えている毛は、第21話に登場したミミンガの毛の造形が良かったことから篠原がデザインに取り入れたものである[28][33]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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