走り屋
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なお、イギリスではスピード違反は比較的罰則が重く、最低でも100ポンド日本円で約16,700円)の罰金が科され、運転免許のポイントが3点減点される(条件を満たせば講習を受けることで罰金・減点をなくすことが可能)[32]

過去にはチューニングショップ経営者のスモーキー永田が、制限速度70マイル(112q/h)を大幅に上回る318km/hという速度で公道を走行、スピード違反を犯して運転免許を剥奪されたが、イギリスのカスタムカー雑誌「MAX POWER」に大きく掲載され、同国のストリートレーサーからカルト的な人気を得ていたこともある[33]
オーストラリア

オーストラリアではメルボルンシドニーに多い。オーストラリアでは日本の「走り屋」のような語としてHoon(複数形でHoons)と言う語が使われている[34]。Hoonは名詞としてだけではなく時として動詞として使われることもある。

1970年以降、メルボルンでは定期的に公道での競争イベントが行われることもあり、最近ではより多くの人がより安全に参加する目的で、警察にも届出を出した上でのれっきとしたイベントとして公道レースが行われることもある。

またそれ以外にも、ドラッグレースが複数車線のあるフリーウェイ(高速道路)で行われることや、一般道で街間競争が行われることもある。
香港

香港では日本や他のアジア諸国からもたらされた文化が大きい。香港では香港警察が道路に置石(数十 - 数百kgもするコンクリートブロックを道路に置く)、検挙するなどしてその対策に乗り出している。

頭文字Dのような日本産の漫画を香港の会社が映画化することもあり、香港は他のアジア地域から見ても所得が高い層が多いため、余興のように行われることが多い。
中近東

主にサウジアラビアに多く、Tafheet(発音は「タッフィート」に近い)、アラブドリフト(サウジドリフト、Saudi Drifting、KSA Drifting)などと呼称される。車種は、日本でポピュラーな後輪駆動(FR)のスポーツタイプよりも、日本ではほとんどベースにされないFFセダン、特にカムリ(主にXV20系以降)ソナタ(主にEF系以降)アコード(インスパイア)といったDセグメント車が多い。単独事故だけでなくギャラリーを巻き込んだ事故も多発しており、インターネットの動画投稿サイトで公開された動画の中には同乗者が車内から飛び出すというショッキングな瞬間を捉えたものもある。また、石油関連で裕福な家庭が多く、若者でも最新のフェラーリポルシェ・カレラGTなど、数千万円はするスーパーカーにてサウジドリフトを楽しんでいる動画も存在する。
走り屋が登場する作品
漫画

代表的と思われる作品を挙げている。明確な基準はないが、前述のメディアミックスや長期連載され、クルマ漫画バイク漫画のジャンルにおいて知名度が高い作品で、おおむね公道での非合法なレースバトルを主題にした作品である(合法的な競技としてのレースの占める割合が多い作品も含む)。

代表的な漫画としてはしげの秀一の『バリバリ伝説』『頭文字D』や楠みちはるの『湾岸ミッドナイト』などが挙げられる。

あいつとララバイ

頭文字D

SS

オーバーレブ!

カウンタック

キリン

ナニワトモアレ

バリバリ伝説

よろしくメカドック

シャコタン☆ブギ

湾岸ミッドナイト

映画

特に「走り屋」のスタイルに近い2000年以降の映像作品を挙げている(前節の漫画が原作のものを除く)。

ワイルド・スピードシリーズ

超速伝説ミッドナイトチェイサー

ドリフト - 神野太監督、2006年公開の映画。主人公が13型シルビアに乗る。その後シリーズ化された。

ハイブリッド・バトル

オリジナルビデオ

首都高速トライアルシリーズ - 1980年代後半から1990年代にかけて制作された、首都高速道路を舞台とし走り屋を題材とした映画・オリジナルビデオシリーズ。第2作以降はオリジナルビデオとして制作され「ドリフトキング」こと土屋圭市が出演している。

脚注[脚注の使い方]
注釈^ サーキットコース[3]やイベントで封鎖された公道[4]などの場所でならこの限りではない。
^ ドリフト族など、ローリング族以外の走り屋でも見られる。
^ ただし、ハチロク(AE86)などは1980年代に生産を終えており、1990年代の時点で入手の手段は中古に限られていた
^ イギリス英語ではぺトロール、ドイツ語ではベンジン(モトーレンベンジン)、フランス語ではエッセンス、イタリア語ではベンズィーナとも。

出典^ “コロナ禍の年末年始暴走どうなる? ヤンキー系激減も走り屋系が増加する理由とは - くるまのニュース”. 株式会社メディア・ヴァーグ (2020年12月31日). 2023年5月17日閲覧。
^ 深夜の「ドリフトスポット」車で危険走行繰り返した疑い、男3人逮捕 愛知・弥富市(CBCテレビ) - Yahoo!ニュース - ウェイバックマシン(2022年11月15日アーカイブ分)
^ “クルマとバイクが混走するニュルブルクリンクは走り屋のパラダイス!? ?木下隆之の、またがっちゃいましたVol.189? - バイクのニュース”. 株式会社メディア・ヴァーグ (2023年5月3日). 2023年5月17日閲覧。
^ “「走り屋はなぜ峠を攻めるのか?」公道封鎖「てっぺんヒルクライム」の参加者に理由を尋ねてきました(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース”. 株式会社?交通タイムス社 (2023年4月23日). 2023年5月17日閲覧。
^ a b c d e f g クルマ好きを熱狂させた”走り屋”の名称 「ルーレット族」「環状族」「ドリフト族」ってなに? Auto Messe Web、2020年2月3日
^ 暴走族とは? 静岡県警察、2023年1月11日更新、2023年5月5日閲覧
^ a b 「テレビが聞こえない すごく迷惑」改造車で制限速度の2倍超で“タイムアタック”か 男3人を逮捕 日本平はネット上で「走り屋の聖地」化に―静岡市 DoGAS(静岡新聞SBS動画プラットフォーム)、2022年10月28日
^ a b c 【今さら聞けない】「走り屋」ってどんな人? WEB CARTOP、2016年12月11日
^ a b c d e 遠藤竜馬「「走り屋」の社会学 : モータースポーツにおける「草の根」の考察」『年報人間科学』第19巻、大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室、1998年、53-70頁、doi:10.18910/11088、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}hdl:11094/11088、ISSN 02865149、CRID 1390853649735097216、2023年4月25日閲覧。


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