赤毛のアン
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日本では劇団四季が断続的に上演、他にもエステー主催で毎年8月に全国で上演しており、アン役はこれまでに山川恵里佳華原朋美島谷ひとみ神田沙也加高橋愛上白石萌音上白石萌歌[24]美山加恋[25]田中れいな[26]が務めている。また、「国連クラシックライブ協会」が主催の「生命のコンサート音楽劇」としても上演されている。近頃では、海外公演も行なわれている。なおミュージカルでない純粋舞台劇としては日本では唯一劇団エンゼルのみが上演可能(上演権許諾済)で、ここが主催する舞台『赤毛のアン-みどりやねの朝-』では嘗てアニメでアンを演じた山田栄子がマリラを演じている。
アニメ作品

日本では、
世界名作劇場枠で『赤毛のアン』(1979年)と『こんにちは アン ?Before Green Gables』(2009年)が放送された。

アメリカ合衆国では、PBS局向けに『Anne of Green Gables: The Animated Series』という番組が2000年に製作された[27]。1話完結方式(全26話)で、毎回、さまざまなトラブルを解決しながら教訓を学ぶという教育番組である。

漫画作品

第1作『赤毛のアン』から第3作『アンの愛情』までの3作が、
いがらしゆみこ高橋美幸により漫画化された。

2013年では「小学館学習まんが 世界名作館」シリーズの1作として、第1作『赤毛のアン』が高見まこにより漫画化された。

その他

日本においては、2009年にすべてのキャストを男性声優で行ったドラマCD『サウンドシアタードラマCD 赤毛のアン』が発売された(例えばアン役に
代永翼、ダイアナ役に岸尾だいすけ等)。

山本史郎『東大の教室で『赤毛のアン』を読む』 - 村岡訳にマシューの死後のマリラの独白を大幅カットしたのはなぜか?という問題を考察。

NHK連続テレビ小説花子とアン』 - 『赤毛のアン』の日本語翻訳の第一人者である村岡花子の生涯を描いたテレビドラマ。所々に『赤毛のアン』を題材としたエピソードが盛り込まれているが、続編にあたる『アンの青春』、『アンの愛情』を題材としたエピソードも採り入れている。序盤と終盤には本書翻訳・出版に至るエピソードが描かれた。

湊かなえ白ゆき姫殺人事件』 - アンとダイアナの交流がモチーフとして使われている。

北海道にあるカナディアンワールドにグリーンゲイブルズのモデルとなった家の原寸大コピーが存在する。モデルとなった家が火災に見舞われた際にはその正確さ故に復元の際に参考にされた。

赤毛のアン事件

2001年に、『赤毛のアン』の原題である「Anne of Green Gables」の商標登録を認められたサリヴァン・エンターティメント・インターナショナル・インコーポレーテッド(カナダ:sullivan entertainment international inc)に対し、同カナダのプリンスエドワードアイランド州が、一部商品についての登録無効の審判を2004年特許庁に請求し、翌年無効審決を得た。これに対し、上記サリヴァン(カナダ)はこの無効審決の取消しを求める裁判を起した。

日本の知的財産高等裁判所は「審決は、原告(サリヴァン(カナダ))が、本件原作者の遺産相続人,被告,後記アン・オブ・グリーン・ゲーブルス・ライセンシング・オーソリティ・インク(以下「AGGLA」という。)らの承諾を得ることなく本件商標登録を行ったことは、これらの者との信義誠実の原則に反し、穏当を欠くものであり、かつ本件商標を我が国の商標として登録することは、被告を含むカナダ国政府との間の国際信義に反するものであると判断し、本件商標登録は、商標法4条1項7号に違反し、無効であるとした」とし、これを退けた[28][29][30]
関連書

横川寿美子『「赤毛のアン」の挑戦』宝島社 1994年

テリー神川『「赤毛のアン」の生活事典』講談社 1997年

河野万里子『赤毛のアンの翻訳レッスン 再会のアン・シャーリー』バベル・プレス 1997年

松本侑子鈴木康之『赤毛のアンの翻訳物語』集英社 1998年

梶原由佳『「赤毛のアン」を書きたくなかったモンゴメリ』青山出版社 2000年

松本侑子『誰も知らない「赤毛のアン」 背景を探る』集英社 2000年

高柳佐知子『モンゴメリーの「夢の国」ノート 「赤毛のアン」の世界をもっと楽しみたいあなたへ』大和出版 2000年

奥田実紀『赤毛のアンA to Z モンゴメリが描いたアンの暮らしと自然』東洋書林 2001年

松本侑子『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』 集英社 2001年

並木浩一『「赤毛のアン」のすてきな英会話』青春出版社 2003年

小倉千加子『赤毛のアンの秘密』岩波書店 2004年

山本史郎『東大の教室で「赤毛のアン」を読む 英文学を遊ぶ9章』東京大学出版会 2008年(改訂増補 2014年)

村岡恵理『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』マガジンハウス 2008年・新潮文庫 2011年

菱田信彦『快読「赤毛のアン」』彩流社 2014年

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、赤毛のアンに関連するカテゴリがあります。英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。Anne of Green Gables

レッドヘアー

L・M・モンゴメリ

アン・ブックス

アンのクリスマス

可愛いエミリー

アボンリーへの道

プリンスエドワード島

カナディアンワールド - アンの家、リンド夫人の家などが忠実に再現されている。

赤毛のアン記念館・村岡花子文庫 - 赤毛のアンの日本語翻訳者・村岡花子の書斎を再現した文学館。

ポプリ - 村岡花子が赤毛のアン(アンの友達)の中で「雑香」と訳したことで日本に紹介した[31]

脚注[脚注の使い方]
注釈^ Raspberry cordial.
^ Currant wine.
^ 「ダイアナ」の由来がローマ神話の女神ディアーナであるため。「マシュー」はイエス・キリストの弟子「マタイ」の英語名。
^ 訳者である村岡花子と歌人・柳原白蓮との間柄を表す際にも用いられている。
^ 村岡美枝は、花子の(養女)・みどりの実娘であるため、実際は大姪に当たる。
^ しかし、同じくCBCとNetflixが共同制作している『ワーキングママ』は2023年に放送されるシーズン7まで続く予定である。


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