『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より登場する、反NERV組織。メンバーはイメージカラーである青い色のバンダナを身につけている(主に左上腕部に巻いている)。一般人も参加している急造組織のため、機械類の操作に慣れていない描写がある。
鈴原サクラ(すずはら サクラ)
声 - 沢城みゆき / 長沢美樹(ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』)鈴原トウジの妹。旧世紀版では小学校2年生で[17]、トウジやケンスケのセリフで触れられるのみで外見や名前は不明。第3使徒戦に巻き込まれて負傷し入院、トウジが度々見舞いに訪れていたが、なかなか退院できずにいた。その後トウジのEVA3号機搭乗と引き換えに、NERV本部の医学部に転院した。トウジがシンジを殴ったことに説教するなど、気の強さを窺わせる描写がある。漫画版では負傷箇所は頭となっており、傷は顔に達していた模様。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』でも顔の傷に触れている会話が存在しており、また同ゲームではトウジと会話を繰り広げる声で出演を果たした。設定上では鈴原ナツミという名前を与えられているが、ゲーム本編ではトウジに名前を呼びかけられておらず、また本文にもナツミの文字はない。新劇場版でも同様に初号機の初戦に巻き込まれ負傷して入院するが、その後完治し退院。この時初めて画面に登場した。この負傷箇所は不明だが顔に傷があるようには見受けられない。14年後ではWILLEに所属しヴンダークルーとして登場、シンジの管理担当医官で階級は少尉。天真爛漫かつ礼儀正しい性格で、普段は標準語だが興奮したり気が緩むと関西弁で話す。腕に青いバンダナを巻いている他のメンバーと違い、唯一ゆるく首に巻いている。ミドリからは呼び捨てられ、またルームメイトであることも窺われた。第3村に残るトウジら家族からの写真と手紙をアスカから直接受け取り、涙している。シンジに対しては、かつて自分が使徒の襲撃から救われたこと、シンジによってニアサードが引き起こされ多くの人が死んだが、そもそもシンジがいなければ自分たちも死んでいたであろうことから愛憎入り混じった感情を抱いているが、根本ではシンジのことを深く案じている。エヴァに乗ることでシンジが傷つくことを危惧し、彼が再度初号機に乗ろうとすると、銃を突き付けてまで止めようとした。2021年4月に『Q』のキャラクターの中で設定画がいち早くTwitter上で公開された[18]。
高雄コウジ(たかお コウジ)
声 - 大塚明夫ヴンダーの艦橋要員で機関長。ガタイのいいスキンヘッドの男性。加持の知り合いで彼を信用しており、「加持が信じた艦長(ミサト)をどこまでも信じる」と話す。NERVからの反乱時に複数の仲間を失った過去があり、ヤマト作戦を前に「死んだ仲間の分」としてバンダナを複数本身に着けている。
長良スミレ(ながら スミレ)
声 - 大原さやかヴンダーの艦橋要員で操舵担当。褐色肌の女性。生真面目な性格で、総員退艦を命じられた際には一度はミサトを置いていくにしのびず戻ろうとしてコウジに制止された。
多摩ヒデキ(たま ヒデキ)
声 - 勝杏里ヴンダーの艦橋要員で動力と船体担当。痩せ型の男性。
北上ミドリ(きたかみ ミドリ)
声 - 伊瀬茉莉也ヴンダーの艦橋要員で索敵と艤装作業担当。ピンク色の髪にたらこ唇の女性。ニアサードインパクトで両親を失ったことからシンジを憎んでおり、ヤマト作戦失敗後に初号機に乗ろうとするシンジに対して銃を向けたが、ミサトやシンジの決意を前に「明日生きることだけを考えよう」とサクラに諭して他のクルーとともに避難した。