豪血寺一族
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『豪血寺外伝 最強伝説』(ごうけつじがいでん さいきょうでんせつ)はアトラスから1995年5月に発売されたアーケードゲーム。欧米では『Gogetsuji Legends』として発売[※ 1]

前作におけるお種の失踪は、頭主への返り咲きを狙ったお梅の陰謀であった。しかし、そうまでして開いた大会だったがお梅は優勝を逃がしてしまい、新たな頭主は弧空院干滋に決まった。その干滋が頭首命令を一族は無視出来ないとの一族の掟を利用し、頭首『豪血寺干滋』名義でタッグマッチ形式の大会を開催する。シリーズ中で初めて、豪血寺初代頭主の血を引かない人物が登場する。

タッグマッチだが同キャラクターを選べるため、前作までと変わらないスタイルで戦うこともできる。リーダーとパートナーを選択するが、本作では一般的なタッグ形式の格闘ゲームとは戦う順番が逆となっており、パートナーが先鋒として1ラウンド目で登場し、倒されると次のラウンドでリーダーが登場する。順番を入れ替えたり、ラウンドの途中で交代することはできない。

新システムに、ボタン同時押しによる「迎撃防御(必殺技でキャンセルできるガード)」と「ごっつい攻撃(強攻撃を越える威力の通常技)」を追加。

前作で最終ボスであったお種のほか、一部の変身キャラクターの変身前・変身後が別キャラクター扱いになるなどで使用キャラクターは増加している。隠しコマンドを入力すれば、最終ボスのチャックも使用可能となる。

なお、本作のBGMで使用されている音源データは全て『2』と同一であり、それぞれのデータを組み替えてリミックス的に仕上げられている。新しいデータを追加することはできなかったため、開発には非常に苦労したとのこと。
登場キャラクター


豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)

豪血寺お種(ごうけつじ おたね)

大山礼児(おおやま れいじ)

キース・ウェイン

アニー・ハミルトン

アンジェラ・ベルテ

破鳥才蔵(はっとり さいぞう)

陳念(ちんねん)

ホワイト・バッファロー

花小路クララ(はなのこうじ クララ)今作ではスーパークララと分離したため変身できない。

サハド・アスラーン・リュート今作のみアラビアンパロットに変身可能。

弧空院干滋(こくういん かんじ)

弧空院金田朗(こくういん きんたろう)今作では冥犬ポチと分離したため、代わりに小悪魔の姿に変身する。

豪血寺お志摩(ごうけつじ おしま)

スーパークララ前作ではクララの変身後だったが、クララと金田朗が喧嘩中に雷に打たれたことで分離し別キャラクターとなった。

冥犬ポチ(めいけんぽち)前作では金田朗の変身後だったが、クララと金田朗が喧嘩中に雷に打たれたことで分離し別キャラクターとなった。

黒子(くろこ)パートナー専用キャラクター。最終ボスのパートナーとしても登場する。

チャック最終ボス。隠しキャラクターとして使用可能。

グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3

グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3ジャンル対戦格闘アクション
対応機種アーケード
セガサターン
開発元アトラス
発売元アトラス
人数1 - 2人
メディアAC:業務用基板
SS:CD-ROM
発売日AC:1997年5月
SS:1997年
5月16日
その他SS:4M拡張RAM同梱版も発売
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『グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3』(GROOVE ON FIGHT ごうけつじいちぞく スリー)はアトラスから1997年5月に発売されたアーケードゲーム。日本国外では未発売。

舞台は『2』から21年後の未来である西暦2015年という設定で、前作まで争っていたお種・お梅が歳月を経て結託し、タッグマッチ制の頭主大会を開催するというストーリー。新世代を意識した作品となっており、キャラクターデザインが一新され、お種とお梅以外のキャラクターは全て入れ替えとなった。登場キャラクターが豪血寺の血縁関係という設定は健在だが、関係が明示されているのは前作までのキャラクターの子孫であるクリス・ウェインと花小路ポプラだけである他、最終ボスのブリストルは豪血寺一族の敵対者であり血縁関係はない。シリーズ本編の時系列設定では最も未来に位置する作品。

前作に引き続きのタッグマッチ形式を採用しているが、本作では一般的なタッグ形式の格闘ゲームに準じてリーダーが先鋒になった。さらに、新たに「戦闘中に任意で交代できる」「待機中は体力が回復する」「倒れた敵や味方を飛び道具として投げつけられる」といったシステムを採用している。

新キャラクターの造形や世界観は全体的に退廃的な印象を持っている。曲に関してはジャンルの多様さはそのままだが、歌や振り付けは採用されなかった。

なお、最終ボスのブリストルはデビルサマナーという設定で、必殺技として『真・女神転生』シリーズに登場する悪魔(キャラクターデザインは金子一馬)を多数召喚する。さらに、女神転生シリーズの『女神異聞録ペルソナ』にも、登場キャラクターがこのゲームをプレイしている描写がある。

家庭用はアトラスからセガサターン版が同月に発売されている。
登場キャラクター


ラリー・ライト

クリス・ウェイン

花小路ポプラ(はなのこうじ ポプラ)

乙霧レミ(おとぎり れみ)

ソーリス=R8000

M.A.D(マックス=アックス=ダックス)

天神橋筋六(てんじんばし すじろく)

雪上火澄(ゆきのうえ ひずみ)

豪血寺お梅&お種(ごうけつじ おうめ アンド おたね)中ボス1(リーダー)。今作では背中あわせに腰の部分を縛り、2人で一体のキャラクターとして登場する。

ファルコ中ボス1(パートナー)。

ルドルフ・ゲルトハイマー中ボス2。

デミアン・シェイド業務用ではゲルトハイマーのパートナーだが非戦闘のサブキャラクター扱い。セガサターン版で使用可能な隠しキャラクターとして追加された。

ブリストル・ウェラー最終ボス。一度倒されるとデビル形態の「ブリストルD」に変身する。セガサターン版では両形態をそれぞれ別々の隠しキャラクターとして使用可能。

新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-

新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-ジャンル対戦格闘アクション
対応機種
アーケード
ネオジオ
開発元ノイズファクトリー
発売元プレイモア
販売元サンアミューズメント
人数1 - 2人
メディアAC:MVS用ロムカセット
NG:ネオジオ用ロムカセット
発売日AC:2003年3月21日
NG:2003年5月29日
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『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』(しん ごうけつじいちぞく とうこん マチュリメレー)は2003年3月21日にプレイモア(現:SNK)から発売されたアーケードゲーム。今作はノイズファクトリーが開発しており、発売元もアトラスからではなくなった。欧米では『Power Instinct Matrimelee』として発売。

ストーリーは『豪血寺一族2』の約1年後。最強伝説で敗れた干滋は頭首陥落[※ 2]しており、その後の道程は不明だがお梅が頭首に返り咲いている。豪血寺一族は、某国のイベントに招待される。これの目的は、某国の王位継承者の結婚相手を探すことであった。

数人のキャラクターが新規に追加され、前作までの登場キャラクターは新たにイラストを描き起こされているが、「変身技」が廃止されている。(開発が本作と同じノイズファクトリーの作品だが発売元が異なる)『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』のキャラクターが登場する。

楽曲については『2』『外伝』の歌による総合演出路線が復活。各キャラクターごとに専用ステージは用意されていないが、代わりにほぼ全ステージが歌入りのものとなった。ただし、一部の海外地域での稼動を想定して海外版ではボーカルの無い簡略化したBGMとなっている。これはMVSカートリッジの容量を節約するため、一曲を除いてサンプリング音源で流しているため、過去作と異なりボーカルパートとBGMパートを別々に再生することができなかったためである。


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