しかし、日本国政府や両県の財政事情、海峡付近の地質構造が障害となり、この構想は棚上げ状態となったままである。広瀬勝貞大分県知事は、就任直後の2003年4月に豊予海峡ルートの事業見直しを明言し、事実上の凍結を表明した。これを受けて、愛媛県側でも推進事業が縮小された。
なお、他の日本国内海峡と比較すると、青函トンネル規模のトンネル建設が必要であるが、都市間距離は青森?函館よりもさらに離れている。
出典[脚注の使い方]^ 吉川恵也、白井慶治、蝦名克彦「豊予海峡における海底トンネル地質調査」『応用地質』第21巻第1号、日本応用地質学会、1980年、19-28頁、doi:10.5110/jjseg.21.19。
関連項目
豊後伊予連絡道路
速吸 (給油艦)‐旧日本海軍の給油艦。艦名は豊予海峡の別名である速吸瀬戸に因む。
外部リンク
中国新聞 特集「海景」豊予海峡
豊予海峡トンネルの夢