議会(ぎかい、英: Parliament)とは、貴族や選挙により選出された議員などで構成され、予算や法律の議決などを行う機関のことである[1]。中央議会においては、有権者の代表、法律の制定(立法)、政府の監視(行政監督権)の三つの機能を持つ。 「議会」の語源は11世紀のフランス語: parlementであり、parlerは「会話」を意味する[2]。その意味は時代によって変化し、当初は君主によって召喚された諮問機関(身分制議会)であったが、イギリスでは14世紀中旬には「イングランドとアイルランドの代表者会議」を意味するようになった[3]。議会による民主主義は議会制民主主義(代表制民主主義)と呼ばれ、間接民主主義の一種である。また、議会を重視する思想や制度は議会主義とも呼ばれる。エドゥスクンタのセッションホール議会呼称の地図 以下の英語も「議会」と訳される場合がある。 各国の議会の呼称には、それぞれの歴史や経緯が含まれている[4]。以下は主な呼称の英語表記、主な採用国、語源だが、同一の議会でも複数の呼称が使用される場合もある。 国家以外にも、多くの国際組織・連邦国家・州・地方自治体などにも、様々な呼称で議会が存在している。 近代議会は古代ギリシア・古代ローマの市民総会、または評議会・元老院と似た部分を持っている。しかし、どちらも近代議会とは歴史的に異なる性格を持っており政治体制への組み込み方も異なるので、区別することが多い。 古代ギリシア・古代ローマに存在した「民会」や「元老院」は現在の議会政治に通じるものがあり「議会」の起源といえるものであった。
概要
Legislature: 立法府、議会
Assembly: 集会、会議、議会
Parliament: 英国やイギリス連邦諸国の議会 - 語源はフランス語: parlement(会話する、会話場所)。身分制議会の時代を含め、イギリス議会の「討議」より。
Congress: アメリカ合衆国議会やラテンアメリカ諸国の議会 - 語源はラテン語: congressus(参加する・参集する)。1774年 植民地代表者による大陸会議(英語: Continental Congress)より。
Diet: ドイツ連邦議会、スウェーデンの議会、日本の国会など - 語源はラテン語: dies(英語: day、ドイツ語: tag、日)。皇帝等により決められた日時に開催されたため。神聖ローマ帝国の議会より。日本の明治憲法はプロイセンの立憲主義を参考とした。
National Assembly: フランスや旧フランス植民地諸国の国民議会、大韓民国国会など
歴史
起源
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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