警部補
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

よって現在では(警視庁の場合)「警視庁複数警部補制運用要綱」(平成15年2月3日通達甲(副監.総.企.管)第1号)[2]の規定により、選任された警部補は他の警部補に対して指揮命令を下すことが出来る立場の役職としている。この警部補は責務の上昇に伴い、警部の給与等級である5号級が支給されるため、「5級職警部補」と呼称されるが、運用上では「統括警部補」等の通称で呼ばれている。5級職警部補の選任は、警部への昇任試験の際に2段階の合格ラインを設け、警部まで届かずとも第1段目の合格ラインに達した成績の者に対して発令している。制服勤務の場合は、制服の右ポケット上端から5ミリメートル上部に金色の統括警部補章を着装しているため識別は容易。なお、北海道警察でも一部の警察署に統括警部補が置かれている。

また実務では警部階級にある者と同様の働きが期待されるが、警部に与えられる逮捕状請求権をはじめとした法律上の諸権限は有していない。

これは警部以上の警察官においては階級ごとの定員が厳密であるが故、広大地域を管轄する北海道警察・首都であり人口過密地域を管轄する警視庁という各地域事情に階級制度が追い付いておらず、現場における弾力的運用という事情によるものである。
役職

警察庁

係長心得


警視庁本庁

主任

執行隊小隊長


道府県警察本部

係長

執行隊小隊長


警察署

課長補佐、係長、係長代理、交番所長、駐在所長


脚注^ 「警察官及び皇宮護衛官の階級等の英訳について(通達)」(平成25年3月1日警察庁丙人発第70号) (PDF)
^ 「警視庁複数警部補制運用要綱」(平成15年2月3日通達甲(副監.総.企.管)第1号) (PDF)

外部リンク

警察庁










日本の警察官階級・序列

階級外第1位第2位第3位第4位第5位第6位第7位第8位――第9位
警察庁長官警視総監警視監警視長警視正警視警部警部補巡査部長巡査長巡査

関連項目: 交通巡視員 - 交番相談員 - 少年補導員 - 本部長 Category:日本の警察 (階級)?


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:9069 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef