この他、沖縄サミット開催時には未曽有の警備体制が敷かれた。 警備本部は設置される場所、対象、重要性により等級がある。警備本部設置発令が行えるのは課長補佐以上である。
警備本部の等級
最高警備本部
最高警備体制は一番重要で最も集中的に行う警備活動。国家に甚大なる影響を及ぼすおそれのある事象を警戒し防止するため(例として、日本で開かれる主要国首脳会議への妨害対策、年末年始特別警戒態勢の指揮)に設置する。場所は警察庁本庁内(警察電話や警察無線などの回線を引いてある専用の会議室が準備されている)。本部長は警察庁長官、もしくは次長が務める。
総合警備本部
本部長は警視総監、または道府県警察本部長。該当警察本部内に置かれる。警視庁であれば本庁舎13階の「最高指揮所」。
特設警備本部
その名の通り特設。その時にどうしても警備する必要のある場所に臨時に設置させる。ほとんどの場合、キャンプを特設してそのなかで指揮官が警備命令を下す。警察署の建物など警察施設に陣を敷いて行う場合もあるが、国宝・文化財警備・雑踏・群集などの警備は指揮を現場で行うのが鉄則なので現地に陣を敷く。設置場所は通常非公開。本部長は警察庁警備局の警備課長(警視長)か警備課理事官(警視正)が務める。警察庁の課長級幹部が現場に出向くことはまれだが特設警備本部設置の場合は現場に出向く。
特別警備本部
特別な場合、短期的に設置する。本部長は警視長。
方面警備本部
場所を一地域に限定して設置する。ここから下は警備局が設置することはない。本部長は警視正。
管内警備本部
警察署だけで行う。警備範囲は一署の管内のみ。本部長はおおむね署長か署の課長。
脚注^ a b 警察庁の内部組織の細目に関する訓令 平成28年3月31日(警察庁訓令第9号)
^ 戦前の陸軍省兵務局兵務課防諜班(通称:兵務局分室)のコードネームも「ヤマ機関」であり、日本国内で各国の大使館や公使館の通信の盗聴を行ったり、陸軍の反東條派や政府内の親英米派の監視を担っていた。
^ 別冊宝島 『謀略の昭和裏面史』 p141?143
^ 警察法施行規則(昭和二十九年総理府令第四十四号) 施行日: 令和四年四月一日
^ 警察庁警備局長に大石氏 (日本経済新聞)
参考文献
⇒大野達三『警備公安警察の素顔』(新日本出版社)
警備研究会著『日本共産党101問』(立花書房)
青木理 「日本の公安警察」(講談社)
別冊宝島編集部 「公安アンダーワールド」
別冊宝島編集部 「謀略の昭和裏面史」
黒井文太郎 「日本の情報機関」(講談社)
現代ビジネス 「驚愕の深層レポート 新たなる公安組織< I・S >の全貌」
関連項目
警察庁
ハイジャック
テロリズム
亀井静香 - 元・統括責任者(極左担当)。
内閣情報調査室(内調)※ - 内閣情報集約センター 。内閣衛星情報センター 。カウンターインテリジェンス・センター
国家安全保障局※ - 情報班
国際テロ情報集約室※
関連項目:水曜会
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統合幕僚監部運用部 - 運用第1課 - カウンターインテリジェンス室
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沿岸監視隊 (陸上自衛隊)
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関連項目:陸上自衛隊情報科 。陸上自衛隊通信科 。第81航空隊(海自) 。電子作戦群(空自) 。アメリカ陸軍情報保全コマンド - アジア研究分遣隊(ASD)。アメリカ空軍第6920電子保安群(6920ESG) 。プロジェクト・クレフ(CLEF) 。ハーディー・バラックス(赤坂プレスセンター) - アメリカ陸軍研究事務所極東事務所(AROME)、アメリカ海軍研究事務所アジア室(ONRASIA)、アメリカ陸軍情報保全コマンド保全連絡分遣隊(TSLD) 。エシュロン - 三沢安全保障作戦センター(MSOC) - Xバンド防衛通信衛星
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