神田山陽(2)† 神田松鯉(3)○ 神田山陽(3)○ 講談協会会長を務めた六代目芦州は弟子を取ることを好まず、あまり弟子を取らなかった。過去には清州、桜州が弟子として在籍していたが、清州は高峰東天として漫才に転向し、桜州は四代目宝井琴柳として四代目宝井琴鶴(のちの六代目宝井馬琴)門下へ移籍した。琴柳の移籍は芦州が当時の講談組合を退会したことによる都合であり、その後も芦州との関係は良好であった。二代目山陽の門下であった神田香織が日本講談協会より講談協会に移籍した際に、香織を預かり弟子とした。 名跡については、香織には小金井の亭号は名乗らせないとしており、琴柳を七代目芦州に指名していた(その際、六代目は二代目北梅を襲名するつもりだったという)。琴柳は2022年現在、芦州の名跡を襲名しておらず、小金井の亭号を名乗る講談師は2003年の芦州の死を最後に消滅している[12]。 旭堂は元は江戸の系譜にあたるが、現在は上方講談唯一の一門となっている。ただし、前述の通り3協会に分かれている。上方講談協会が南左衛門一門、大阪講談協会が四代目南陵一門となっており、それ以外がなみはや講談協会となっており、全員が三代目旭堂南陵の系譜にあたる。3団体に分かれている上に、何名かがこれらから独立しフリーランスで活動している。また、四代目南陵門下で入門から間もなく師匠が没した南也(四代目の実子)と南喜は、没後に南鷹の門下に直り、上方講談協会に属さず「チーム南鷹」として活動している。以下、所属団体を考慮せず系図を示す。名前の後の記号は以下の通り。K:上方講談協会所属、O:大阪講談協会所属、N:なみはや講談協会所属、無印:フリーランス。
神田鯉風
神田山吹
神田阿久鯉○
神田鯉栄○
神田伯山(6)○ 神田梅之丞○
神田青之丞○
神田若之丞◯
神田松麻呂◯
神田鯉花○
神田松樹○
神田愛山(2)
神田翠月☆†
神田山裕†
神田陽子○ 神田京子○
神田桜子○
神田陽乃丸
神田紫○
神田紅○ 神田陽司†
神田紅葉†
神田蘭○
松林伯知(3)○
神田紅佳○
神田紅純○
神田紅希○
神田すみれ☆ 神田春陽☆ 神田ようかん☆
神田あおい☆
神田山緑☆ 神田山兎☆
神田山慶☆
神田董花☆
神田こなぎ☆
神田蓮陽☆
(神田香織☆)[注釈 8]
神田茜※
神田昌味
(日向ひまわり◎)[注釈 9]
小金井派
神田おりびあ
上方・旭堂派
旭堂みなみO
旭堂南照O
旭堂南春
旭堂南桜O
旭堂南鈴O
旭堂南遊O
旭堂南明O
旭堂南風O
旭堂南璃O
旭堂左南陵N[注釈 10] 旭堂左燕
旭堂南左衛門K 旭堂南龍
旭堂南舟K
旭堂南斗K
旭堂南鷹K 旭堂南也[注釈 11]
旭堂南喜[注釈 11]
旭堂南歌K
旭堂南亰K
旭堂南文字K
旭堂南扇K
旭堂南門K
旭堂南山K
旭堂南之助K
旭堂南生K
旭堂南月K
旭堂南楽K
旭堂南雲K
旭堂南歩K
旭堂南丸K
旭堂南鱗N 旭堂鱗林N