諏訪市
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県内主要都市との位置関係は、一般的な交通手段を用いた場合、県庁所在地の長野市から南方へ約100kmである。交通手段としては、中央自動車道JR東日本中央本線が市内をほぼ南北に通る。東京からのアクセスは2時間強、また、中央自動車道経由で名古屋からも2時間程度でアクセスでき、これらの都市圏からの交通の便が比較的よい。

山梨県に比較的近い上に障害となる山がないことから、天候が良好な時は場所によっては平地でも富士山を望むことができる。
地形諏訪湖サービスエリアから望む諏訪市中心部諏訪盆地

諏訪盆地には、を挟んで諏訪側が反対側に比べて急勾配である、という地形が見られるが、諏訪市も例外ではなく、同様の地形が、例えば諏訪市と上伊那郡辰野町を結ぶ県道50号有賀峠)などに見られる。これは、諏訪地方に中央構造線糸魚川静岡構造線が通ることに起因する断層地形である。なお、この2つの構造線は諏訪市付近で交差(接触)しているとされている。東側の山地のふもとは、いくつかの小さな扇状地を成しており、ここには住宅や田畑などが広がっている。

市内平地を見てみると、諏訪湖へ向かう幾本かの河川の間に田畑住宅地が広がっている。赤沼(あかぬま)、中洲(なかす)といった地名が表すように、古くはだったり、もしくは諏訪湖が最大面積であったときに水中だった場所も多く、地盤は全体的にゆるい。そのためか、地震が観測されるときも、長野県の近隣地域に比べ震度が大きくなることが多い。このような点から、東海地震想定震度は最大で6弱となっており、非常に大きな揺れが懸念され、地震防災対策強化地域となっている。景勝地・観光地は#観光を参照。
山岳
主な山


茶臼山

守屋山

車山

大見山

河川
主な川


宮川

上川

中門川

角間川

島崎川

衣之渡川

舟渡川(いずれも一級河川

湖沼
主な湖


諏訪湖(一級河川)

蓼の海

人口

DID人口比は30.1%(2015年国勢調査)。


諏訪市と全国の年齢別人口分布(2005年)諏訪市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 諏訪市
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性

現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

諏訪市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

近年は少子高齢化に伴う人口減少が進行している。
隣接自治体
長野県


岡谷市

茅野市

伊那市

上伊那郡辰野町箕輪町

諏訪郡下諏訪町

小県郡長和町

気候

周囲を北東にかけては八ヶ岳に連なる山々、南西にかけては南アルプスに連なる山脈に囲まれ、それらの山々と諏訪湖の影響を受け、大陸性気候の特色を示す県内にありながら、例えば、春夏秋季の降水量は県内比で多め、冬季の降水量は圧倒的に少ないというように、大陸性気候の中でも特徴的な気象環境下にある。

ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候に属するが冬の寒さは厳しく亜寒帯並みの冷え込みとなることもある。しかし、雪は南岸低気圧通過時以外ほとんど降らず、冬型の気圧配置下では晴天が続きやすい。そのため降雪量は標高700m以上の高地ということを考えれば非常に少なくなっており、最深積雪20cmを超えることも近年珍しくなっている。近年は2019年の降雪量はわずか3cm、2021年も7cmとほとんど雪が積もらなかった。東京名古屋などの都市部より標高が高いためか避暑地と呼ばれる傾向にあるが、平地では夏場の日中の最高気温は30℃くらいに達し、それほど涼しくはない。ただし、湿度が低いために夜から朝にかけては気温は下がって過ごしやすい気温になり、熱帯夜になることはめったにない。冬場の朝夕の冷え込みは厳しく-10℃近くまで下がることがあり、特に諏訪湖が全面結氷すると冷却効果により-15℃近くまで冷え込むこともあるが、日中は晴れて気温が上がる。

市北東、標高約1500mから約1900mに位置する霧ヶ峰高原は、夏場ひんやりとしていて、市内では避暑に最適な場所といえる。
極値

諏訪アメダス観測

要素観測値観測年月日
最高気温35.5℃1995年8月20日1994年8月15日[1]
最低気温-23.1℃1947年2月18日[1]
日降水量161.5mm1983年9月28日[1]
最深積雪69 cm2001年1月27日[1]


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