読売新聞
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警視庁は、一応、矢野公久の身元を発表したのだが、警視庁詰め記者クラブ談合でほとんど報道されなかったため、「なぜ新聞に一行も出ないのか/読売新聞拡販団長が/ピストル二〇〇丁密輸事件で逮捕」(『週刊文春』1981年9月10日号)などと厳しい批判をあびた[94]

1990年12月4日、東京都調布市の読売新聞販売店で新聞奨学生の過労死事件が発生した。裁判の結果、1999年7月27日読売新聞社と遺族との間に和解が成立した。詳細は「読売新聞奨学生過労死事件」を参照

2004年11月5日、渡邉恒雄の名義とされる日本テレビ放送網株が讀賣新聞社の実質所有する株式であることを公表し有価証券報告書を訂正。これを受けて地方のテレビ局24社とラジオ局18社の株式を役員などの第三者の名義で実質保有していることも公表した。その結果、テレビ9社とラジオ3社に対する出資比率がマスメディアの集中排除の原則における制限を越えていた事実が明らかになった。その後、第三者名義にして制限を逃れる行為が他の全国紙や地方紙でも行われていたことが発覚した[要出典]。

2005年5月4日から5日早朝にかけてのJR福知山線脱線事故記者会見の席上、JR西日本の事故直後の対応やレクリエーションを中止しなかったことについて、出席した記者が説明を求めて「あんたらはもういい、社長を呼んで」等と罵声を浴びせたり、感情的発言を繰り返していたことが判明。取材モラルに欠けていないかと読者や他のマスコミなどから批判され、特に産経新聞は『主張』(社説)で批判文を掲載した。後に、大阪本社社会部長名で社会面に謝罪文が掲載された一方、当の記者が報じられたことのうちの一部を否定している[要出典]。

2006年週刊新潮2月16日号の報道において、社主・正力松太郎中央情報局(CIA)に買収されその意向に従って行動していたことが明らかにされた。これは有馬哲夫早稲田大学教授が、アメリカ国立公文書記録管理局によって公開された外交機密文書を調査した結果判明したもので、大きな反響を呼んだ。「Yomiuri newspaper, Japan.」は「POBULK」というコードネームで表されている[95][96][97][98]

2007年9月12日付のJ-CASTニュースにて、朝日新聞社(asahi-np.co.jp)からウィキペディア日本語版の記事項目が大量に修正されていた事実が報道されたが、読売新聞社からは朝日より多い850件余りの修正が行われていたことも同時に発覚した(自社項目に対する編集の例)。読売はWikiScanner日本語版において、プログラム開発者の「お勧め」として挙げられている[99]

2012年1月18日奈良県版で、殺人罪などが問われている警察官発砲事件の裁判員裁判奈良地方裁判所)をめぐり、裁判員に選任された女性のコメントを掲載した[100]裁判員法102条により、選任された裁判員への接触が禁じられているため、読売新聞の記事は裁判員法に抵触する可能性がある[101]。奈良地方裁判所の上田昭典所長は同月20日、読売新聞奈良支局長宛ての抗議文書を送付し、遺憾の意を表明した[102][103][104][105]

2024年1月6日のオンライン版で「石川・穴水の避難所、40?50代の集団が自販機破壊し金銭盗む…目撃者『避難所がパニックに』」という記事を掲載し、地震による混乱に乗じた略奪行為が発生し、避難者が不安を訴えていることを報じた[106]。この記事の中では、目撃者とされる男性や避難先の学校の校長の話として当時の様子とされるものが具体的に記述された。しかし北國新聞は同日、自動販売機の破壊は避難者の飲料水を確保するためであり、石川県警が事件性はないとの見方を示していること、また関係者の話として「飲み物を確保するために自販機を壊していいか(管理者に)確認した」と報じた[107]。読売新聞は翌1月7日に記事を削除した。

マスコットキャラクター
どれどれ

2004年1月、読売新聞の創刊130周年を記念して、アニメーション作家で映画監督宮崎駿スタジオジブリ)の作による、「目玉の中に忍び込む昆虫」を表した新マスコットキャラクターを発表。名前は、2004年7月、一般公募によって「どれどれ」という名前が付いた。

「どれどれ」の特徴


「大きな眼」は、将来を見通し、先見性を持って報道にあたる読売新聞の基本方針を示している。新聞を読んでいるのは活字を大切にする姿勢を、緑色は環境を大切にする姿勢を象徴している。

「どれどれ」は、旺盛な探究心、好奇心を象徴する言葉である。

2005年、スタジオジブリのプロデュースによる楽曲『どれどれの唄』(唄:拝郷メイコ)が発表され、読売新聞の企業CMに使われた。「どれどれの唄」は読売新聞各本社に電話した際、部署に繋ぐ際の保留音にも採用されている。

因みに、宮崎駿は読売系列の日本テレビのマスコットキャラクター「なんだろう」も手掛けた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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