読売ジャイアンツ
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1947年には読売新聞社が経営に当たることとなり[注釈 3]、球団名を東京読売巨人軍(とうきょうよみうりきょじんぐん)に改称、ニックネームを読売ジャイアンツとする。南海ホークスの台頭や、戦後の混乱で戦力確保への苦慮があり1947年に球団史上初めて勝率5割を切るなど、再開から3シーズン続けて優勝を逃すが、監督・三原脩や「赤バット」の川上哲治千葉茂青田昇をはじめとする第1次黄金時代の選手が戦地から帰国しチームに復帰、また1948年オフには南海の別所昭(巨人時代の登録名は別所毅彦)を獲得するなどして徐々に戦力が充実。1リーグ最後の1949年には戦後初優勝を飾った。1947年6月23日に黒沢俊夫が死去、黒沢の背番号4と、戦死した沢村栄治の背番号14は日本プロ野球界初の永久欠番となった。1949年シーズンオフ、日本プロ野球はセントラル・リーグパシフィック・リーグに分裂、2リーグ制となり、巨人はセ・リーグに所属することになる。詳細は「プロ野球再編問題 (1949年)」を参照
水原監督時代
1950年

復帰した水原茂を監督に据えて、リーグ分立1年目は8球団中3位。
1951年

シーズン途中に来日し、入団した与那嶺要の活躍もあって2リーグ分裂後初優勝およびセリーグ初代・日本一球団となる。
1952年

8月8日、対広島11回戦の勝利で日本プロ野球史上初の公式戦通算1000勝。10月3日、後楽園球場で行われた対国鉄20回戦で15対2と快勝したことによりリーグ優勝[14]、日本シリーズも1リーグ時代からの宿敵・南海ホークスを後楽園で下し、2リーグ分裂後初のリーグ優勝・日本一連覇となった。

この年は、各球団の主催試合にフランチャイズを導入した最初のペナントレースだったため[15]、巨人は当時のセ・リーグ7球団で「正式な本拠地でリーグ優勝・日本一を決めた最初のセリーグ球団」となった[16]
1953年

初めての海外キャンプをサンタマリアで行う。このシーズンは、開幕から1回も首位から転落することなくリーグ3連覇を達成。シーズンを通しての首位完全独走で優勝したのは球団史上唯一の記録である。日本シリーズでは、南海を3年連続で下し、日本シリーズ3連覇を達成。第2次黄金時代を築き上げた。

この年は、2024年現在のようにセ・リーグ6球団となった最初のペナントレースだったため、巨人は「セリーグ6球団初代・優勝球団」なった[17]
1954年

杉下茂擁する中日ドラゴンズが優勝し、2位となる。
1955年

リーグ優勝。日本シリーズでは南海との対戦となり、1勝3敗から3連勝。4勝3敗で逆転日本一を達成する。この頃から第2次黄金時代を支えた千葉茂、川上哲治らに衰えが目立ち始め、水原は新旧交代をしなければならなくなった。
1956年

リーグ優勝を果たし、日本シリーズでは水原茂と入れ替わりに巨人を退団した三原脩が監督で率いる西鉄ライオンズとの対決となる。以後日本シリーズでは、3年連続で巨人は西鉄との対決となり、両者の戦いは「巌流島の決戦」とマスコミに喧伝された。
1958年

立教大学から長嶋茂雄が入団し、初年度から3割29本37盗塁の活躍を見せる。日本シリーズでは、第1戦から3連勝するも、第4戦から稲尾和久の力投などで4連敗を喫し、3勝4敗の逆転で3年連続で西鉄に敗退。この年限りで川上哲治が現役引退している[18]
1959年
天覧試合」も参照

6月25日の阪神11回戦(後楽園)はプロ野球史上初めての天覧試合となった。この試合で・長嶋がはじめて2人ともホームランを打ち(ONアベック弾第1号)、9回ウラには長嶋が阪神タイガース村山実からこの日2本目となるサヨナラホームランを放ち、5-4で勝利を収めた。成績はリーグ優勝を果たし4連覇。日本シリーズでは南海と対戦するが、エース・杉浦忠の前に打線が沈黙、4連敗のストレート負けで敗退。
1960年

三原脩が当時6年連続で最下位だった大洋ホエールズの監督に就任し、再び「巌流島の対決」と呼ばれる。大洋は三原の手腕によって巨人と優勝争いを演じ、ついに巨人を破ってリーグ優勝。巨人は大洋と4.5ゲーム差の2位に終わった。シーズン終了後、水原茂は監督を勇退した。
川上監督時代
1961年

川上哲治がヘッドコーチから昇格して監督に就任する。就任1年目ながら打率と本塁打の二冠を獲得した長嶋を中心に2位中日と1ゲーム差でリーグ優勝、日本シリーズでも南海を破って6年ぶりに日本一を達成。
1962年

この年から一本足打法を始めた王が本塁打王打点王を獲得したが、長嶋の低迷と投手の駒不足もあって混戦のセ・リーグで勝率.515ながら4位、2リーグ分立後初めてのBクラスに終わる。
1963年


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