解像度
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通信と放送

多くの場合、横方向の解像度と縦方向の解像度は同じであるため、解像度は一つの数値で示されるが、印刷用の画像データや通信用の画像データなどでは横方向と縦方向で解像度が異なることがある。つまり、1個の画素の横幅と縦の長さが異なる状態で表示することにより意図した画像の形状になるのである。この時の横と縦の解像度の比率を「ピクセルアスペクト比(pixel aspect ratio)」と呼ぶ。

放送分野で多く用いられているYUVフォーマットでは、各画素の色は輝度情報Yと色差情報Cr、Cbという3つのパラメータで示されるが、通信上のデータ量を減らすために色差情報は輝度情報の半分の解像度にするということがしばしば行なわれている。
色解像度

また、1点ごとに何種類の色を持つことができるかを色深度、色解像度または色分解能と呼ぶ。色解像度は多くの場合、光の三原色である「赤・緑・青」のそれぞれの基本色の強さを何段階で表現できるかによって示される。また、この段階数の2の対数を用いてビット数として表現することが多い。例えば、色解像度の高いデータとして現在広く用いられている24ビットトゥルーカラーと呼ばれるビットマップ画像の場合、各色256段階の色解像度を持つ。これは各色8ビット、合計24ビットの色解像度であると表現される。
人間の目

人間の三原色のうち青に対する感度が弱いことが知られている。このため、赤・緑に較べて青の色分解能は低くても画質に与える影響が少ない。このことより、赤・緑に6ビットずつと青に4ビットの計16ビットで色を表現したり、赤・緑に3ビットずつと青に2ビットの計8ビットで色を表現するという事もしばしば行なわれる。これらの色表現は16ビットトゥルーカラー、8ビットトゥルーカラーと呼ばれる事がある。また、赤と青に5ビットずつ、緑に6ビットを割り当てたものや赤・緑・青に5ビットずつ割り当てたものはハイカラー(high color)と呼ばれる。

一般には、人間の目はおよそ1,000万色を見分ける能力があると言われている。色解像度が24ビットあると、224=16,777,216色を表現できることになり、これは人間の目の特性を超える。しかし、上記のように色によって人間の目の色分解能は異なり、赤は10ビット程度無いと足りないとする研究結果もある。このため、映画用の画像作成などの色再現性を重視する場合には、赤・緑・青それぞれに10ビットずつを割り当てた30ビットの色解像度をもつデータを用いることもある。
備考

解像度とは本来は上記の通り画素密度を示す値であるが、画像の画素数を示す用語としても使われることがある。これは、テレビの水平解像度の概念に由来するためである。画面解像度を参照。
脚注
出典^ BITMAPINFOHEADER(wingdi.h) - Win32 apps 。Microsoft Learn
^ “ ⇒Digital Imaging Tutorial - Basic Terminology”. preservationtutorial.library.cornell.edu. 2023年11月20日閲覧。
^ DPI and device-independent pixels - Win32 apps 。Microsoft Learn
^ Support different pixel densities  |  Android Developers

外部リンク

この節には参考文献外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2023年1月)


解像度とは - ビデオ用語 Weblio辞書

解像度(カイゾウド)とは - コトバンク

光学解像度(こうがくかいぞうど)とは - コトバンク

補間解像度(ほかんかいぞうど)とは - コトバンク










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