角括弧
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ウィキペディアにおける括弧の使用については、「Wikipedia:表記ガイド#括弧類」をご覧ください。

ウィキペディアにおける角括弧の使用については、「Help:リンク#ウィキリンク」をご覧ください。

この項目では、約物について説明しています。会話中の括弧については「エアクオート」を、シガー・ロスアルバムについては「( )」をご覧ください。

「カッコ」はこの項目へ転送されています。フィンランドのミュージシャンについては「トニー・カッコ」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

括弧(かっこ)は、約物の一種であるところの、区切り符号(句切り符号)の一つ[1][2]。特定の文字語句数列数式などを囲って他の部分との区別や結合関係を明らかにするための記号であり[3][4][5]、また、その記号で囲むこと[5](その符号を付けること[4])をも指す。
概要

括弧は対で使用され、先に記述される括弧を括弧開き(かっこひらき)または始め括弧(はじめかっこ)、後に記述される括弧を括弧閉じ(かっことじ)または終わり括弧(おわりかっこ)と呼ぶ。横書き表記の記述においては、相対的に左括弧(ひだりかっこ)・右括弧(みぎかっこ)とも呼ぶ。また、対となる括弧がそれぞれ縦並びの括弧を縦括弧(たてかっこ)、横並びの括弧を横括弧(よこかっこ)と呼ぶ。仮名とは異なり、縦書きか横書きかで形が変わる。この項目では横書き表記で全て取り扱われているが、縦書きの場合は右90度回転されたものになる。なお、数学においても括弧は頻繁に用いられ、特殊な意味を持つ。
起源

16世紀以前の本に括弧はなく、"( )"の初出はクリストファー・クラヴィウス1608年に書いた代数の本のようである。"{ }"はフランソワ・ビエトの本に出てくるが、数学での実使用は18世紀となる。括弧(Klammer)の名称はレオンハルト・オイラーによる[6]

日本における括弧記号の使用は19世紀の蘭訳書(オランダ語和訳書)にすでに見られるが、特定の名称はまだ用いられていなかった[5]

代末期の中国では、スコットランド国教会宣教師アレクサンダー・ワイリー(英語版)(1815-1887年)が[7][5]、19世紀後期の初めから半ば(1847-1877年)まで『幾何原本』後編9巻(1856年[8]など数学書の翻訳に取り組んでいたが、その際に記号と共に「括弧」という語を用いた[5]。日本にはこれが他書を介して伝わり、『改正増補 和英語林集成』(1886年/明治19年)や『工学字彙』(1894年/明治27年)に収録されることで一般化していった[5]
種類

括弧には丸括弧(まるかっこ)・鉤括弧(かぎかっこ)・二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)・角括弧(かくかっこ)・波括弧(なみかっこ)・亀甲括弧(きっこうかっこ)・山括弧(やまかっこ)・隅付き括弧(すみつきかっこ)などの種類がある。

そのうち、日本語の補助記号に当たるのは、丸括弧・鉤括弧・二重鉤括弧である。これらは、句点(。)・読点(、)・中点(・)と合わせて区切り符号と呼ばれる。

後述する#使い方も参照のこと。


丸括弧( )

括弧通常全角形
カッコ/
Parenthesis( ) ( )

丸括弧(まるかっこ)はパーレン(: parenthesis の略)とも言う。一般に括弧と言った場合は丸括弧を指す。なお、小括弧(しょうかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる[注 1]

語句または文の次に、それらについて特に注記を加えるときに用いる。

語句の読みを示す場合に用いる。

説明文自体または読み飛ばせる追記事項などを書く場合がある。

文中における括弧内にクエスチョンマークを入れた形の(?)は、断定できず疑いの余地を残す表現である。[例: ハードディスク(?)とメモリ入りのBOX10箱 ]

横括弧は箇条書きの文章で、それぞれの条文の番号等を囲むのに用いる[例: (1)、(ア)]。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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