映画ブランド「角川映画」とアニメブランド「角川アニメ」を有している。また、「角川映画」が立ち上げた劇場アニメ配給レーベル「角川ANIMATION」がある。
1976年に角川春樹事務所(現・KADOKAWA)が『犬神家の一族』で映画製作に参入し、映画ブランド「角川映画」を創設。1983年に「角川アニメ」映画第一弾『幻魔大戦』が公開、以降角川はアニメ製作を行うことになる。1984年に東映ビデオと提携して「角川ビデオ(KADOKAWA VIDEO)」レーベルでVHS『少年ケニヤ』を発売し、映像パッケージ製作に参入した。その後、出版ルートでのパッケージ販売を開始し、1988年にはVHS「角川アニメ」世界名作劇場総集編シリーズを販売している。2002年11月大映の営業権を取得し、映像IPと撮影スタジオを継承。2003年にアニメは「角川アニメ(KADOKAWA Anime)」レーベルへ移行。2004年に角川エンタテインメント(現・KADOKAWA)が設立され角川グループ内で映像パッケージ販売(セル・レンタル)を担うようになった。2005年3月日本ヘラルド映画を子会社化し、洋画配給・映画興行業・日本語版制作事業を取得。2011年11月メディアファクトリーを子会社化し、メディアファクトリーの映像事業が角川グループに加わる。
2018年現在KADOKAWAは、旧角川書店(4997766)、旧角川エンタテインメント(458219484)、旧日本ヘラルド映画(4988132)、旧大映(4988111)、旧エンターブレイン(4541993)、旧メディアファクトリー(4935228)のGS1事業者コードを保有しており、映像ソフトでは、旧大映、旧メディアファクトリー、旧エンターブレインのGS1事業者コードを使用している。
2009年1月31日付の産経新聞オンライン版では、角川グループホールディングスが著作権を有するアニメの違法アップロードは、YouTubeに限り作品によっては「公認バッジ」を与え、広告を動画に入れる事を条件に認めるとし、原則的に広告収入はYouTubeを経営する米グーグルと角川で分配し、優秀なMAD作品に対しては広告収入の一部を動画作成者に還元すると報道された。尚、これらの前提条件として示された物は「対象のアニメ作品に愛情が感じられる事」であった。[48] しかし、2011年10月12日付のJ-CASTニュースによると角川は、Shareにて角川アニメを違法に共有していた人物を告訴したが、その理由として「アニメなどの本編映像を使用する事を許可している訳では無く、MAD映像程度のものだけを許可している」と言った旨を角川書店法務部のコメントとして紹介した。[49] KADOKAWA(旧・角川書店、旧・角川映画、旧・角川春樹事務所)の製作で、角川ビデオ(KADOKAWA VIDEO)レーベル、角川アニメ(KADOKAWA Anime)レーベルまたはKADOKAWA(旧・角川書店、旧・角川映画、旧・角川エンタテインメント)からパッケージリリース・配給されたアニメ作品を挙げる。KADOKAWA(旧・メディアファクトリー)製作作品は、メディアファクトリー#アニメを参照。
角川アニメ作品一覧
1983年
幻魔大戦
1984年
少年ケニヤ