親愛なる僕へ殺意をこめて
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2019年5月7日発売[講 4]ISBN 978-4-06-515468-7

2019年8月6日発売[講 5]ISBN 978-4-06-516729-8

2019年10月4日発売[講 6]ISBN 978-4-06-517293-3

2020年1月8日発売[講 7]ISBN 978-4-06-518219-2

2020年3月11日発売[講 8]ISBN 978-4-06-518838-5

2020年6月10日発売[講 9]ISBN 978-4-06-519990-9

2020年9月9日発売[講 10]ISBN 978-4-06-520687-4

2020年11月11日発売[講 11]ISBN 978-4-06-521378-0


テレビドラマ

親愛なる僕へ殺意をこめて
My Dearest Self
with Malice Aforethought
ジャンル
特撮[要出典]テレビドラマ
原作井龍一(原作)
伊藤翔太(作画)
脚本岡田道尚
総監督松山博昭(総合演出)
演出西岡和宏
浅見真史
保坂昭一
監修大澤良州(警察)
山本晶督(医療)
阪口采香(法律)
出演者山田涼介
川栄李奈
門脇麦
尾上松也
早乙女太一
はじめしゃちょー
岩本晟夢
浅川梨奈
高橋ひとみ
桜井ユキ
岩男海史
嶋政宏
佐野史郎
夏子
阿南敦子
遠藤憲一
音楽☆Taku Takahashim-flo
エンディングHey! Say! JUMP
ウラオモテ
国・地域 日本
言語日本語
製作
プロデューサー草ヶ谷大輔
制作フジテレビ

放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
解説放送
放送国・地域 日本
放送期間2022年10月5日 - 11月30日
放送時間水曜 22:00 - 22:54
放送枠水曜22時枠
放送分54分
回数9
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
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2022年10月5日から11月30日まで、フジテレビ系水曜22時枠」にて放送された[6]。主演は山田涼介[5]
あらすじ(テレビドラマ)

2022年10月18日、大学生の浦島エイジは、お気楽な友人たちや美人で優しい恋人雪村京花と共に平凡な大学生活を送っていた。しかしある朝、目覚めると昨日までの3日間の記憶がないことに気付く。その間に猟奇殺人事件が発生し、畑葉子という女性が殺害されていた。畑葉子殺害事件の手口は、15年前に世間を震撼させた連続猟奇殺人鬼・LLのものと酷似していた。エイジを訪ねた刑事の一人・桃井薫は、エイジと葉子が交際関係にあること、エイジの実父が連続殺人犯LLこと八野衣真であることを指摘する。エイジはLL事件後に八野衣真の保護司であった浦島亀一の養子になっていたのである。エイジは記憶がない間の自身の行動履歴から、自らが解離性同一症(二重人格)である可能性に気づく。いくつかの物的証拠・状況証拠は、エイジの別人格が畑葉子殺害の犯人である可能性を示唆していた。エイジはB一と名付けた自らの別人格の目的を探り、自分にかけられた容疑を晴らそうとする。

B一は、人格が交代している間に、畑葉子が働いていたデートクラブ「アリス」を経営する半グレ集団「SKALL(スカル)」に何らかの目的で接近し、畑葉子と恋人関係になっていた。B一の行動に巻き込まれる形で「スカル」の集会に顔を出したエイジは、スカルのリーダー・サイらとの会話を通して真相に近づいていく。葉子の親友であり、共に「アリス」で働いていた女性ナミと協力関係になったエイジは、LL事件の5人目の被害者・白菱凛の父親であり、葉子の客であった男・白菱正人の存在にたどり着く。白菱の証言から畑葉子殺害の真犯人がサイである可能性に逹したエイジであったが、時を同じくして京花がサイに誘拐されてしまう。サイの目的はB一に奪われた現金と「アリス」の顧客リストをエイジから取り戻す事であった。エイジの機転により、エイジと京花は危機を脱するが、その過程でサイは駆けつけた桃井に射殺され、真相の細部は闇の中となってしまう。

京花に全てを打ち明け、B一の真意を探り始めたエイジは、やがて京花自身の過去と心の闇に触れる。京花は幼少時、実の母親に虐待されていた。京花の過去を受け入れる事を決意し、その想いを彼女へ伝えたエイジに対し、京花は衝撃の告白を始める。15年前の2007年3月29日、殺人鬼LLにより、京花の実姉・白菱凛が殺害され、家庭が崩壊した事で彼女は虐待から解放されたのであった。この経験から京花はLLの狂信者となっており、エイジに近づいたのもエイジが父親と同様に殺人鬼として誰かを「救う」者になる事を期待したためであった。しかし、エイジが期待通りの行動を起こさない事から、実父である白菱正人に圧力をかけ、葉子を誘拐させたうえでLLの手口を模倣し、拷問・殺害したのであった。真実を受け入れられないエイジに京花は「今からエイジ君を殺すね」と告げるが、意識を失った彼が次にB一の人格として目を覚ましたとき、京花は血を流して倒れており、B一の手には凶器と思しき刃物が握られていた。

現場から逃亡したB一は、半ば脅迫的にナミの援助を取り付け、逃亡・潜伏を開始する。自らを八野衣エイジと名乗るB一は、LL事件の真犯人は父・真ではないと考えており、自らの真の目的は真犯人への復讐であるとナミに明かす。さらにB一は、復讐に生きる「B一」こそが彼の主人格であり、ナミが知る「エイジ」は彼が苦痛から逃れるために15年前に生み出した別人格にすぎないと言い放つのであった。一命を取り留めた京花の病室に侵入したB一に、意識を取り戻した京花は「LLが戻ってきた」と告げる。ナミを尾行してB一らの潜伏先に辿り着いた桃井は、八野衣真が冤罪であると考えていること、警察内部の人間が事件に関係している可能性がある事をB一に明かす[7]。B一は桃井の上司である猿渡敬三こそが父・真を殺害した犯人と断定、さらに彼が真犯人LLである可能性があると考え、桃井の手引きで彼と対決するが、それは桃井と猿渡の罠であり、2人の目的は真相の一端に辿り着いたB一と協力者・ナミを始末する事にあった。桃井は同性愛者であり、LL事件当時、LLが経営するデートクラブの女性と関係を持った事でLLに脅迫されていた。真がLLであると決め付けて疑わなかった猿渡は、桃井を守るため、八野衣真の目撃情報の報告を遅らせ、その潜伏先に単身で乗り込み、彼を殺害したのであった。桃井はその真相に自力で辿り着いており、彼女もまた、自らの名前が載った「顧客リスト」を隠ぺいするために罪を重ねていた。サイの射殺も、彼の口から秘密が漏れる事を恐れた事による故意的なものであった。B一とのもみ合いの中で刺された桃井は、全てから解放されたように橋から身を投げる。猿渡もまた失意の中ピストル自殺する[8]

B一は京花の足取りを調べ、白菱凛が事件当時働いていたスナックのママ・オバタサチを訪ねる。同じ頃、病院で京花が再び襲われ、記録映像からエイジの義姉・浦島乙が逮捕される。乙はエイジが浦島家の養子になった事で、エイジ中心の家庭となったこと、B一の存在と目的に気づいたために彼から脅迫されていた事に対する復讐の機会を待っていたと話す。全ての真相に辿り着いたB一は浦島家を訪れ、亀一と対面し、彼がLL事件の以前から痛みの感覚を失っており、そのために頻繁に怪我をしている事を指摘する。B一は養父・浦島亀一こそが真犯人・殺人鬼LLであると考えていた。オバタサチから預かった写真を示し、凛が小樽で殺されたこと、当時小樽を家族旅行で訪れていた亀一に当初のアリバイは成立せず犯行が可能である事を指摘し、亀一は認める[9][10]。亀一はB一の目的を全て知った上で彼を養子にし、彼に殺される事で痛みを取り戻すことを期待していた事を明かす。しかし、B一は亀一を殺さなかった。現場に駆けつけた警察により逮捕されたB一は、亀一が自身をLLであると認める会話の録音を刑事に渡す。


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