本作の制作の経緯は、主演の長渕は元々「ドラマは嘘の世界。役者はペテン師。その感動も嘘っぱち」と公言していたが、『家族ゲーム』(1983年)にて長渕を起用したプロデューサーの柳井に対し、「俺じゃなきゃ出来ないドラマをやらせて欲しい」と頭を下げた事から製作される事となった[3]。長渕の要請を受けた柳井は「家族が生きるために力を合わせていた『縄文時代の家』を目標にしたドラマ」という理念で製作した[3]。
長渕は本作に対し、「俺は自分のシナリオで生きてきた。今回はそれが画面に出ると思う」と初めて役者を意識した発言をしている[3]。なお、本作において後にいくつかの作品を共作する事となる脚本家の黒土と初対面している[3]。 話数放送日サブタイトル演出
放送リスト
11986年
6月07日スーパーマリオになりたい竹之下寛次
26月14日笑え! マリオ・怒れ! マリオ
36月21日スーパーマリオの逆襲柳井満
46月28日オトナは嘘ツキ!竹之下寛次
57月05日オレのマリオ・私のマリオ吉田秋生
67月12日二人の危機・マリオの危機竹之下寛次
77月19日マリオが消えた日吉田秋生
87月26日俺がマリオに残せるものは竹之下寛次
98月02日一瞬マリオが恋をした吉田秋生
108月09日マリオの父が来る…竹之下寛次
118月16日さよならマリオ
平均視聴率18.1%(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ社調べ)
エピソード
主演の長渕剛と志穂美悦子は、本作で初めて共演し、映画『男はつらいよ 幸福の青い鳥』(1986年)で再共演した後、1987年に結婚している。長渕と志穂美の結婚が発表された際、ワイドショーでは、本作第10話のプロポーズのシーンが使用された。
第6話の乱闘シーンの収録中に、志穂美が手の甲の骨を骨折し、全治4週間のケガを負った。以降の収録では、火傷をしたという設定(※第7話には矢崎にそのケガのことを心配され、志穂美は「揚げ物で失敗して、火傷しちゃったの」と話すシーンがある)で収録された。なお、包帯を巻いたまま収録したのは、第7話と第8話の2回だけである[注釈 20]。