規制物質法
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合衆国ではCSAの連邦法典第21編第801条に基づき、その当局は保健福祉省となっている。国連では、「向精神薬に関する条約」と「麻薬に関する単一条約」に基づき、その当局は世界保健機関となっている。

連邦法典第21編第811条d項は、条約義務への自動的な準拠を規定している。かつ、同項は国際的な薬物統制規定が改正された時、科学的及び医学的な問題に関する保健福祉省所見と調和するように、仕組み作りを確立している。ある物質の統制が「麻薬に関する単一条約」により命ぜられた場合、司法長官は保健福祉長官の調査結果または一般の分類手続きを考慮せずに「当該義務を履行するのが最も適合すると判断したスケジュール下で、当該薬物の管理命令を出す」ように義務付けられている。しかしながら、保健福祉長官は、「麻薬に関する単一条約」下でのいかなる薬物のスケジュール提議においても、全面で大きな影響力を持っている。なぜなら、連邦法典第21編第801条d項(2)(B)は保健福祉長官に、「提議を評価し、提議に関連する協議および交渉において合衆国の代表に拘束力を持つ勧告を国務長官へ提供する」権限を要求しているからである。

同様に、国連麻薬委員会がある物質を「向精神薬に関する条約」で定める特定の付表へ改正もしくは加えた場合、現在の合衆国における薬物に関する取締りでは条約の要求を満たさなくなり、保健福祉長官は物質がCSAの基でどの程度のスケジュールにしなければならないかの勧告を出さなければならない。
薬物スケジュール以下のリストは例示である。完全なデータはDEA Drug Scheduling Referenceを参照。

アメリカ連邦法典第21編第812条b項は、政府が薬物をあるスケジュールに分類する為に行わなければならない調査結果を規定している。

タバコ、ビール、ワイン及びアルコール類は明示的にCSAから免除されている。
スケジュールI薬物

調査結果には以下の事が必要とされる。(A)薬物ないしその他の物質には濫用の危険性がある。(B)薬物ないしその他の物質には、現在のところ合衆国において一般に認められた治療の為の医学的用途がない。(C)医療管理下における薬物ないしその他の物質の使用に対して、一般に認められた安全性が不足している。

如何なるスケジュールI物質は処方箋に書かれることがない。スケジュールI物質は麻薬取締局による製造割り当てにより製造が制約される。

麻薬取締局によるCSAの解釈に基づいて、薬物は、スケジュールIへの設置に値するヘロインもしくはコカインと同等程度の危険性である必要はない。

以下の薬物はスケジュールI に含まれている。

大麻

GHB

12-メトキシイボガミン

ヘロイン

ジメチルトリプタミン(DMT)

MDMA

シロシビン

5-MeO-DIPT

MDA

リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)

3,4,5-トリメトキシフェネチラミン(メスカリン)

ペヨーテ

メタカロン

2,5-ヂメトキシメチルアンフェタミン(STP / DOM)

2C-T-7

カチノン(β-ケトアンフェタミン)

摂取を意図した規制物質類似物

スケジュールII薬物

調査結果には以下の事が必要とされる。(A)薬物ないしその他の物質には濫用の危険性がある。(B)薬物ないしその他の物質には、現在のところ合衆国において一般に認められた治療の為の医学的用途、もしくは、厳格な制限事項と共に一般に認められた医学的用途がある。(C)薬物ないしその他の物質の濫用には、深刻な精神依存もしくは肉体依存に至らしめる可能性がある。

処方においてのみ利用が可能。流通は麻薬取締局により慎重に管理・監視される。非常時を除いて、経口処方は認められない。また、スケジュールII薬物も麻薬取締局により設定された製造割り当てにより製造が制約される。

以下の薬物はスケジュールIIに含まれている。

コカイン(局所麻酔薬として使用される。)

メチルフェニデート(リタリン)

フェンサイクリジン(PCP)

不純物を含まない大部分のオピオイド作動薬

短時間作用のバルビツレート

アンフェタミン

ヒドロコドン

スケジュールIII薬物

調査結果には以下の事が必要とされる。(A)薬物ないしその他の物質には、スケジュールI及びIIの薬物ないしその他の物質に満たない濫用の危険性がある。(B)薬物ないしその他の物質には、現在のところ合衆国において一般に認められた治療の為の医学的用途がある。(C)薬物ないしその他の物質の濫用には、深刻な精神依存もしくは中程度から低い肉体依存に至らしめる可能性がある。

以下の薬物はスケジュールIIIに含まれている。

アナボリックステロイド

中時間作用のバルビツレート

ケタミン

パレゴリック

Xyrem

マリノール

コデイン

スケジュールIV薬物

調査結果には以下の事が必要とされる。(A)薬物ないしその他の物質には、スケジュールIIIの薬物ないしその他の物質と比較して低い濫用の危険性がある。(B)薬物ないしその他の物質には、現在のところ合衆国において一般に認められた治療の為の医学的用途がある。


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