公共工事の予定価格は、公共工事発注者が競争入札または随意契約を実施するのに先立って作成する見積価格であるが、どのような前提で見積りをするのかが重要であり、入札合理化対策等では「予定価格は標準的な施工能力を有する建設業者が、それぞれの現場の条件に照らしても、最も妥当性があると考えられる標準的な工法で施工する場合に必要となる経費を基準として積算されるもの」であるとしている。つまり、公共工事を受注しようとする建設業者にとっては、通常であれば予定価格内で施工することは十分可能な契約予定額であり、逆にいえばそのような予定価格を決定すべきとなる。このような予定価格の範囲内で、入札参加者の中で個別に最も有利な者が落札者となる。
脚注^ 依頼する側は「見積を取る」と表現する
^ 依頼される側は「見積を立てる」「見積を出す」と表現する。そのまま動詞として「見積る」「見積もる」といわれる場合もある
^ 「あいみつ」という表現は、「けいつね(経常利益)」「NR(直帰)」「ASAP(至急)」などと同じく、ビジネス上の略語として広く使われている。
^ 交渉は交渉であり、最初の見積価格から下げる、下げないは、つまるところ業者Aの判断次第である。
関連項目
調達 - QCD - SCM
原価
見積原価計算
積算
積算士 - イギリスでは建築士と並ぶ権威ある職種である。
ファンクションポイント法 - システム規模を見積もる時に用いられる見積手法。結果、開発工数及び費用が判明する。
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