西部警察
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

トランク部分の後部両端に長めのアンテナが取り付けられており、このアンテナの先をサンルーフ部分に固定している[注 18]。助手席側の床は鉄板張りのフラットフロアとなっており、シートを後部へスライドさせることでサンルーフからの安定した射撃が可能となっている[注 19]。また、サンルーフを装備するためにRS-1・RS-3に装備されている大型パトライトは設置されておらず、車体後部側面に反転式パトライトを装備しているのが特徴。また車両軽量化の為にリアウインドをアクリル製に変更している。スペックはRS-1と同様だが、乗車定員は2名。劇中では五代刑事が運転し、南刑事が助手席に乗車するシーンが多く見られた。五代刑事が不在の際は平尾刑事が運転したほか、正月スペシャル「燃える勇者たち」では、北条刑事が南刑事を助手席に乗せてマクドナルドドライブスルーを利用していた。第48話では無人操縦されたマシンXを追跡する為、山県刑事が運転し助手席には、北条刑事を乗せマシンXに乗り移ってからの並走するシーンがある。
RS-3(情報分析車)
マシンRS-3日産・スカイライン2000RS(DR30前期型)ナンバーは「品川59 た 35-26」。旧マシンRS。RS-1・RS-2の登場を期にルーフ上の大型パトライト・エアロスプリットなどのエアロパーツの追加と、タイヤサイズの変更といったRS-1・RS-2に仕様を合わせるための再改造を実施し、RS-3となった。なお、エンジン、ボンネット、リアスポイラー、サイドステッカーは改造前から変更なく、RS-1・RS-2とは異なる箇所となっている。劇中では北条刑事が運転し、平尾刑事が後部座席に乗車するシーンが多く見られた。その他では平尾・五代刑事が運転することもあったほか、地方ロケでは南刑事が運転する姿も見られ、最終話のみ山県刑事も運転していた。テレビドラマ『Dr.伊良部一郎』最終回に登場。このときのナンバーは「品川300み59-63」(撮影用小道具)。
スズキ・GS650G
PART-Iの第110話から使用されたバイク(特機隊用は第109話から登場している)。鳩村用のバイクは黒にリペイント(特機隊用はシルバーのまま)され、ハンドルを交換している。PART-II第3話からはスズキ・カタナに乗り換えているが、第5話などの回想シーンでも使用されている。なお、同時期に白バイ仕様も登場。PART-II第29話放送終了後、クイズとして同車両を景品として視聴者プレゼントした経歴が有る。


スズキ・カタナ
スズキ・カタナスズキGSX1100S KATANAPART-IIから使用された鳩村専用のバイク。オリジナルのカラーリングとは一線を画し、鳩村演ずる舘ひろしの指定により、黒を基調とするものにリペイントされている。PART-III終盤(第60話)で大破炎上、後述の「カタナR」にその座を譲る。設定上は750cc。なお、フロントウインカーとマフラー・テールカウルは社外品へ変更されており、サイドミラーも外されていた。特に名古屋ロケ後、マフラーは純正マフラーから集合マフラー「アウトバーン」に変更されていて、PART-II最終回から登場した。なお、PART-II第40話終盤では、負傷した鳩村の代わりに大門が使用した。


スズキ・GSX750E(E4)サイドカー
正月スペシャルでカタナの代わりに鳩村が使用したサイドカー。白にリペイントされ、車体左側にはサイドカーを取り付けられている(なお、サイドカー後部にはパトライトを装備)。サイドカーには主に平尾が乗車。また、PART-III第60話では北条が使用している。


スズキ・カタナR
スズキ・カタナRスズキ・カタナを元にしたカスタム車両で、上記のカタナが大破したために鳩村が乗り換えたバイク。PART-III第60話から最終回スペシャルまでの計10話分のみの登場。後年に発売された市販車ではなく、ロケ用オリジナル改造車。レース出場用として製作していたものを警察車両に転用したもの。舘によれば、渡らが劇中で運転する車はスーパーZなどの改造車ばかりであるのに、自分が劇中で使用するオリジナルのスズキ・カタナは本来自分の好みではなかったため、好みのカフェレーサータイプのものに改造したくなり、スタッフに頼み込んでいたところ、番組終盤になってようやくOKが出て、この改造車の登場が実現したという。デザインにも舘の好みが相当に反映されている[8]。エンジンは、元々レース用としてチューンアップされたため、公道用にデチューンされた可能性がある。エンジンの他、パワーアップに対処するため、大型オイルクーラーへ換装すると共にサスペンションとフレームを強化。エンジン出力170ps。最高速度270km/h。0-400mタイム10秒。前照灯脇に前方集中型赤色点滅灯を備え(本来は丸い二ツ目ライトのフルカウル)、鳩村用バイクとしては唯一緊急走行が可能(前身の巽刑事が乗っていたハーレーダビッドソンは、PART-I第30話で前フェンダーにパトライトを貼り付けサイレンを鳴らしていた)。日本興亜損保のCMに石原軍団が出演した際、当時石原プロに在籍していた深江卓次がシルバー系に塗装された同型車に乗っている。テレビドラマ『Dr.伊良部一郎』最終回に登場し舘ひろしが乗り、走行した。
その他

ガゼール・スーパーZ・RS-1?3・カタナ・カタナRは、小樽市石原裕次郎記念館で2011年6月15日から閉館まで展示されていた。

日本テレビ系『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』の人気コーナーだった「生ダラKART GRAND PRIX」では、石橋貴明定岡正二は舘ひろしと近藤真彦に敗れたため、石橋と定岡は罰ゲームとして石原プロモーション近くの駐車場でスーパーZ、ガゼール・オープン、サファリ4WD、RS1?3の洗車をさせられた。放送の際にはテレビ朝日の協力の元、本シリーズの映像も使用された[9]

その他の登場車両・船舶

本稿では大門軍団が所有するスーパーマシンやパトカーなどと一戦を交えた車両などの乗り物で特筆すべきものを挙げる。主に民間車や何らかの改造を施した武装車両および高性能な特殊車両などが多い。

地方ロケでは自動車に限らず船舶鉄道車両なども使用されることもあり、これらは犯人一味が逃亡目的等でジャックすることもある。これら犯人の車両などは大抵、話の終盤で爆破もしくは大破する。
TU-89 355 LADYBIRD
PART-Iの第1話と第2話(「無防備都市」前後篇)に登場した装甲車。日米合同の軍事演習が行われていた防衛隊(本作世界観における自衛隊)の南富士演習場から強奪されたアメリカ軍の最新鋭兵器である。詳細は「TU-89 355 LADYBIRD」を参照
マーキュリー・クーガー
PART-Iの第45話(「大激走!スーパーマシン」)に登場。住山率いる強盗団が駆使するアメリカ車で、違法なチューニングが施されている。国内A級ライセンスを持つ強盗団メンバーの運転も相まって、通常の覆面パトカーでは追いつけないほどの性能を持つ。このクーガーに対処するため、かねてより製作されていた大門軍団の特殊車両第1号であるマシンXの納車が前倒しにされた。深夜に一般道路上や松田刑事を拉致して高速道路上でマシンXとカーチェイスを繰り広げた後、御殿場の崖に追い詰められ、松田を救出した大門らと強盗団との間で繰り広げられた銃撃戦の末、最後は大門が撃ったショットガンによって爆破炎上した。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:134 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef