西部警察
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基本的に大門団長専用車であるが、沖田・鳩村・平尾・山県刑事が運転することもある[注 15]。PART-IIIの鹿児島ロケではサイレン音がマシンXのそれと同じものになっていた。マシンX同様に西部署内にスーパーZ専用の保管庫があり、「SUPER.Z」と書かれたシルバーのドアが両側にスライドして開くと暗闇の中からエンジン始動音とライト点灯、そして専用サイレンが鳴り響き発進、現場に急行する。当時の製作費は一台1,500万円とも言われている。テレビドラマ『Dr.伊良部一郎』最終回に登場。この時のナンバーは「品川300 て 12-28」(撮影用小道具)。


マシンRS(情報分析車)
日産・スカイライン2000RS(DR30前期型)ナンバーは「品川59 た 35-26」。「ニューフェイス! 西部機動軍団」でスーパーZと共に登場した大門軍団特殊車両。助手席を撤去してコンソールを設置し、全方向回転式サーチライトおよび赤外線・サーモグラフィー対応ビデオカメラ、コンピュータ(共に東芝製)、特殊無線機(八重洲無線FT-707S)、汎用メーター(WELZの定在波比計SP-400を使用)、信号操作装置(シグナルコントロール:進行方向の信号を直前の色に関係なく青に変えられる)およびECM装置(犯人側の電子機器を妨害する)などの操作盤を搭載している。車内後部にもコンピュータ、無線機、プリンターなどが搭載されており、進行方向に対して横向きに取り付けられた座席で操作する。後部コンピュータでは、信号分析(スペクトルアナライザー:周囲で使用されている電波の周波数、発信場所を分析する)、声紋分析(声紋を分析し、警視庁・科学警察研究所のデータベースと照合して犯人を割り出す)、前後レーダーで捉えた犯人車の逃走経路検索、カーナビゲーションシステムCACSシステム(自動車総合管制システム:目的地までの交差点形状、誘導表示や、周辺車両の位置、速度などの各情報を表示する)などの機能が使用でき、処理結果はCRTモニターに表示される。最高速度は255km/h。運転席にはケーニッヒセミバケットシートに4点式シートベルトを備え、ステアリングはナルディ製のものが装着される。メインドライバーは沖田刑事(退職後は五代刑事)が務め、北条・平尾刑事も運転経験がある。乗車定員2名。基本的には運転席および後部座席の2名で乗車し、コンピュータ他の装備は後部座席側で操作するが、ドライバー1名のみが乗車した場合でも、助手席側のコンピュータで各装備の操作が可能である。後部座席は、2ドア車であることに加え助手席にも大型コンピュータを置いているため、乗降に難がある[注 16]。赤色灯は前面バンパー下の点滅式警光灯とリヤトレイの回転灯が装備されている。劇中未登場だが、助手席ドア内側には万能斧及び救急セットが装着されている。スーパーZと同様の保管庫があり、「MACHINE.RS」と書かれたドアがスライドして発進する。当時認可されていなかったドアミラーを装備して登場しており[注 17]、PART-II終盤 - PART-IIIの初期回ではミラーが赤く塗られている。カラーリングはRSから設定された赤黒のツートンであるが、ベース車両は元はガンメタであり、エンジンルーム内部やドア内側にその名残を見ることができる。石原プロの車両部がテレビ映えを意識してカラーリングを変えたものとされる。なお、RS-1・RS-2は純正色としての赤黒ツートンである。
マシンRS-1・RS-2・RS-3
PART-III第16話「大門軍団フォーメーション」より登場。この3台のマシンを総称して「RS軍団」と呼称することがある。共通装備品…FET極東製エアロパーツ・エンケイ製メッシュホイール・サイレン・赤と黒のツートンカラー。当時、日産自動車では西部警察仕様のメーカーオプションを設定していたこともある(赤色灯などを除く)。それぞれ「RS.1」「RS.2」「RS.3」とドアに書かれた専用の格納庫から発進する。
RS-1(攻撃・戦闘指揮車)
マシンRS-1
(石原裕次郎記念館所蔵時代)日産・スカイライン2000ターボRS(DR30JFT前期型)ナンバーは「品川59 た 35-29」。発砲して抵抗する犯人に対応するための単装20ミリ機関砲2門が助手席側のルーフ部分に装備されている他、マフラーに擬装した急加速装置「アフターバーナー」を装備し、追跡時に威力を発揮する。ルーフには空力抵抗を考慮したための変形バーライト(大型警光灯)を装備。両脇の赤い部分だけでなく、中央の青い部分にも回転灯が内蔵されていて発光する(RS-3も同じ)。助手席に大型コンピュータを設置しているため定員は1名となるが、取り外された後部座席のスペースに人を乗せることもあった(第48話など)。コンピュータには敵味方識別装置 (IFF)、目標物の平面・側面投影が可能な逆合成アパーチャレーダー (ISAR)、レーダーホーミング装置が装備されている。特徴的なキーボードはIBM3270用を改造して使用。エンジンは純正のFJ20ETにチューニングを施し280psを発生。最高速度は265km/hで、アフターバーナー使用時の最高速度到達時間は16.3秒である。初登場時のみ大門が運転し、以降は山県刑事がメインドライバーを務めたが、それ以外の刑事が運転する機会も多かった。なお、劇中で特殊装備が使用される機会はほぼ皆無で、単装20ミリ機関砲が使用されたのは初登場時と鹿児島ロケの2回のみ、アフターバーナーが使用されたのは初登場時と仙台ロケの2回のみである。
RS-2(情報収集車)
マシンRS-2劇中では使用されなかった逆ヒンジ式トランクが開いた状態となっている。日産・スカイライン2000ターボRS(DR30JFT前期型)ナンバーは「品川59 た 35-28」。特殊無線機(警察無線、航空機無線、船舶無線、遭難自動通報無線、アマチュア無線、各種緊急無線等の送受信が可能。無線機は八重洲無線FT-77S)、無線傍受用アンテナ、電動式サンルーフ、4連装特殊弾発射筒(通常とは逆ヒンジで開くトランク内に装備され、無煙閃光弾、信号弾、曳光表示弾、発煙弾、催涙ガス弾の5種類の特殊弾を発射可能)、センサー信号処理装置、パルスドップラーシステム、シグナルコントロール(旧マシンRSとは異なり、信号機を青だけでなく赤にも変えられるようになっている)などを装備している。トランク部分の後部両端に長めのアンテナが取り付けられており、このアンテナの先をサンルーフ部分に固定している[注 18]。助手席側の床は鉄板張りのフラットフロアとなっており、シートを後部へスライドさせることでサンルーフからの安定した射撃が可能となっている[注 19]。また、サンルーフを装備するためにRS-1・RS-3に装備されている大型パトライトは設置されておらず、車体後部側面に反転式パトライトを装備しているのが特徴。また車両軽量化の為にリアウインドをアクリル製に変更している。スペックはRS-1と同様だが、乗車定員は2名。劇中では五代刑事が運転し、南刑事が助手席に乗車するシーンが多く見られた。五代刑事が不在の際は平尾刑事が運転したほか、正月スペシャル「燃える勇者たち」では、北条刑事が南刑事を助手席に乗せてマクドナルドドライブスルーを利用していた。第48話では無人操縦されたマシンXを追跡する為、山県刑事が運転し助手席には、北条刑事を乗せマシンXに乗り移ってからの並走するシーンがある。
RS-3(情報分析車)
マシンRS-3日産・スカイライン2000RS(DR30前期型)ナンバーは「品川59 た 35-26」。旧マシンRS。RS-1・RS-2の登場を期にルーフ上の大型パトライト・エアロスプリットなどのエアロパーツの追加と、タイヤサイズの変更といったRS-1・RS-2に仕様を合わせるための再改造を実施し、RS-3となった。なお、エンジン、ボンネット、リアスポイラー、サイドステッカーは改造前から変更なく、RS-1・RS-2とは異なる箇所となっている。劇中では北条刑事が運転し、平尾刑事が後部座席に乗車するシーンが多く見られた。その他では平尾・五代刑事が運転することもあったほか、地方ロケでは南刑事が運転する姿も見られ、最終話のみ山県刑事も運転していた。テレビドラマ『Dr.伊良部一郎』最終回に登場。このときのナンバーは「品川300み59-63」(撮影用小道具)。
スズキ・GS650G
PART-Iの第110話から使用されたバイク(特機隊用は第109話から登場している)。鳩村用のバイクは黒にリペイント(特機隊用はシルバーのまま)され、ハンドルを交換している。PART-II第3話からはスズキ・カタナに乗り換えているが、第5話などの回想シーンでも使用されている。なお、同時期に白バイ仕様も登場。
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