県道の西端の白浜港と道路が通じていない船浮集落の船浮港との間で、船浮海運が1日5往復(夏季は6往復)の定期航路を運航している。白浜港ターミナルには、西表炭鉱などについての掲示物がある。 ラジオ・テレビとも、島東部では石垣島の石垣中継局、西部では祖納の祖納中継局からの放送を受信する。 ラジオ中継局周波数一覧所在地NHK1NHK2NHKFMRBCiROK テレビ中継局周波数一覧所在地
路線バス
西表島交通
1日4往復
白浜 - 上原 - 大原港 - 豊原[42]
道路沖縄県道215号白浜南風見線
沖縄県道215号白浜南風見線
県道215号が西部の白浜から東南部の南風見まで島の海岸沿いに走るが、南西部で途切れており、島を一周する路線はない。また、島内部はジャングルであり、横断・縦断する路線もない。信号は島内に2箇所しかなく、うち小学校の前に設けられたものの設置目的は交通安全教育のためである。
放送
ラジオ
1990年までNHKの中継局が石垣島にあるだけで山を挟んだ島西部では受信しにくかった。また、民放はほとんど受信不可能だった(2003年までRBCiラジオは宮古島のみ中継局があったが、ROKは沖縄本島にある親局のみだった)。
中波AM放送は夜間に外国からの混信で受信困難であるため、中継局はすべてFM波で放送している。NHKが1991年11月にラジオ第1が、2003年10月にラジオ第2がFMによる中継局を設置(特にラジオ第2は1972年に沖縄の本土復帰で沖縄県内3カ所に設置して以来31年ぶり)。2004年4月には琉球放送(RBCiラジオ)とラジオ沖縄 (ROK) がFMによる中継局を設置した。
FM放送はNHKFM・FM沖縄ともに中継局を設置していない。NHKFMは石垣島にある中継局 (87.0 MHz) から受信可能だが(島西部では受信困難)、FM沖縄は受信不可。
石垣540152187.089.087.8
祖納85.283.1?83.981.5
周波数単位は石垣局のNHKAMのみkHz、あとはすべてMHz。
出力は石垣局がNHKAMが1kW、あとは100W。祖納局はいずれも10W。
テレビ
NHKと沖縄県内の全民放テレビ局が中継局を設置。1967年にNHK沖縄放送局の前身である沖縄放送協会 (OHK) が開局、1976年にようやく沖縄本島・日本本土と同時放送となったものの長年NHKしか受信できなかった(島のみならず竹富町内すべて)。
1993年12月に民放 (RBC・OTV) が開局したが、琉球朝日放送 (QAB) のアナログ放送は先島諸島に中継局が未設置だったため受信不可だった。このためテレビ朝日系の番組は民教協の番組(RBC・OTVで放送)を除き地上波では見られない状況が続いていた。
2006年に沖縄県内でも開始された地上デジタルテレビジョン放送について、島東部で受信できる石垣中継局、西部の祖納中継局は2009年に全てのチャンネルが開局(石垣中継局のNHK2波は2008年に先行開局)。アナログでは未開局だったQABは、本島地域での開局から14年遅れにして、デジタル新局として(西表島含む)先島諸島での放送を開始した。出力はUHFアナログ放送の100 Wからさらに減力し1 W(アナログ放送10 Wに相当、実質1/10減力)となった。
(リモコンキーID)総合
(1)教育
(2)RBC
(3)OTV
(8)QAB
(5)
石垣(出力100W)2624333536
祖納(出力1W)1713324248
インフラ
電気 - 島に発電所はなく、石垣島から海底電線で送電を受けている。
水道 - 水資源は豊富であり、他島から送電される電気とは逆に、海底送水管で小浜島、由布島、黒島、新城島、鳩間島に送水している[43][44]。
医療 - 沖縄県立八重山病院の付属診療所である西表西部診療所及び大原診療所が設置されており、各1名の医師が常駐する。
西表島を舞台とする作品
ぱいかじ南海作戦 - 椎名誠の2004年の小説及びそれを原作とする2012年公開の映画。