西表島への入域観光客は2007年(平成19年)の405,646人をピークに減少している。2011年(平成23年)に254,011人で底を打ち、その後は増加基調ではあるものの、2016年(平成28年)でも329,917人とピーク時に及ばない[26]。また、観光客の多くは依然として、石垣島からのツアーの団体客に代表される日帰りの通過型マスツーリズムであり、個人客についても日帰りの割合が増加している。近年の統計はないものの、宿泊者は入域客の1-2割程度にとどまると推定されている[27]。 上原地区のトゥドゥマリの浜でのリゾート(ホテル ニラカナイ 西表島)開発計画に関連し、住民や島外有志が開発業者のユニマット不動産に対して、開発行為の差止を求める訴えを2003年7月14日に那覇地方裁判所に提訴(原告側弁護団長:井口博弁護士)。審理中の2004年7月にホテルが開業したため、原告側は請求を建物撤去及び営業停止に変更したが[28]、一審で住民側の請求は棄却され、二審でも控訴が棄却された[29]。 中学校2校、小学校4校、小中併置校2校がある。島内に高校はない。
西表島リゾート開発差止訴訟
教育
小中併置校
竹富町立西表小中学校 - 竹富町西表869[30]
竹富町立船浮小中学校 - 竹富町船浮2435
中学校
竹富町立大原中学校 - 竹富町南風見34
竹富町立船浦中学校 - 竹富町上原870
小学校
竹富町立大原小学校 - 竹富町南風見201-2
竹富町立古見小学校 - 竹富町古見88-2
竹富町立上原小学校 - 竹富町上原383
竹富町立白浜小学校 - 竹富町西表1499
幼稚園
竹富町立おおはら幼稚園 - 竹富町南風見201-8[31]
竹富町立うえはら幼稚園 - 竹富町上原383
文化
祭礼
アカマタ・クロマタ・シロマタ - 古見集落に伝わる祭事。全身を草で包まれ、赤と黒及び白の面を着けた神が山から下りてくる。秘祭であり写真撮影はもちろん録音、スケッチなども一切禁止されている。同様の祭事は小浜島や石垣島の一部地区にも伝わっている。
食文化
カマイ(リュウキュウイノシシ) - 狩猟が解禁される期間が毎年11月15日から翌2月15日と短く、捕獲される頭数も少ないため、島外への流通が少ない。
ノコギリガザミ - マングローブ林や河口付近に生息する20センチメートルほどの大型のワタリガニの仲間で、茹でる、蒸すなどのほか鍋料理やパスタの具などに使われる。
島ダコ - 海水の温度が下がる頃、それまでは深場にいたものが浅瀬に上がってくるところを岩場やサンゴの隙間で捕獲することができる。刺身のほか、多くの料理に使われる[32]。
名所・旧跡・観光スポットマリユドゥの滝
東部地区
仲間川
仲間川天然保護区域 - 天然記念物[33]
ウブンドルのヤエヤマヤシ群落 - 天然記念物[34]
日本最大のサキシマスオウノキ - 森の巨人たち百選
古見のサキスマスオウノキ群落 - 天然記念物[15]
後良川
由布島 - 水牛車で渡る樹園の島。
西表野生生物保護センター
西表熱帯林育種技術園
西部地区
海中道路
ピナイサーラの滝
船浦のニッパヤシ群落 - 天然記念物[35]
星砂の浜 - 北西部にある浜。なお、竹富島のカイジ浜も星砂の浜と呼ばれることがある。
トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)
浦内川 - マングローブ林・カンピレーの滝・マリユドゥの滝
干立天然保護区域 - 天然記念物[36]
東経123度45分6.789秒の子午線 - 西部に1から9までの数字が順に並ぶ「東経123度45分6.789秒」の子午線が通っており、祖内や白浜にふれあい館やモニュメントが造られている。
イダの浜(船浮)
古見のサキスマスオウノキ群落
西表野生生物保護センター
星砂の浜
トゥドゥマリの浜
子午線モニュメント(祖内)
子午線モニュメント(白浜)
イダの浜
交通