2017年から2018年にかけて多摩川線開業100周年を記念し、伊豆箱根鉄道カラー[44]、赤電塗装(西武鉄道の旧塗装)[57]、ツートンカラー(101系デビュー時の塗装)[58]、近江鉄道カラー[59]に塗色変更された新101系が登場した[53]。一部の駅には運行中の各車両のカラーリングを解説するポスターが掲示されていることがある。
伊豆箱根カラー
2017年10月22日に多摩川線が開業100周年を迎えたことを記念し、同年9月29日から年末まで行った記念イベント「多摩川線開業100周年期間」の一環として[44]、同年に創業100周年を迎えた伊豆箱根鉄道とのコラボレーション企画で、伊豆箱根鉄道カラーに塗色変更した編成を運行した[44]。その後は2018年1月24日からは多摩湖線で運行している[57]。
赤電塗装
2018年1月24日からは、多摩川線開業100周年イベント時のアンケートで要望が多かった、西武鉄道の旧塗装「赤電塗装」(西武701系のデビュー当時のレッド×ベージュの塗色)を復刻した編成を運行開始した[53][57]。赤電塗装の編成は、2017年12月17日から2018年1月19日まで多摩湖線で運行した[57]。
ツートンカラー
2018年4月18日からは、多摩川線開業100周年イベント時のアンケートで赤電塗装の次に要望が多かった、新101系のデビュー当時の塗色であるイエロー×ベージュのツートンカラーを復刻した編成を運行開始した[53][58]。ツートンカラーの編成は、同年3月24日から4月6日まで多摩湖線で運行した[58]。これにより、旧101系の運用終了で消滅していた多摩川線の「黄色い電車」[43]が復活した。
近江鉄道カラー(1251編成)
2018年7月11日からは、多摩川線開業100周年と近江鉄道創立120周年を記念して、近江鉄道「湖風号(うみかぜごう)」カラーに塗色変更した新101系も運行開始した[53][59]。近江鉄道カラーの編成は、同年6月14日から6月18日まで多摩湖線で運行した[59]。
伊豆箱根鉄道1300系カラー
(2017年10月)
赤電塗装
(2018年1月)
ツートンカラー復刻塗装
(2022年10月)
近江鉄道100形「湖風号」カラー
(2022年10月)
過去の車両
旧101系 (1996年 - 2010年)
1996年のワンマン運転開始に合わせて導入[42]。
前述のとおり、2006年から2008年にかけては、JR中央線の高架化工事のため甲種輸送ができず、白糸台車両基地で部品を交換する形で整備を行っていた。
2008年に多摩湖線での運用が終了した後は、西武線唯一の旧101系運用路線となっていた[43]。2010年3月より新101系への置き換えが始まり[42]、同年11月9日をもって最後の223号編成が運用終了した[42]。最後の223号編成(4両編成)は、1976年に西武所沢車両工場で新造され池袋線・西武秩父線に投入、1996年の多摩川線ワンマン運転開始に合わせて1995年度にワンマン改造を受け転属した[42]。この223号編成の運用離脱をもって旧101系の運用は終了した[42][43]。同年11月3日から11月9日まではラストランとして、223号編成に「さよなら黄色い電車」「ありがとう黄色い電車」のヘッドマークを付けて運行した[42][43]。
「さよなら黄色い電車」
(多磨駅、2010年11月4日撮影)
「ありがとう黄色い電車」
(競艇場前駅、2010年11月4日撮影)
ワンマン運転化以前は、新宿線系統から多摩川線へ転属してきた401系、701系、赤電と呼ばれていた451系や551系・571系などが使用されていた。 年351系クハ1411形501系701系571系451系クハ1651形551系401系101系合計
導入予定車両
東急9000系(西武での形式は未定) - 2025年度より東急電鉄から譲渡を受け、本路線にも導入予定[60]。
車両数の変遷
197866416
1982445316
19834101116
1984463316
1985
-1987463316
1988
-199112416
1992
-19951616
1996
-20111616
1978年は10月1日時点、1982・1983年は1月1日時点、1984年以降は4月1日時点
出典:『私鉄車両編成表』各年版(ジェー・アール・アール)