西村晃
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1997年3月にスペシャルドラマ『黄落』の収録の時も元気だったが、同年4月14日夜に自宅で
急性心不全
を起こし、翌日4月15日午前6時半に死去
[5]
。74歳没。葬儀は密葬で行い、葬儀委員長は生前の約束で千玄室が務めた。死後、同年に放送された特別ドラマが最後の出演作品となった。
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: "西村晃"
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川口浩
が隊長を務め、危険な秘境を探検する
『川口浩探検隊シリーズ』
が始まる以前、「西村晃探検隊」があった。
俳優養成所の
舞台芸術学院
の特別講師を務めたことがあり、
市村正親
が卒業後、俳優修行の一環として西村の付き人をしていた時期がある(1970年から73年ごろの約3年間)。市村は、西村本人と周りに集まってくる名優たち(
三國連太郎
や
小沢昭一
ら)を見て「一流の役者の振る舞いや言動を知った」という。西村は市村を「いっちゃん」と呼んでいた。
いずみたく
が作ったざれ歌を歌っていた(人間バンザイ。1970年発売。作詞は
山上路夫
)。一時期ラジオで流されたが放送禁止になってしまい、あまり知られていない。「自民の先生がするときは、無理やり通そとなさいます、はあーなさいます」にはじまる政党編(1番)と、「数学の先生がするときは、角度かんがえなさいます?」などの学校の先生編(2番)があった。
『
炎立つ
』の第1部では『水戸黄門』で共演していた
里見浩太朗
とも共演した。撮影中の休憩時間、里見が西村に対して「ご隠居、
江刺
は初めてですか?」と声をかける場面があったという。なお、里見は同作がNHKドラマ初出演となったのに対し、西村は最後の
大河ドラマ
出演作となった。
『水戸黄門』以前は悪役イメージが強かった。グロテスクなメイクを施した怪奇映画出演なども少なくないが、『吸血髑髏船』で共演した
岡田真澄
のDVD用インタビューによると、西村はこの種の企画や役どころが根っから大好きで、撮影時はいつも大乗りだったという。
『水戸黄門』出演時代、TBSテレビ「
クイズまるごと大集合
」特番で『
クイズ100人に聞きました
』の「日本のプロ野球12球団の外国人選手全員に聞きました。嫌いな日本の食べ物は何?」との問いに、西村は真顔で「玉子焼き!」と答え、このコーナーの司会者
ビートたけし
や他の出演者を笑わせる天然エピソードがあった(結果は不正解)。
受賞歴
毎日映画コンクール
男優主演賞(1964年)『赤い殺意』
毎日映画コンクール男優主演賞(1982年)『マタギ』
紫綬褒章
(1987年)
勲四等旭日小綬章
(1994年)
出演作品
映画
『
悪い奴ほどよく眠る
』(1960年)
風雪二十年(1951年、東映)
真空地帯
(1952年、新星映画) - 大住軍曹
山びこ学校
(1952年、八木プロ) - 新田
雲ながるる果てに
(1953年、重宗プロ・新世紀映画)
死の追跡(1953年、
東映
)
太陽のない街
(1954年、新星映画)- 刑事
億万長者
(1954年、
青俳クラブ
) - 大阪弁の男
日の果て
(1954年、八木プロ)
由起子(1955年、中央映画) - 警官
暴力街(1955年、東映)
ビルマの竪琴
第一部・望郷篇 第二部・帰郷篇(1956年、
日活
) - 馬場一等兵
沖縄の民(1956年、日活) - 甘藷堀の兵隊
牛乳屋フランキー(1956年、日活) - 税務署係員
幕末太陽傳
(1957年、日活) - 気病みの新公
海の野郎ども
(1957年、日活) - めっかち
鷲と鷹
(1957年、日活) - 彦兵衛
夜の牙
(1958年、日活) - 加納執事
楢山節考
(1958年、松竹) - 村人
東京のバスガール
(1958年、日活) - 青井一太郎
眼の壁
(1958年、松竹) - 瀬川弁護士
紅の翼
(1958年、日活) - 水谷鉄司
南国土佐を後にして
(1959年、日活) - ベレーの寛
東京の孤独
(1959年、日活)
逃亡者
(1959年、日活)
爆薬に火をつけろ
(1959年、日活)
銀座旋風児
(1959年、日活)
荷車の歌
(1959年、全国農村映画協会) - 初造
清水の暴れん坊
(1959年、日活)
にあんちゃん
(1959年、日活) - 北村五郎
どんと行こうぜ(1959年、松竹)
銀座のお兄ちゃん挑戦す(1960年、松竹)
拳銃無頼帖 抜き射ちの竜
(1960年、日活)
黒い画集 あるサラリーマンの証言
(1960年、東宝) - 奥平
霧笛が俺を呼んでいる
(1960年、日活)
悪い奴ほどよく眠る
(1960年、
東宝
) - 白井課長
[3]
波の塔
(1960年、松竹) - 林弁護士
ある脅迫(1960年、日活)
錆びた鎖
(1960年、日活)
男の怒りをぶちまけろ
(1960年、日活)
街から街へつむじ風
(1961年、日活)
豚と軍艦
(1961年、日活) - 矢島
ゼロの焦点
(1961年、松竹) - 鵜原宗太郎
[3]
用心棒
(1961年、東宝) - 無宿物の熊
松川事件
(1961年、松川事件劇映画製作委員会) - 吉田警察部長
南の島に雪が降る
(1961年、東宝)
若い狼
(1961年、東宝) - 坂田喬
妖星ゴラス
(1962年、東宝) - 村田宇宙省長官
[6]
[3]
箱根山
(1962年、東宝)
山麓(1962年、東映) - 三つ峰路春
忍びの者
(1962年、
大映
) - 下柘植の木猿
秋津温泉
(1962年、松竹) - 闇屋
ぶらりぶらぶら物語
(1962年、東宝)
夢で逢いましょ
(1962年、東宝) - 中山刑事
馬喰一代(1963年、東映)- 小坂六太郎
無宿人別帳
(1963年、松竹)
太平洋の翼
(1963年、東宝) - 稲葉上飛曹
[6]
[3]
天国と地獄
(1963年、東宝) - 債権者
白と黒
(1963年、東宝) - 平尾部長刑事
台所太平記
(1963年、東宝) - 呉服屋新田
拝啓天皇陛下様
(1963年、松竹) - 原一等兵
無法松の一生
(1963年、東映)
陸軍残虐物語
(1963年、東映)
十三人の刺客
(1963年、東映)
武士道残酷物語
(1963年、東映) - 山岡部長
幕末残酷物語
(1964年、東映) -
土方歳三
ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗
(1964年、東宝) - 酔客
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