1995年11月に食道癌の手術を受け、この時は元気に退院した。1997年3月にスペシャルドラマ『黄落』の収録の時も元気だったが、同年4月14日夜に自宅で急性心不全を起こし、翌日4月15日午前6時半に死去[5]。74歳没。葬儀は密葬で行い、葬儀委員長は生前の約束で千玄室が務めた。死後、同年に放送された特別ドラマが最後の出演作品となった。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
エピソード
出典検索?: "西村晃"
川口浩が隊長を務め、危険な秘境を探検する『川口浩探検隊シリーズ』が始まる以前、「西村晃探検隊」があった。
俳優養成所の舞台芸術学院の特別講師を務めたことがあり、市村正親が卒業後、俳優修行の一環として西村の付き人をしていた時期がある。市村は、西村本人と周りに集まってくる名優たち(三國連太郎や小沢昭一ら)を見て「一流の役者の振る舞いや言動を知った」という。
いずみたくが作ったざれ歌を歌っていた(人間バンザイ。1970年発売。作詞は山上路夫)。一時期ラジオで流されたが放送禁止になってしまい、あまり知られていない。「自民の先生がするときは、無理やり通そとなさいます、はあーなさいます」にはじまる政党編(1番)と、「数学の先生がするときは、角度かんがえなさいます?」などの学校の先生編(2番)があった。
『炎立つ』の第1部では『水戸黄門』で共演していた里見浩太朗とも共演した。撮影中の休憩時間、里見が西村に対して「ご隠居、江刺は初めてですか?」と声をかける場面があったという。なお、里見は同作がNHKドラマ初出演となったのに対し、西村は最後の大河ドラマ出演作となった。
『水戸黄門』以前は悪役イメージが強かった。グロテスクなメイクを施した怪奇映画出演なども少なくないが、『吸血髑髏船』で共演した岡田真澄のDVD用インタビューによると、西村はこの種の企画や役どころが根っから大好きで、撮影時はいつも大乗りだったという。
『水戸黄門』出演時代、TBSテレビ「クイズまるごと大集合」特番で『クイズ100人に聞きました』の「日本のプロ野球12球団の外国人選手全員に聞きました。嫌いな日本の食べ物は何?」との問いに、西村は真顔で「玉子焼き!」と答え、このコーナーの司会者ビートたけしや他の出演者を笑わせる天然エピソードがあった(結果は不正解)。
受賞歴
毎日映画コンクール男優主演賞(1964年)『赤い殺意』
毎日映画コンクール男優主演賞(1982年)『マタギ』
紫綬褒章(1987年)
勲四等旭日小綬章(1994年)
出演作品
映画『悪い奴ほどよく眠る』(1960年)
風雪二十年(1951年、東映)
真空地帯(1952年、新星映画) - 大住軍曹
山びこ学校(1952年、八木プロ) - 新田
雲ながるる果てに(1953年、重宗プロ・新世紀映画)
死の追跡(1953年、東映)
太陽のない街(1954年、新星映画)- 刑事
億万長者(1954年、青俳クラブ) - 大阪弁の男
日の果て(1954年、八木プロ)
由起子(1955年、中央映画) - 警官
暴力街(1955年、東映)
ビルマの竪琴 第一部・望郷篇 第二部・帰郷篇(1956年、日活) - 馬場一等兵
沖縄の民(1956年、日活) - 甘藷堀の兵隊
牛乳屋フランキー(1956年、日活) - 税務署係員
幕末太陽傳(1957年、日活) - 気病みの新公
海の野郎ども(1957年、日活) - めっかち
鷲と鷹(1957年、日活) - 彦兵衛
夜の牙(1958年、日活) - 加納執事
楢山節考(1958年、松竹) - 村人
東京のバスガール(1958年、日活) - 青井一太郎
眼の壁(1958年、松竹) - 瀬川弁護士
紅の翼(1958年、日活) - 水谷鉄司
南国土佐を後にして (1959年、日活) - ベレーの寛
東京の孤独(1959年、日活)
逃亡者(1959年、日活)
爆薬に火をつけろ(1959年、日活)
銀座旋風児(1959年、日活)
荷車の歌(1959年、全国農村映画協会) - 初造
清水の暴れん坊(1959年、日活)
にあんちゃん(1959年、日活) - 北村五郎
どんと行こうぜ(1959年、松竹)
銀座のお兄ちゃん挑戦す(1960年、松竹)
拳銃無頼帖 抜き射ちの竜(1960年、日活)
黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年、東宝) - 奥平
霧笛が俺を呼んでいる(1960年、日活)
悪い奴ほどよく眠る(1960年、東宝) - 白井課長[3]
波の塔(1960年、松竹) - 林弁護士
ある脅迫(1960年、日活)
錆びた鎖(1960年、日活)
男の怒りをぶちまけろ(1960年、日活)
街から街へつむじ風(1961年、日活)
豚と軍艦(1961年、日活) - 矢島
ゼロの焦点(1961年、松竹) - 鵜原宗太郎[3]
用心棒(1961年、東宝) - 無宿物の熊
松川事件(1961年、松川事件劇映画製作委員会) - 吉田警察部長
南の島に雪が降る(1961年、東宝)
若い狼(1961年、東宝) - 坂田喬
妖星ゴラス(1962年、東宝) - 村田宇宙省長官[6][3]
箱根山 (1962年、東宝)
山麓(1962年、東映) - 三つ峰路春
忍びの者(1962年、大映) - 下柘植の木猿
秋津温泉(1962年、松竹) - 闇屋
ぶらりぶらぶら物語(1962年、東宝)
夢で逢いましょ(1962年、東宝) - 中山刑事
馬喰一代(1963年、東映)- 小坂六太郎
無宿人別帳(1963年、松竹)
太平洋の翼(1963年、東宝) - 稲葉上飛曹[6][3]
天国と地獄(1963年、東宝) - 債権者
白と黒(1963年、東宝) - 平尾部長刑事
台所太平記(1963年、東宝) - 呉服屋新田
拝啓天皇陛下様(1963年、松竹) - 原一等兵
無法松の一生(1963年、東映)
陸軍残虐物語(1963年、東映)
十三人の刺客(1963年、東映)