冷戦における西側という意味で「西欧」とされた国で、北大西洋条約機構に加盟していた。非加盟国も東側ではないということで西側に含めることが多い。 国際連合による分類では、中央ヨーロッパに含まれる以下の国々を含める。 これに対しCIAによる分類では、北ヨーロッパに含まれる以下のブリテン諸島の国々を含める。 また、南ヨーロッパの以下の国々を含める場合もある。 西ヨーロッパの気候はイタリア、ポルトガルおよびスペイン海岸の亜熱帯とステップ気候からピレネー山脈やアルプス山脈の高山気候までさまざまである。南部の地中海性気候は乾燥して温暖である。西部と北西部は北大西洋海流の影響により、穏やかで全般的に湿潤な気候である。西ヨーロッパは熱波の中心地であり、北半球中緯度の他の地域と比べて3-4倍早い上昇傾向を示す[3]。 西ヨーロッパの言語はほとんどがインド・ヨーロッパ語族の2つの語派に分類される。ローマ帝国のラテン語の子孫であるロマンス諸語と、南スカンジナビアから来たゲルマン祖語の子孫であるゲルマン語派である[4]。ロマンス諸語は基本的に西ヨーロッパの南部と中央部で話され、ゲルマン語派は北部 (ブリテン諸島とネーデルラント) に加えて北および中央ヨーロッパの大部分で話される[4]。
北大西洋条約機構加盟国
ベルギー
デンマーク
フランス
アイスランド
イタリア
ルクセンブルク
オランダ
ノルウェー
ポルトガル
スペイン (1982年加盟)
イギリス
西ドイツ (1955年加盟)
北大西洋条約機構非加盟国
アンドラ
フィンランド
アイルランド
マルタ
モナコ
サンマリノ
スウェーデン
スイス
バチカン市国
民族・地理的分類
狭義
ベルギー
フランス
ルクセンブルク
オランダ
広義
オーストリア
ドイツ
リヒテンシュタイン
スイス
アイルランド
イギリス
アンドラ
イタリア
マルタ
モナコ
ポルトガル
サンマリノ
スペイン
バチカン市国
気候ヨーロッパの気候。ケッペンの気候区分地図はイースト・アングリア大学の気候研究ユニットとドイツ気象局の全球降水気候センターによる
言語