裏切りのサーカス
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演 - デヴィッド・デンシック、日本語吹替 - 鈴木正和サーカス幹部。「ウィーンの美術館で震えているところをコントロールに拾われて栄達したくせに土壇場で裏切った」とスマイリーに強く責められ、強制送還を示唆されたことに怯え、隠れ家の住所をもらす。コントロールがつけたコードネームは「プアマン(貧乏人)」。
ジェリー・ウェスタビー
演 - スティーヴン・グレアム、日本語吹替 - 松本忍サーカス元工作官。プリドーの事件発生時の当直。
オリヴァー・レイコン
演 - サイモン・マクバーニー外務次官でサーカスの監視役。ターからのタレコミを受け、スマイリーに調査を命じる。アレリンとは予算で衝突する等、良い感情を持っていない。
パーシー・アレリン
演 - トビー・ジョーンズ、日本語吹替 - 佐々木睦サーカスの現リーダー。「ウィッチクラフト作戦」と称するソ連大使館員との接触のための隠れ家の予算を強引に認めさせるなど、強権的な手法から「アレリン陛下」と揶揄されている。「どけちのスコットランド人」とパーティーのさなかに罵られるなど、コントロールとは私的・公的に確執があった。彼がつけたコードネームは「ティンカー(鋳掛け屋)」。
コントロール
演 - ジョン・ハート、日本語吹替 - 大塚周夫サーカスの前リーダー。組織内の「もぐら」の存在を強く疑っていた。ハンガリーでの作戦失敗の責任を取る形で辞職を迫られる。辞職後に病院のベッドらしきところで死亡しているカットが挿入される。
イリーナ
演 - スヴェトラーナ・コドチェンコワ、日本語吹替 - 石田嘉代ターの前に現れたモスクワ・センターの女。同僚から暴行を受けているのをターに監視されていた。「青年実業家」として接触してきたターの正体を見抜いており、「もぐら」の情報と引換えに亡命を希望するも、ソ連側に情報が漏れ本国に拉致され処刑される。
コニー・サックス
演 - キャシー・バーク、日本語吹替 - 増子倭文江サーカスの元ソ連分析官。「イギリス人が誇りを持てた」大戦期からサーカスにいたベテラン。映像解析から、アレリンが接触している大使館員がスパイである可能性を示唆するも黙殺され、自身もコントロールらの退職後2週間で解雇される。
メンデル
演 - ロジャー・ロイド=パックロンドン警視庁公安部の元警部。退職後、養蜂を行っていたが、スマイリーの要請で「もぐら」探しのチームになる。
マッケルヴォア
演 - クリスチャン・マッケイサーカスのパリ駐在員。
アレクセイ・ポリヤコフ
演 - コンスタンチン・ハベンスキー在ロンドンソ連大使館文化官。実はモスクワ・センターのロンドン駐在。「ウィッチクラフト作戦」の要として、ソ連から重要情報を流していると思われていたが、その実の正体はカーラの手先。
カーラ
演 - マイケル・サーン(声のみ)「もぐら」を操るモスクワ・センター幹部。スマイリーは「論理を重んじる狂信者」、プリドーは「司祭のような男」と評する。かつてスマイリーが素性を知らずに寝返り工作のため接触したことがあり、そのとき渡されたライター(スマイリーが妻アンからプレゼントされたもの)を未だに持っている。
クリスマスパーティーの招待客
演 - ジョン・ル・カレカメオ出演
製作
企画

プロジェクトはワーキング・タイトル・フィルムズの依頼でピーター・モーガンが脚本の草案を書き上げたことで開始された。モーガンはその後、私的な理由のために脚本を降板したものの、製作総指揮として残留した[3]。モーガンの離脱により、ワーキング・タイトルは脚本再考のためにブリジット・オコナーとピーター・ストローハン(英語版)を雇った。2009年7月9日、トーマス・アルフレッドソンの監督着任が明らかになった。本作は彼にとって初めての英語作品となる[4][5]。本作はスタジオカナルの資金援助により、2100万ドルの製作費を持っていた[1]
キャスティング

監督はジョージ・スマイリー役にゲイリー・オールドマンを選び、彼は「高貴な顔」と「必要とされる静かな強さと知性」を持っていると説明した[6]デヴィッド・シューリスは早い段階で出演交渉がされていた[7]マイケル・ファスベンダーはリッキー・ター役で出演交渉されていたが、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の撮影とスケジュールが重なってしまった。その代わりにトム・ハーディが同役を演じることになった[8]。2010年9月17日、マーク・ストロングの出演が確定した[9]。また、ジャレッド・ハリスは『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』とのスケジュール衝突により断念し、彼の役はトビー・ジョーンズが演じることになった[10]
撮影・編集「サーカス」の外観となったブライスハウス

主要撮影は2010年10月7日から12月22日までに行われた[11]。スタジオのシーンは北ロンドンのミル・ヒルにある旧軍兵舎で撮影された[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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