ブラーフミー系文字
ブラーフミー 前6世紀-前3世紀-
北インド系
グプタ 4世紀
シッダマートリカー(梵字) 6世紀
初期ナーガリー
デーヴァナーガリー
カイティー 16世紀
グジャラーティー
モーディー
原ベンガル
ベンガル・アッサム 11世紀
マイティリー
オリヤー 11世紀
メイテイ
シロティナグリ
ネパール(英語版) 9世紀
プラチャリット(英語版)
ブジモール(英語版)
ランジャナー(ランツァ) 11世紀
ソヨンボ 17世紀
シャーラダー 10世紀
ランダー 10世紀
グルムキー 16世紀
タークリー
ドーグリー
チベット 7世紀
パスパ 13世紀
ハングル? 15世紀
レプチャ 18世紀
リンブ 18世紀
トカラ 6世紀
南インド系
カリンガ
カダンバ 5世紀
カンナダ 14世紀
テルグ 14世紀
グランタ(パッラヴァ) 5世紀
タミル 8世紀
ヴァッテルットゥ文字
マラヤーラム 11世紀
トゥル(英語版) 15世紀
シンハラ 8世紀
ディヴェ(英語版) 12世紀
モン文字 6世紀
ビルマ 11世紀
アーホム 13世紀
チャクマ(英語版)
ラーンナー 14世紀
タイ・ロ
クメール 7世紀
タイ 13世紀
ラーオ 14世紀
チャム 8世紀
カウィ(英語版) 8世紀
ジャワ 9世紀
バリ 10世紀
スンダ 14世紀
バタク 14世紀
ルジャン
ブギス 17世紀
バイバイン 14世紀
ブヒッド文字 14世紀
ハヌノオ 14世紀
タグバヌワ 14世紀
表
話
編
歴
文字(もじ、もんじ、英: writing system)とは、言語を点や線の組合せで単位ごとに記号化するもの[1]。文字と書いて基本的には「もじ」とよむが、「もんじ」ともよむ[1]。
概説[ソースを編集]
文字というのは、言語を、点や線の組合せで、単位(ひとまとまり)ごとに記号化するものである。言葉・言語を伝達し記録するために線や点を使って形作られた記号のこと。言葉・言語を、視覚的に記録したり伝達したりするために、目に見える線(直線や曲線)や点を使って形作られた記号のことである。
世界にはさまざまな文字があり、またさまざまな分類法がある。基本的な分類として、「音」だけを示している「表音文字」と、基本的に「意味」を示している「表意文字」がある。世界全体を見ると、主に表音文字ばかりが使われている地域と、主に表意文字ばかりが使われている地域と、基本的に両者を混合して使っている地域がある。
たとえばヨーロッパの英語やドイツ語やフランス語のアルファベットは表音文字であり(さらに詳しくいうと音素文字であり)、一文字一文字は音素(音の要素。音の一部分。特定の、舌の動き・唇の動き・口の形などで生じる音)を表しており、アルファベットが2?3文字(やや例外的な場合も含むなら 1?6文字ほどが)まとまることで音節(発音の小単位)を示している。表音文字の一文字一文字は、あくまで音を表すためのものであり、原則(※)として、意味が全く無い。たとえば英語の「proceed」という言葉に含まれる「p」の一文字だけでは全く意味を持たない。p,r,oと並べることで「pro」という音節になり、「pro」という組み合せになってようやく「前方へ」という意味を持つ。c,e,e,dの4文字の組み合わせで「ceed シード」という音節を示し「進む」という意味を示し、「proceed」7文字全体で、「前に進める。続行する」という意味になる。それに対して中国で使われるようになった漢字は表意文字であり、表意文字はひとつひとつの文字だけでも何らかの意味を表していることが多い。たとえば「明暗」という語は、2つの漢字「明」と「暗」からなるが、「明」一字だけでも意味がある。また「暗」一字だけでも意味がある。そして二文字を組み合わせて「明暗」という一語になっている。中国では主に漢字ばかりが使われる。一方、日本語で使われる文字は、漢字から形を独自に変形させたひらがなやカタカナがあり、漢字のほうは中国語同様に原則的に表意文字であるが、ひらがなやカタカナのほうは「表音文字」(詳しくいうと音節文字)であり、つまり現代日本語のありふれた文書に使われる文字は、表音文字と表意文字の両方を並行して使っている。たとえば現代日本語の「太陽、まぶしいね。」という一文に含まれる「太陽」は表意文字を2文字並べており(「太」および「陽」。二文字で一語(ひと単語)になっている)、「まぶしいね」は表音文字(音節文字)を5文字並べている(「ま」「ぶ」「し」「い」「ね」)。