蜜蜂_(クルアーン)
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羊毛ラクダの毛、山羊の毛で、衣服や日用品を造った。断熱の効果がある衣服や、互いの暴力を防ぐ衣服も造った。創造物により日陰を造った。山々に避難所を造った。 - 80節、81節

行為に関する節

神は公正と善行、近親者への与えを命令し、淫乱、醜行、悪行を、禁止する。 - 90節

神との誓約は遂行し、破ってはいけない。一方の集団が優勢になった場合でも、誓約を集団同士の術策にしてはならない。神はそうやって人間を試している。復活の日には論争がはっきりする。神がその気になれば集団は、ひとつになる。誓約は、売り飛ばすようなことをしてはいけない。神のところに最善のものがある。 - 91節から95節

耐え忍ぶ者には報酬がある。善行の男女には、よい生涯を与え、報酬がある。 - 96節、97節

アル・クルアーンに関する節

神は、神の唯一性を警告するために、天使に息吹(いぶき)[6]を持たせた。 - 2節

神は、あらゆることを解明するために、信仰者の導き、恩寵(おんちょう)、慈悲、福音のために啓典を下した。 - 64節、89節

アル・クルアーンを読誦するときは、シャイターンを受け付けないように、神の御加護を祈れ。 - 98節

神に頼る信仰者に対して、シャイターンは無効である。シャイターン崇拝者や、神以外を崇拝する者に対して、シャイターンの力が及ぶ。 - 99節、100節

神がある1節を変更すると[7]、「捏造(ねつぞう)だ。」と言う者たちがいるが、そういう者たちは分かっていない。言ってやるとよい、「信仰者を強固にし、導き、福音のために、神のところからルーフ・アル・クドゥス[8]が持って来たのだ。」 - 101節、102節

「人間が教えただけだ。」という者たちがいる[9]。しかしその示唆された人間の言葉は外国語であり、こちらはアラビア語である。神の御しるしを信じない者たちのほうが嘘の捏造者であり、痛烈な罰が下る。 - 103節、104節、105節

背信者に関する節

神を信仰してから後になって背信する者には、罰がある。ただし、心では信仰しており、背信が無理強いだった場合は除く。 - 106節

背信行為は、来世よりも現世の生活を愛しているからだ。背信者は、心、耳、目を、神に封じられた無頓着の者。来世で失敗するのは、疑いない。 - 107節、108節、109節

しかし、迫害の後、移住して、奮闘努力し、我慢して耐え忍んだ者には、神はその後、寛容で慈悲深い。その日[10]、人々は現世の行為に応じて処せられる。 - 110節、111節

正当な物とタブーに関する節

神が授けた正当な物を食べ、神の恵みに感謝しなければいけない。 - 114節

死肉、血、ブタ肉、神の名を唱えないで屠殺(とさつ)された物、これらは禁止する。ただし、欲望や背信ではなく無理強いされた場合は、神は寛容で慈悲深い。 - 115節

正当な物とタブーを、神に対して捏造(ねつぞう)してはいけない。少しばかりの利益だけならばあるが、やがて痛烈な罰がある。 - 116節、117節

神は、以前に語ったように、ユダヤ教の信仰者たちに、タブーを設定した。それは、神による不当ではない。不当を行ったのは、その信仰者たち自身であった。 - 118節

改悛(かいしゅん)に関する節

無知が原因で悪事を働いた後、改悛した人々に対して、神は寛容で慈悲深い。 - 119節

イブラーヒーム(アブラハム)に関する節

イブラーヒーム(アブラハム)は、神に忠実で、模範的な信仰者だった。彼は偶像崇拝者ではなかった。彼は神の恩恵に感謝していた。神は、現世で彼に善い物を授けた。彼は来世でも正しい人間であろう。神は、人々がイブラーヒームに従うように啓示した。 - 120節から123節

安息日に関する節

安息日は、これで論争した者[11]に対して設定した。安息日の可否は、審判の日に裁かれ、はっきりする。 - 124節

イスラームへの招待に関する節

英知と、よい忠告で、神の道[12]へ招け。最善の方法で議論せよ。神は、迷う者と導かれし者を、最もよく知っている。 - 125節

報復に関する節

報復するならば、自分が受けた程度に報復せよ。ただし、もし我慢して耐え忍べるのならば、耐え忍ぶほうがいい。 - 126節

忍耐強く、我慢せよ。その我慢は、神によるものである。あの者たち[13]のせいで悲しむな。あの者たちの策略に悩むな。神は、敬虔な善行の人々のところに。 - 127節、128節

神による譬え

神は譬え(たとえ)を用いるが、神をいろいろなものに譬えてはいけない。神に対して何かを捏造(ねつぞう)してはならないのである。

神をいろいろなものに譬えてはいけない。 - 74節

神は譬えを用いて不信心者に警告する。

神は譬えを用いた。主人の所有物のような者と、神による報酬を施す者は、同じだろうか。 - 75節

神は譬えを用いた。生まれつき声が出ないことが原因で主人の役に立たない者と、正義の道を真直ぐに行く者は、同じだろうか。 - 76節

神は譬えを用いた。方々から物資が供給される、平穏な町があった。その町は神の恩恵に知らぬ顔だったので、神は町を飢餓と恐怖で覆った。人々と血を同じくする1人の
使徒が遣わされたが、人々は使徒を拒否したので、悪事の最中に罰が下った。 - 112節、113節

神以外の信仰の対象物への言及

神は、その者たち
[14]が同列に並べる物から超越している。 - 1節、3節

神以外の信仰の対象物は、ターグート[15]である。神による創造物を明示したうえで、神は以下のように警告する。

これでもおまえたち[14]は気が付かないか。神が、何も創造できない物と同じと思っているのか。 - 17節

神の恩恵は数えきれない。神は、隠している物も、露出している物も、知っている。 - 18節、19節、23節

ターグートたちは、創造主ではなく、神(創造主)に創造された被造物である。ターグートたちは何も造れない。それらは死物であるから、自身がいつ呼び起こされるかも分からない。 - 20節、21節

神は唯一。来世を信じない者は高慢で、心が嫌がっている。神は高慢を好まない。 - 22節、23節

偶像崇拝者あるいは多神教徒たちの言い分は、「本当に神の御心なら[16]、我々も我々の祖先も神を崇拝しただろうし、神を無視してタブーを作ることもなかっただろう[17]。」 - 35節

神を信仰して、ターグートたちを避けるようにと、使徒を遣わせた。使徒の役目は伝言である。 - 35節、36節

二神を認めてはならず唯一の神を畏れよ。 - 51節

天と地にあるものは全て神に属する。神以外を畏れて(おそれて)どうするのだ。 - 52節

その者たち[14]は、災難にあえば神に声をあげる。神が災難を除去したら、一部の者はターグートを崇拝するが、いずれ思い知るまで楽しんでおくがいい。また、神が授けた糧(かて)をターグートに供えた件で、詰問を受けるであろう。 - 53節から56節

また、その者たち[14]は、神に娘たちがいると言う。自分たちは欲しがるものがあるくせに[3]。 - 57節

神が以前にも使徒を遣わせたにも拘らず(かかわらず)、シャイターンは、人々[14]に、自分たちの行為を立派なものと思わせ、今もそういう人々の保護者となっている。その人々には痛烈な罰が下る。 - 63節

神は人間に貧富の差をつけた。しかし、富の分配により平等になろうとしない。神の恩恵を信じないのか。天と地から何も与えないターグートを崇めるのか。 - 71節、72節、73節

最後の審判のとき、偶像崇拝者あるいは多神教徒たちはターグートたちを見かけて、自分たちはそのターグートたちを崇拝していたのだと神に告白するが、ターグートたちはそれを否定する。

ターグートたちを神に並べて崇拝していた人間たちは、「神よ、これです、私たちが神を差し置いて崇拝していたのは。」と、このように言う。しかし、ターグートたちは、「いや、おまえたちは嘘つきだ。」と言う。その人間たちは神に服従し、ターグートは消え去る。 - 86節、87節

時間概念としての最後の審判

77節の、時の決定というのは最後の審判のことである。最後の審判の到来は一瞬、あるいはもっと短い間隔であることが、時間概念として語られる。

天と地の不可視のものは、神に属する。時の決定は、瞬き(まばたき)一つの間、あるいはもっと短い。神は全能。 - 77節

アラビア語による『蜜蜂』全文

アル・クルアーン第16章 『????? (蜜蜂)
関連項目

タウヒード

ジャハンナムゲヘナ) - 29節

アドンの園エデンの園) - 31節

ユダヤ教徒 - 43節

キリスト教徒 - 43節

旧約聖書 - 44節

新約聖書 - 44節

タルムード

カシュルート


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