虚栄の篝火
脚本:マイケル・クリストファー
撮影:ヴィルモス・スィグモンド
音楽:デイヴ・グルーシン
キャスティング
主人公シャーマン・マッコイ役はスティーヴ・マーティンが第一候補だったが、製作総指揮のジョン・ピーターズがごり押しでトム・ハンクスをキャスティングした。
新聞記者の役にはジョン・クリーズやジャック・ニコルソンが候補に挙がっていたが、徹底した功利主義者であるはずの主人公に、好感度俳優のトム・ハンクスがキャスティングされた時点で、企画が収拾のつかないものになっていると判断し、2人とも断った。
主人公の愛人役には当時新人女優だったユマ・サーマンが最後まで検討されていた。
裁判官は当初ユダヤ人という設定でアラン・アーキンが演じることに決まっていたが、政治的理由から黒人のモーガン・フリーマンに変更された。
その他
ワーナーからの圧力でマイケル・クリストファーの脚本が、主人公が好感の持てるキャラクターに見えるように大幅に書き換えられた。
シャーマンが裁判所に飾られている正義の女神像から剣を抜き、彼の敵をなぎ倒すというラストが撮影されたが、公開版からはカットされ、モーガン・フリーマンの説教に差し替えられた。
この映画には5000万ドル近い制作費が費やされたが、1500万ドル程度の興行収入しか上げられなかった[2]。
ラジー賞5部門にノミネートされたが、いずれも受賞には至っていない。
音楽は当初はモーリス・ジャールが担当することになっていた。
脚注^ 村上春樹『やがて哀しき外国語』講談社、1994年
^ a b c “The Bonfire of the Vanities (1990)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年2月9日閲覧。
外部リンク
虚栄のかがり火 - allcinema
⇒虚栄のかがり火 - KINENOTE
The Bonfire of the Vanities - オールムービー(英語)
The Bonfire of the Vanities - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ブライアン・デ・パルマ監督作品
1960年代
Murder a la Mod(1968)
ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN1・哀愁の摩天楼(1968)
御婚礼/ザ・ウェディング・パーティ(1969)
1970年代
Dionysus in '69(1970)
ロバート・デ・ニーロのブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク(1970)
Get to Know Your Rabbit(1972)
悪魔のシスター(1973)
ファントム・オブ・パラダイス(1974)
愛のメモリー(1976)
キャリー(1976)
フューリー(1978)
悪夢のファミリー(1979)
1980年代
殺しのドレス(1980)
ミッドナイトクロス(1981)
スカーフェイス(1983)
ボディ・ダブル(1984)
Wise Guys(1986)
アンタッチャブル(1987)
カジュアリティーズ(1989)
1990年代
虚栄のかがり火(1990)
レイジング・ケイン(1992)
カリートの道(1993)
ミッション:インポッシブル(1996)
スネーク・アイズ(1998)
2000年代
ミッション・トゥ・マーズ(2000)
ファム・ファタール(2002)
ブラック・ダリア(2006)
リダクテッド 真実の価値(2007)
2010年代
パッション(2012)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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