藤沢文翁
[Wikipedia|▼Menu]
4月、スクウェア・エニックススマートフォンゲームアプリヴァルキリーアナトミア -ジ・オリジン-』のメインシナリオライターに就任[17]5月、東宝クリエ プレミアム音楽朗読劇 VOICARION設立[18]
2017年
5月、能楽・喜多流(公益財団法人 十四世六平太記念財団)の理事に就任[19]。12月、ソニー・ミュージックエンタテインメントと「3.5次元朗読劇」READING HIGHを設立[20]。 
2018年
2月27日、公益社団法人日本演劇興行協会より助成金を授与される[21]。また同年、山路和弘が藤沢文翁原作の一人芝居『江戸怪奇譚(たん)?ムカサリ?』で第59回(2017年度)毎日芸術賞を受賞した[22]。5月、BUN-O FUJISAWA OFFICIAL FAN CLUB 「B.B.TEDDY CLUB」発足[23]。7月、ロンドンデビュー作『HYPNAGOGIA』がソニー・ミュージックエンタテインメント設立50周年特別企画として再演された[24]。9月、クリエ プレミアム音楽朗読劇VOICARION『信長の犬』(製作:東宝、会場:博多座)に重要無形文化財「能楽」保持者の能楽師である塩津哲生が出演[25]。 
2019年
1月、『Chevre Note?シェーヴルノート?』が上演され、2日間で朗読劇としては異例の約14,000人以上の集客を記録した[26]。11月、藤沢原作の音楽朗読劇『MARS RED』が漫画家・唐々煙によってコミカライズされた[27]
2020年
2月、藤沢原作の音楽朗読劇『MARS RED』のアニメ化が発表された。朗読劇からアニメ化されるのはアニメ史上初となる[28]同月、東京国際フォーラム ホールAにおいて朗読劇史上初の噴水や炎を使った作品『エルガレオン』において15000の動員を達成する[29]。2月 - 3月、日比谷シアタークリエにて上演予定だった『女王がいた客室』が新型コロナウイルスの影響で無観客上演と配信が決定したが、ファンからよせられた応援メッセージを客席に貼り付ける演出で「#これはもはや無観客上演ではない」と話題になる[30][31]。9月、『信長の犬』が帝国劇場で上演決定となる。一人の原作・脚本・演出が帝国劇場で上演されるのは稀な上、朗読劇の上演は帝国劇場史上初となる[32][33]。12月、朗読劇として初めて日本武道館の上演が決定する。オリジナル作品である『ALCHEMIST RENATUS?Homunculus?』の原作・脚本・演出を担当する[34][35][36]
2021年
2月、帝国劇場で上演されたプレミア音楽朗読劇『VOICARION IX 帝国声歌舞伎?信長の犬?』が第十五回声優アワード シナジー賞を受賞[37][38]。同月、藤沢原作の音楽朗読劇『MARS RED』がスマートフォン向けゲームアプリ『MARS RED?彼ハ誰時ノ詩?』となることが発表された。原作・脚本・音響監督は藤沢文翁が担当する[39]。6月、完全オリジナルミュージカル『CROSS ROAD(クロスロード)?悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ?』が日比谷シアタークリエにて、上演決定する。朗読劇からミュージカル化するのは東宝ミュージカル初となる[40][41]
2023年
4月19日の誕生日にソニー・ミュージックエンタテインメント傘下の株式会社room NBに所属[9]
受賞歴

第30回(2017年度)公益社団法人日本演劇興行協会賞・音楽朗読劇の確立と発展への貢献に対して受賞
[42]

第十五回声優アワード シナジー賞。プレミア音楽朗読劇「VOICARION IX 帝国声歌舞伎?信長の犬?」2020年9月5日から13日にかけて東京・帝国劇場で上演され、全公演が、スカパー!オンデマンドで生配信[43]

人物

ロンドン大学を卒業しており、バイリンガルの劇作家・舞台演出家である[44]

劇作家として朗読劇を中心に活動しているが、同時に漫画原作や、ゲームのシナリオ、アニメ、落語、テレビの文化監修、音響監督[28]など手掛けている。「朗読劇創作の第一人者」とされ、藤沢朗読劇とも評される音楽朗読劇を上演しており、[45]「現在最もチケット入手困難な朗読劇[46]」呼ばれている。「0から1を生み出すこと」にこだわりがあり、基本的にオリジナルストーリーを作り続けている[46][47][48]

客席に風や煙を送り込んだり、劇場によっては本物の炎を使用するなど[49]派手な演出を用いるそのスタイルは「手に汗握る音楽朗読劇」と呼ばれている[50]

前述の通り祖父は本田技研工業の創業者の一人である藤沢武夫であり、一族にはダイエー中内家をはじめ、黄桜の松本家、三井財閥などがおり、皇族も遠縁にある[51]

舞台演出・脚本は英国で学んでいるものの、日本文化への関心も高く能楽・喜多流(公益財団法人 十四世六平太記念財団)の理事を務め[19]津軽三味線奏者の吉田良一郎吉田兄弟)の弟子でもある[52]

舞台に興味を持つきっかけとなったのは、舞台観劇を好んでいた祖父の武夫が幼い文翁をオペラや歌舞伎に連れ回していたこと[53]、さらに死ぬ直前のクリスマスプレゼントでムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」のチケットを与えられたことと語っている[54]

一般的に演劇では演出助手という職があるが「(演劇を学んだ)イギリスには演出助手という文化がなかったので、使い方が分からない」という理由で採用していない[55]

「スタッフのアイデアや手柄を独り占めしない」をポリシーとしており、常に「裏方もアーティストである」と、アイデアを出したスタッフの名前は必ず発信している。音楽ライブのスタッフと演劇のスタッフを融合させたチームを率いており、自由にアイデアを出し合って構築してゆくスタイルをとっている。また、音楽チームに関してもBGM(Back ground music)とは呼ばず、 FGM(Front Ground Music)、つまりあくまでもキャストと対等であることに徹底していると語っている[44]

自身のマスコットキャラは「ブラックテディー」であり、ロゴは「雪輪に桔梗」である[47][56]

苗字の戸籍上の表記は「藤」がいわゆる「ハ藤」で、かつ「沢」が旧字体の「澤」の「藤澤」だが、書きやすいからとの理由で活動名の苗字の表記は「藤沢」としている[57][58]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:100 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef