藤原定子
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^ 「驚奇少なからず」「皇后四人の例、往古聞かざる事成」[4]
^ 『栄花物語』も、一条天皇の言葉として「心ばへのおとなおとなしうあはれなる方は誰かまさらむ」(思慮分別があってしみじみと情け深い点では、彼女に勝る人はいるのだろうか)の定子評を伝えている。
^ 『無名草子』の女性作者は一条天皇と定子の理想的な関係を「皇后宮、御みめもうつくしうおはしましけるとこそ。院も、いと御志深くおはしましける」と羨み、上東門院との比較では「今少しめでたくおはしましける」と評した。同様の描写は男性の手になる『大鏡』・『愚管抄』・『発心集』にもみられる。
^ 中宮の御在所を兵士を率いて囲んだのは『政事要略』の作者惟宗允亮。渡来系の明法家
^ 大江匡衡は、長保元年6月14日999年7月29日)の内裏焼亡後、「白馬寺の尼、宮に入りて唐祚亡びし由あり、皇后の入内を思ふに、内の火の事は旧事を引けるか」と藤原行成に語り、中宮定子をを滅亡させた高宗の悪妻則天武后になぞらえ、彼女が出家の身で後宮に入ったから内裏が焼けたのだとして痛烈に非難した[7]。また藤原実資は、皇子出産に際し中宮定子を「横川の皮仙」、すなわち「出家らしからぬ出家」と皮肉る世間の言葉を書き留めている[8]
^ 大僧正観修勅命を受け加持し奉ったが蘇生ならなかった。
^ 詞書「一条院の御時、皇后宮かくれたまひてのち、帳の帷の紐に結びつけられたる文を見つけたりければ、内にもご覧ぜさせよとおぼし顔に、歌三つ書きつけられたりける中に」、作者名記載なし。『今昔物語集』などに取材されて非常に有名な辞世となった。流布本『栄花物語』が記す「知る人もなき別れ路に今はとて 心細くもいそぎたつかな」(同じく『後拾遺集』に採られる)、「煙とも雲ともならぬ身なりとも 草葉の露をそれと眺めよ」の三首のほか、別本系統である富岡本には「なき床に枕とまらは誰か見て つもらむ塵をうちもはらはむ」の一首も見え、鎌倉時代になって『続古今集』に入集した。
^ 不本意な人生を月に重ねて見た三条院の歌と対をなす。
^ しかし、『大日本史』が載せる一条天皇の詔には、脩子内親王が宮中で育ったと書かれ、『栄花物語』にもそのように思える節があるため、再考が必要。

出典^ a b 倉本 2003, p. 123.
^ 『平安時代史事典』
^ a b 倉本 2003, p. 28.
^ a b小右記
^ 『百錬抄』
^ 『枕草子』
^ 『権記』長保元年8月18日
^ 『小右記』長保元年11月7日
^ 『権記』『御堂関白記』その他
^大鏡
^ 下玉利百合子『枕草子幻想』
^ 鹽竈百人一首 新古今和歌集(いにしへのあまや煙となりぬらむ人めもみえぬしほがまのうら)石碑
^ “高畑充希「光る君へ」で10年ぶり大河 藤原定子役!友人・吉高由里子と共演「少し緊張しています」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年5月23日閲覧。

参考文献

倉本一宏『一条天皇』吉川弘文館、2003年。

倉本一宏『三条天皇』ミネルヴァ書房

倉本一宏『藤原伊周・隆家』ミネルヴァ書房。

斎藤雅子『たまゆらの宴?王朝サロンの女王藤原定子?』文藝春秋

下玉利百合子『枕草子幻想 定子皇后』思文閣出版

下玉利百合子『枕草子周辺論』笠間書院

下玉利百合子『枕草子周辺論 続編』笠間書院。

目加田さくを・百田みち子『東西女流文芸サロン - 中宮定子とランブイエ侯爵夫人』笠間選書。

目加田さくを『平安朝サロン文芸史論』風間書房。

外部リンク

山本淳子京都学園大学教授) (2017年2月27日). “「枕草子 清少納言が込めた想い」(視点・論点) - 解説アーカイブス”. 解説委員室. NHK. 2018年4月9日閲覧。










日本の皇后
伝承の時代

古墳時代

媛蹈鞴五十鈴媛命

五十鈴依媛命

渟名底仲媛命

天豊津媛命

世襲足媛

押媛命

細媛命

欝色謎命

伊香色謎命

御間城姫

狭穂姫命

日葉酢媛命

播磨稲日大郎姫

八坂入媛命

気長足姫尊

仲姫命

磐之媛命

八田皇女

草香幡梭皇女

忍坂大中姫

中蒂姫命

草香幡梭姫皇女

難波小野王

春日大娘皇女

春日娘子

手白香皇女507?-539?

春日山田皇女534?-539?

橘仲皇女535?-539?

石姫皇女540?-572?

広姫575?

額田部皇女577?-592

穴穂部間人皇女585?-622

飛鳥時代

宝皇女630-642

間人皇女645-665

倭姫王668-?

?野讚良皇女673-690

奈良時代

藤原安宿媛729-749

井上内親王770-772

平安時代

藤原乙牟漏783-790

藤原帯子806贈

橘嘉智子815-823

高志内親王823贈

正子内親王827-833

藤原穏子923-931


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