藍より青し
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声 - 水橋かおり / 堀江由衣薫の後輩にして、写真部所属。幼い頃、父を亡くし母子家庭で育つ。桜庭館にハウスキーパーとして住み込んで暮らしている。不器用でドジだが、前向きで何事にも一生懸命に取り組む頑張り屋。薫のことが気になっているが、実は奥手で進展がない。巨乳でメガネっ娘、素顔はなかなかの美人。酒好きで、いくら飲んでも酔わない酒豪。チョコが好物。免許を持っているが、車の運転は荒い。最終的には、雅が支店長を務めるデパートで従業員として働いており、雅と共にティナと4年ぶりに再会し、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を見ていた。
美幸繭(みゆき まゆ)
声 - 成田紗矢香 / 千葉千恵巳美幸紡績の社長令嬢。父親は美幸紡績の社長であり、母は各国王室ご用達の有名デザイナーである。両親ともに家にいないことが多く、幼少の頃は大変寂しい思いをして育った。幼い頃に美幸紡績創立150周年記念パーティーで薫と知り合って以来、彼に想いを抱く。なお、このとき両親からもらった11歳の誕生日プレゼント・ウサギのぬいぐるみ(ウッサー)で薫は繭の心を開かせた。以来ウッサーは彼女の宝物となり、それがないと眠れない。イギリス留学中は、早く帰国して薫に会いたい一心で猛勉強した末に、中高で計2年飛び級し、16歳で明立大学に帰国子女枠で編入した。普段は非常に高飛車だが、薫の前ではアプローチも積極的。常に自分の想いに正直な性格。5歳から始めたピアノが得意。最終的にはイギリスに住み、ティナと再会、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を受け取る。本条家にはしょっちゅう顔を出している。
西園寺琉伽(さいおんじ るか)
声 - 堀内賢雄 / 森川智之繭の世話係。両親が仕事で忙しく留守になりがちなため、代わりに彼女の面倒を見ている。
水無月ちか(みなづき ちか)
声 - 桃井はるこ妙子の従妹。初登場時は中学生。祖母の旅館を手伝っていたが、私立ふじみ野女子高進学の際に桜庭館へ引っ越してきた。薫を兄のように慕う。いつも小麦色の肌をしている、明朗快活で活発な性格。体型は発展途上中。親友の夏樹、千鶴と3人で「ちかりんず」と称される。学校では成績優秀で水泳部所属。「てへへ」が口癖。後に、夏樹と千鶴と共に明立大学へ進学し、ティナと4年ぶりに再会を果たし、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を受け取り、桜庭館での日々を最高の思い出と評し、ティナに対し、「ありがとう」と言った。
ウズメ
声 - 猪口有佳ティナが飼い始めたフェレットだが、なぜか雅に懐いている。悪戯の度が過ぎて雅が自室に閉じこもった際、部屋の前で鳴き続けて、最後にはドアを開けさせたことから、アメノウズメノミコトにあやかって命名された。エピローグではティナが面倒を見ているようである。
つるべ
声 - 成田紗矢香薫たちが桜庭館に来るよりも、前から住み着いていた猫。
小宮夏樹(こみや なつき)
声 - こやまきみこちかの級友かつ水泳部員。快活で溌剌とした性格。少々男勝り。体型は、ちかとほぼ同じ。エピローグではちかと千鶴と共に明立大学に進学しており、ティナと再会した。
相澤千鶴(あいざわ ちづる)
声 - 能登麻美子ちかの級友かつ水泳部員でありながら、泳ぎは苦手。大人しくおっとりとして優しい。一途な努力家。ちかりんずの中では、最もグラマラスな体型。エピローグではちかと夏樹と共に明立大学に進学しており、ティナと再会した。
鈴木(すずき)
声 - 中井和哉大学で薫と同じ写真部に在籍していた。薫が来ていなかった間、部長になる。いつもサングラスをかけている。無類の鉄道マニア。妙子が入部した時に歓迎コンパを装って酒で酔い潰そうと企んだが、妙子の酒豪ぶりの前に自分が潰れた。
佐藤(さとう)
声 - 肥後誠薫が来ていなかった間、副部長になる。アイドル趣味の強い人間。鈴木と共に妙子を酔い潰そうとするも、やはり鈴木と同時に潰れた。
花菱家
花菱源一郎(はなびし げんいちろう)
声 -
徳丸完本作の最大の悪役。 優二の父親。性格は厳格の域を超えた悪辣なまでの要領の良さに加え、自己中心的で自尊心が過剰なまでに強く、非常に傲慢で身勝手かつ暴力的なエゴイスト。老境に入り家督断絶の恐れから些細なことですぐに癇癪を起こす上、後取り欲しさに自らの利益のためならば暴力も躊躇わない手段も駆使し、それを正当化していた。親類に対する愛情も軽薄で、息子を亡くした後、薫(兄の方)を次期当主とすべく、厳しい帝王教育を施すものの、僅かでも逆らえば倍以上の虐待を加え、さらには遺された久美の遺品を残らず奪い取って目の前で燃やしていた。さらには「桜庭葵と婚姻した者を、花菱財閥次期当主とする」という無責任な遺言を作成する。薫および弟双方共に虐待してきたため、2人からの強い憎しみを買った。それが原因で薫に家出され、図々しくもそのショックで精神的に弱って認知症を発症し、薫に完全に決別され、惨めに他界した。
花菱優二(はなびし ゆうじ)
薫と薫(異母弟)の父親。周囲からの反対に遭い、久美とは入籍していなかった。薫が5歳の頃に事故死した。彼の死は、源一郎が暴挙に出るきっかけを作り、薫に苦難の人生を歩ませることとなった。
本条久美(ほんじょう くみ)
 薫の母親であり、彼が幼い頃に亡くなった。彼女の墓は、薫と葵と雅が訪れた舞台の1つである。
薫(異母弟)の母
本名不明。素顔は不明だが、口元に黒子がある。自分の息子を花菱財閥の正式な後継者と認識しており、薫(異母兄)の存在を知った時は悲しみと悔しさを露わにしていた。エピローグ直前の2人の薫が対面した際の会話から、この時点では存命している。
花菱薫(はなびし かおる)<弟>
薫の異母弟。異母兄と同姓同名。原作のみの登場。異母兄同様、非嫡出子として育った為、不遇な人生を過ごしてきた。出奔した異母兄の代わりとして源一郎から花菱家に招かれたことで、千載一遇のチャンスとばかりに進んで花菱財閥の跡取りになろうとする。源一郎の遺言の内容上、終盤では次期当主となるために、異母兄から力ずくで葵を奪い取ろうとする。認知症発症後に甲斐甲斐しく介護していることに関して日々感謝されていたためか、源一郎には肉親としての情を持ち、異母兄に対しては源一郎の認知症の元凶と強く信じて内心怒りを燃やすなど、本質的にはどこか好青年的である。しかし、自分にも虐待を加え続けた源一郎に対しての恨みは残っていたらしく、上記の無責任な内容の遺言を知ったのもあって彼の死を全く悲しんでいなかった(それどころか今までの好青年的な面を捨て、悪しざまに罵っている)。葵を花菱家に幽閉した後、葵の両親との面会にまで漕ぎつけるが、葵の決意と葵を奪還しに現れた異母兄の出現、源一郎の遺言の内容を葵の母に逆手に取られ、敗北。その後、異母兄から花菱家の家督を託された。
書誌情報
単行本

文月晃 『藍より青し』 白泉社〈ジェッツ・コミックス〉、全17巻
1999年6月5日第1刷発行、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}
ISBN 4-592-13371-4

1999年12月22日第1刷発行、ISBN 4-592-13372-2

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