一部の国内法(英語版)では、さまざまなレクリエーショナルドラッグが禁止されており、また、娯楽目的で使用できる可能性のある医薬品は、しばしば厳しく規制されている。しかし、それらは多くの管轄域で合法(英語版)であり、文化的にも広く受け入れられているレクリエーショナルドラッグは数多くある。大麻は、世界で最も多く消費されている規制対象のレクリエーショナルドラッグである(2012年現在)[36]。多くの国でその使用は違法であるが、いくつかの国で通常は個人的な使用に限定するという条件で合法的に使用(英語版)されている。大麻は、マリファナ(草の葉)の形でも、ハシシ(樹脂)の形でも使用できる。マリファナはハシシよりも穏やかな形の大麻である。
合法的なレクリエーショナルドラッグの消費や購入には年齢制限がかけられる場合がある。多くの地域で合法的に受け入れられているレクリエーショナルドラッグには、酒類、タバコ、ビンロウジ、カフェイン製品などがあり、世界の一部の地域では、カートなどの薬物の合法的な使用が一般的である[37]。
娯楽目的で使用される多くの合法的な中毒性物質には「リーガル・ハイ」あるいは「ゲートウェイ・ドラッグ」と呼ばれるものがある。これらの中でも最も広く使われているのがアルコールである。
薬物の投与詳細は「投与経路」を参照
すべての薬剤は、いくつかの経路で投与することができ、多くの場合、複数の経路で投与することができる。 多くの国には、薬物の製造や使用を管理および監督し、さまざまな薬物法を施行する政府機関がある。1961年に採択された国際条約「麻薬に関する単一条約」では、医療研究
ボーラス: 血液中の濃度を効果的なレベルに上げるために投与される、薬剤、薬物、その他の化合物の投与である。投与方法は、静脈内、非経口、静脈外、筋肉内、髄腔内、または皮下注射によって行うことができる。
吸入(英語版)(肺に吸い込む): エアロゾル、吸入器、蒸気、乾燥粉末などの形で吸い込むこと(物質の薫煙や蒸気の吸引を含む)。
注射: 溶液、懸濁液または乳剤として、筋肉内、静脈内、腹腔内、骨内(英語版)のいずれかに注入。
吹送(英語版): 鼻腔内に噴霧(英語版)または鼻で吸引する。
経口投与: 液体または固体として腸(英語版)から吸収される。
坐薬として直腸に投与し、直腸または結腸で吸収する。
舌下(英語版): 舌下組織を介して血液中に拡散する。
局所的: 通常はクリームや軟膏として使用する。この方法で投与される薬物は、局所的または全身的に作用するように与えられることがある[38]。
ペッサリー: 膣内に挿入し、主に膣内感染症の治療するために用いる。
薬物の規制
向精神作用の植物である「サルビア・ディビノルムの法的地位(英語版)」は、多くの国で異なり、さらには米国内の州(英語版)でも規制の程度が異なる。 米国の連邦機関 インドでは、インド政府内務省管轄の連邦法執行機関および情報機関である麻薬取締局 日本国内における薬物規制に関する法律は、薬物四法(あへん法、大麻取締法、麻薬及び向精神薬取締法、覚醒剤取締法)、麻薬特例法、医薬品医療機器等法などがある。うち、薬物四法と国際条約との対応は次の通りである。 国際条約と日本法の照合国際条約規制物質日本法
米国
インド
日本
麻薬に関する単一条約あへんあへんあへん法
大麻大麻大麻取締法
麻薬麻薬麻薬及び向精神薬取締法
向精神薬に関する条約向精神薬 付表I(日本法の)麻薬