新編集長体制での刊行継続
1971年7月の創刊から満40周年となる2011年7月、竜超(現セージ・サバイバー)を2代目編集長として通巻400号が発行される。新体制での第1号目は竜超のみで制作されたが、401号からはアートディレクターに就任した猪口コルネによって、表紙を含む誌面の大幅刷新が図られ、「セクシュアリティについて考えるオピニオン誌」として刊行を続けているほか、コミケットなどのイベントにも参加している。
デジタルでの創刊号配信
2020年8月より、『薔薇族』の創刊号がデジタルにて配信開始(リンク先に年齢確認有)となったことが伊藤文學氏のTwitterより発表となる。[9] 日本で男性同性愛者を指す隠語として「薔薇」が使われることがある。薔薇族が元になったといわれたが、実際には薔薇族の前に1963年発行の三島由紀夫の裸体写真集「薔薇刑」や、1964年創刊の会員制ゲイ雑誌「薔薇」、1968年創刊の「血と薔薇」、1969年公開のピーター主演の映画『薔薇の葬列』があり、男性同性愛を象徴する言葉として薔薇を使ったのは薔薇族が最初ではない。外国作品では1944年のジャン・ジュネの小説『薔薇の奇蹟』などが日本でも有名で、『薔薇の葬列』にも「ジュネ」というゲイバアが登場する。 伊藤文學も参照 1976年、喫茶店「談話室祭り」を開業し、ハッテン場とは異なる同性愛者同士の出会いの場を設けようとしたこともあった。 1981年に日本初のゲイビデオ『青春体験シリーズ 少年・純の夏』を発売した。 1982年には伊藤の呼びかけで、日本初のゲイポルノ映画が制作され上映された。 LGBTポータル
誌名
ゲイ雑誌以外の事業
談話室祭り
ゲイビデオの制作
ゲイ・ピンク映画への関わり
関連項目
プロジェクト LGBT
同性愛
ゲイ雑誌
百合 (ジャンル) 女性の同性愛のこと。本誌の文通欄に「百合族の部屋」が設けられていた。
山川純一
内藤ルネ
en:bara (genre)
en:Sub_rosa
脚注[脚注の使い方]^ 薔薇族の前に会員制のゲイ雑誌「アドニス」(1952年9月?62年63号まで)、「同好」(1959年10月頃大阪で創刊。後に「清心」に改名)、「薔薇」(1964年7月創刊.4年程続く)、「羅信」、「MAN」、「「楽園」の6誌が創刊されている。
^ ニコニコニュース「いま気にかかっているのは少年愛のこと -ゲイ雑誌『薔薇族』の初代編集長-」
^ 「『薔薇族』編集長」25-28頁
^ ⇒藤田竜君が本当の編集長だった!(『薔薇族』編集長 伊藤文學の談話室「祭」、2011年11月5日)
^ ⇒33年間の歴史に幕、「薔薇族」が廃刊
^ ⇒「薔薇族」が4月に復刊、初回発行部数は3万部
^ ⇒なんとか頂上(通巻400号)が見えてきた!(『薔薇族』編集長 伊藤文學の談話室「祭」、2008年12月11日)
^ ⇒竜超2代目『薔薇族』編集長の創刊号が!!(『薔薇族』編集長 伊藤文學の談話室「祭」、2011年7月19日)
^ 伊藤文學氏Twitter
^ 但し1960年創刊の商業SM雑誌「風俗奇譚」にはゲイ専用ページがあり、同誌が商業ゲイ雑誌のモデルの一つになったといわれている。
外部リンク
薔薇族Official Website (barazoku) - note
⇒月刊 『薔薇族』 編集長伊藤文學の談話室 「祭」
「伊藤文学・薔薇族創刊の頃を語る」
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