ゼルエル戦後に初号機に取り込まれたシンジを救うためサルベージを決行した[20]。戦略自衛隊のNERV侵攻の際、再びふさぎ込んでいたシンジを叱咤激励した上で(劇場版第25話と同様の)別れを告げ、シンジを送り出した後、追跡してきた戦略自衛隊員を手榴弾で道連れにして命を落とした[21]。世界が復元された最終話において、彼女自身の存在は確認されていないために詳細は明らかになっていないが、身に付けていたペンダントをシンジが所有している。
パラレル作品が望まれています。
『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』(漫画:林ふみの)では、原作とは変わらぬ立場にあるが、加持との進展が見られる。
『碇シンジ育成計画』(漫画:高橋脩)では「セカンドインパクト」の設定自体がないため、「体に傷がある」という設定がなくなっている。それ以外は、概ね本編に準じた人物設定になっている。ストーリーの序盤ではシンジが両親と暮らしていたために同居はしていなかったが、両親が研究所詰めになって以降はシンジと同居している。その後、同じく母親が研究所詰めであるアスカも同居することとなった。一方、父親の設定については、「何年も前に行方をくらませた」ということが本人の口から語られている。
職業は第3新東京市立第壱中学校の教師で、シンジたちのクラスである2年A組担任を務める。赤木リツコ、加持リョウジとは原作と同じく学生時代からの付き合いで、共に同じ中学校に勤めている同僚でもある(リツコは養護教諭で、加持は2年B組の担任を受け持つ体育教師)。 特務機関NERV(ネルフ)戦術作戦部作戦局第一課所属で階級は『序』では二佐[注 2]、『破』では一佐。碇シンジと式波・アスカ・ラングレーの上司兼保護者で、EVAの戦闘指揮官。「新種の温泉ペンギン」であるペンペンと同居している。 ビール[注 6]好きなのは旧世紀版と同様だが、日本酒[注 7]も愛飲している模様。 愛車は旧世紀版と同じくアルピーヌ・A310の右ハンドル[注 8]だが第7の使徒戦で2号機の着地に巻き込まれ、以降はマツダ・コスモスポーツ[注 9]に乗る。携帯電話の着信音に科学特捜隊作戦室の電話の音を使用している。 旧世紀版と性格や振る舞いに大きな差はなく、シンジとアスカ[注 10]を自宅に住まわせ家族のように接する。私生活のだらしなさもそのままだが、EVA搭乗に投げやりなシンジに手を上げかけて自分の頬を平手打ちする、家出から戻ったシンジに「嫌ならここから出て行ってもいい」「乗るかどうか自分で決めなさい」と諭すなどシンジに対する応対に変化がある。また、アスカの加持に対する恋心がないためアスカとの対立もなくなっている。 反NERV組織「WILLE(ヴィレ)」のリーダーかつ空中艦隊旗艦「AAAヴンダー」の艦長で階級は大佐。43歳。 髪を後ろに流して団子にまとめ、サングラスを着用し常に制服を着こんでいる。当初は他の構成員と違って青いバンダナは身に着けていなかったが、ヤマト作戦を前にして加持の遺品である血痕の付いたバンダナを着用した。『:破』の後に加持との間に息子をもうけ「加持リョウジ」と名付けたが、一生会わないと決めており両親のことも教えていない。 NERV殲滅のためならば手段を厭わず、アスカをして「目的優先・人命軽視がモットー」と言わしめる。ニアサードインパクトの責任をシンジが全て負う形になってしまったことを後悔しており、今度は全て自分で抱え込もうとしていた。シンジに対しては冷淡に接しようとしていたが、シンジがNERVに誘拐された際に促されてもDSSチョーカーを作動させられないなど情を捨てきれずにおり、シンジがヴンダーに戻った時は「戻ってきてくれたと喜んでいる」とリツコに指摘されている。 人類補完計画阻止のために奮闘するも力及ばず、自らEVAに乗り父親との対決を選んだシンジに未来を託した。最後は残された人々をリツコに、シンジをマリに託し、自らの命と引き換えに槍をシンジの下へ届けた。
新劇場版
:序、:破
:Q、シン・