2021年の時点で現役の落語家かつ現職の議員としては以下の人物がいる。
三遊亭窓里(埼玉県川越市議会議員、元市議会議長、8期)
三遊亭らん丈(東京都町田市議会議員、5期)
桂三発(三重県津市議会議員、旧安濃町議会議員、4期)
このほか、林家とんでん平は札幌市議会議員(豊平区選挙区選出)を2003年から2015年まで3期務めた。三遊亭洋楽(2017年12月死去)も生前函館市議会議員を務めたことがあり、道議会議員と北斗市議会議員選挙に立候補したがそれぞれ落選した。また、柳家三寿(2020年6月死去)は2007年足立区議会議員選挙に、四代目桂右女助(筆名の「梅田うめすけ」名義)は2023年浦安市議会議員選挙に、入門前の笑福亭呂好[注釈 31]は2007年兵庫県議会議員選挙(宝塚市選挙区)にそれぞれ立候補したが落選した。
窓里(師:六代目圓窓)、らん丈(師:圓丈)、洋楽(師:五代目圓楽)は奇しくも六代目圓生の孫弟子であり、年代とキャリアも同世代。桂三発は町議会議員も務めた(市町村合併に伴い失職→市議会議員として当選)。
また、いなせ家半七(2023年5月死去)は、2003年4月の山口県議会議員選挙熊毛郡区に本名・無所属での立候補を予定していたが公示日前日に体調不良を訴え入院、出馬を断念している。なお、議員に立候補経験のある落語家のうちとんでん平・窓里・らん丈・半七(立候補断念)の4人は、1996年3月に同時に真打に昇進している。
国政では、立川談志は1971年(昭和46年)の第9回参議院議員通常選挙全国区に無所属で立候補し当選(1969年(昭和44年)にも衆議院選挙旧・東京都第8区に無所属で立候補し落選)。2021年(令和3年)現在では落語界唯一の国会議員経験者であり、のちに自由民主党へ入党し、1975年に三木内閣の沖縄開発政務次官を務めている(ただし、舌禍により在任36日で辞任している)。
月亭可朝は参議院選挙に2回立候補(談志と同じく1971年(昭和46年)第9回参議院議員通常選挙全国区に無所属、2001年(平成13年)第19回参議院議員選挙に自由連合公認)していずれも落選している。四代桂小文枝も「桂きん枝」時代の2010年(平成22年)第22回参議院議員通常選挙比例代表区に民主党公認で立候補したが落選した。 落語家から寄席の色物(漫才・漫談・物まね・コントなど)に転じたケースを除く。またアマチュア落語家として入門したケース、既に名を成した芸能人などが落語もやる場合も除く。 (二世落語家)*順不同 *太字は現役。
かつてプロ落語家だった著名人
永井荷風(三遊亭夢之助)
乙田東洋司(三遊亭扇生)
和多田勝(笑福亭小つる)[注釈 32]
横山信治(笑福亭手遊)
宗矢樹頼(三遊亭窓矢)
伊集院光(三遊亭楽大)[注釈 33]
嘉門タツオ(笑福亭笑光)
クーペ(林家クーペ)
ダンカン(立川談かん)[注釈 34]
上田信彦(桂ましゅ麿)
明石家さんま(笑福亭さんま)
万田さざめ(桂三来寿)
森田展義(笑福亭ひらめ)
ようへい(桂うらら)
小堀敏夫(三遊亭ぐん丈)
室田稔(鈴々舎馬賀正など)
親子落語家
坊ちゃん5
7代目林家正蔵 - 初代林家三平 - 2代目林家三平
7代目林家正蔵 - 初代林家三平 - 9代目林家正蔵 - 林家たま平・林家ぽん平
林家木久扇 - 2代目林家木久蔵
三遊亭好楽 - 三遊亭王楽
2代目桂春蝶 - 3代目桂春蝶
月亭八方 - 月亭八光
初代橘屋圓太郎 - 三遊亭圓朝
三遊亭金勝
3代目林家染語楼 - 4代目林家染語楼 - 林家市楼
初代三遊亭圓右 - 2代目三遊亭圓右
初代三遊亭圓左 - 2代目三遊亭圓左
2代目三遊亭金朝 - 3代目三遊亭金朝
初代桂文治 - 2代目桂文治
3代目桂文治 - 江戸4代目桂文治 - 6代目桂文治・4代目桂文之助 - 5代目桂文之助
4代目三遊亭圓生 - 橘家小圓喬
2代目桂才賀 - 5代目桂文楽・春風亭傳枝
2代目三遊亭萬橘 - 初代柳家小せん
3代目麗々亭柳橋 - 4代目麗々亭柳橋・5代目麗々亭柳橋
笑福亭松右衛門 - 桂文屋