11月15日、ラーマンはマリガンがデイジー役にキャスティングされたことを発表した[15]。彼女はラーマンがオーディションで演技をしている映像をソニー・ピクチャーズ重役のエイミー・パスカルとダグ・ベルグラードに見せた直後に決定した[15]。ラーマンは「デイジー役に関しては、世界で最も才能のある女優さんたちとその役柄について探る素晴らしい機会を得た。みんなそれぞれに役の解釈があり、どれもとても理にかない面白いものばかりだった。だが今回の作品については、つい先ほどキャリー・マリガンに電話をかけ、『こんにちは、デイジー・ブキャナンさん』と挨拶したよ」と語った[15][18]。
2011年4月、ベン・アフレックにトム・ブキャナン役の話が持ちかけられたが、彼は監督作『アルゴ』を抱え、スケジュールが競合していた[19][20]。数週後、アフレックの代わりにジョエル・エドガートンの出演が決まった[21]。トム役には他にブラッドリー・クーパー[21]とルーク・エヴァンズが候補に挙がっていた[22]。また、オーストラリア人女優のアイラ・フィッシャーがマートル・ウィルソン役に決まった[20]。ヴィクトリア芸術大学を卒業したばかりであったオーストラリアの新人エリザベス・デビッキは、ジョーダン・ベイカー役を勝ち取った[23][24]。2011年6月、ジェイソン・クラークがジョージ・B・ウィルソン役に決まった[25]。 当初撮影は2011年6月より小説の舞台と同じニューヨークで開始する予定であった[10]。しかしながら結局オーストラリアのシドニーで撮影することになり、2011年9月より開始された。 本撮影は2011年12月22日に完了したが、翌2012年1月に追加撮影が行われた[5][26]。 撮影後、1500カット近くのカットについてVFX処理が施された。VFXを担当したプロダクションはアニマル・ロジック、ライジング・サン・ピクチャーズ、Iloura 本作で使用された衣装・小物類については、女性のドレスをプラダ、女性のジュエリーをティファニー、男性服をブルックス・ブラザーズが提供し、各社が記念コレクションを発売したり、使用アイテム公開イベントを開催したりしている。
撮影
VFX
衣装について