菊間町
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菊間町の系譜(町村制実施以前の村) (明治期)      (昭和の合併)   (平成の合併)            町村制施行時浜   ━━━┓         あ   い  う長坂  ━━━╋━━━菊間村━━━菊間町━━┳━━┳━━━━━━━┓西山  ━━━┛              ┃  ┃       ┃池原  ━━━┓              ┃  ┃       ┃高田  ━━━┫              ┃  ┃       ┃松尾  ━━━┫              ┃  ┃       ┃河之内 ━━━╋━━━歌仙村━━━━━━━━┛  ┃       ┃川上  ━━━┫                 ┃       ┃中川  ━━━┛                 ┃       ┃佐方  ━━━┓                 ┃       ┃       ┣━━━亀岡村━━━━━━━━━━━┛       ┃種   ━━━┛                         ┃え                            今治市━━╋━━今治市                            朝倉村━━┫                            玉川町━━┫                            波方町━━┫                            大西町━━┫                            吉海村━━┫                            宮窪町━━┫                            伯方町━━┫                            上浦町━━┫                            大三島町━┫                            関前村━━┛あ ? 明治41年1月1日 町制施行い - 大正14年4月1日 合体う ? 昭和30年3月31日 合体え ? 平成17年1月16日 新設合併、新・今治市発足(注記)今治市以下の市町村の合併以前の系譜はそれぞれの市・町・村の記事を参照のこと。
行政
平成の市町村合併の経緯

菊間町と隣接する
大西町波方町の3町で構成される越智郡陸地部のうち西に位置し、瀬戸内海・斎灘に面している地域では市町村合併の枠組みとして2通り考えられた。一つは、三町に玉川町朝倉村も加えた越智郡陸地部全体で今治市と合流するという考え方である。もう一つは、三町で合併するという考え方である。

もともと菊間町にとっては人口は10117人(昭和50年)、大規模事業所が立地している関係から財政力もまずまずであり、越智郡の他の町村ほど合併に切迫感がなかったうえ、越智郡の一番西部に位置することから、なるべく「端」にならない組み合わせがよいとの考えがあった。前者は、市の西端になるから不利であり、後者なら一定の発言権は確保できるのではないかとの思いもあった。

このため、今治市と越智郡の組み合わせからいったん離脱。

三町での合併を探ろうとしたが、残りの二町は翻意せず、結局、他の市町村に迷惑をかけたと町長・議長とが法定合併協議会の場で連名で陳謝したうえ、今治市を中心とした合併協議会に合流した。

合併直前の町体育館等の整備が「駆け込み」事業ではないかとの他の町村からの批判も浴びた。

産業太陽石油四国事業所
主要産業

主力産業は石油精製と菊間瓦製造、及び農業(柑橘)である。海岸を埋め立て、工業用地を確保してきた。

農業気候温暖で柑橘の栽培に適しており、古くから柑橘栽培が行われてきた。しかしながら、銘柄産地を形成するほどではない。農業協同組合は
JA越智今治。そのほか、養豚、養鶏、野菜等。

水産業 チリメン等の沿岸漁業。菊間港が主要漁港。
エーコープきくま(今治市菊間町浜)

製造業太陽石油の石油精製所がある。また菊間国家石油備蓄基地があり、石油備蓄を行っている。菊間瓦 - いぶし銀の瓦で知られる。国道196号沿線に瓦工場が林立している。

商業役場のある中心地(旧菊間)には古くから商店街があるものの、松山と今治という両市にはさまれ、購買力は流出が続いている。農業協同組合のストア(エーコープ)以外にこれといった規模のショッピングセンター等はない。

海運 - 今治地域の造船業はもともと、菊間瓦の燃料や製品を運ぶ必要から始まった経緯があり、現在でも船主が若干集積している。

主要事業所

太陽石油 四国事業所

日本地下石油備蓄 菊間事業所(菊間国家石油備蓄基地

地域
教育

今治市立菊間小学校

今治市立亀岡小学校

今治市立菊間中学校

文化

祭り
加茂神社の秋の祭礼には、京の流れを組むといわれるお供馬の走り込みのほか、継獅子などの出し物もあり、神輿牛鬼が繰り出す。牛鬼は、南予では一般的だが、東予地方では菊間にのみ登場する。(中予の山間部にもかつてはみられたとの記録はあるが、今日では見られなくなっている)西山地区では客神社の弓祈祷が行われる。他には亥の子やひるめさん盆踊りなどがある。

交通

国道196号とJR予讃線により、松山市や今治市に行くことが多い。
鉄道四国旅客鉄道(JR四国)予讃線伊予亀岡駅 - 菊間駅
道路国道国道196号県道愛媛県道164号
観光
観光地・名所旧跡

歌仙の滝、歌仙ダム、霧合の滝、高仙城跡、松山シーサイドカントリー(ゴルフ場)、瓦のふるさと公園加茂神社かわら館、ひるめ地蔵(比留女地蔵)、客神社、海員道の亀艦として厳島神社境内にある日支連絡船長崎丸の船長、菅源三郎の銅像、掌禅寺の金龍桜(樹齢約300年のエドヒガン)
イベント・祭り

菊間夏祭り - 例年、2015等の年を付けたイベント名としている。(7月中旬ごろ)

遍照院厄除行事(節分の日)

お供馬の走り込み加茂神社の秋の祭礼)

亥の子

特産

菊間瓦干支の置き物一般向け商品等もある)、みかん、小魚、鬼瓦もなか、水産練製品(ちくわ、すまき等)

関連作品

野村昇司
『祭りの朝』、新学社<少年少女こころの図書館12>、1987年

参考文献

菊間町(1979年)『菊間町誌』

菊間町(2004年)『菊間町誌(続編)』

関連項目

愛媛県の廃止市町村一覧

外部リンク

今治市及び越智郡11か町村合併協議会

典拠管理データベース
全般

VIAF

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