菊花紋章
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漫画家魔夜峰央は、かつて絵の背景に菊の花をあしらった模様を頻繁に描いていたが、これが菊花紋章に酷似していることに気付き宮内庁に問い合わせたところ「できれば使わないでいただきたい」と言われ、以後は描画を差し控えている、と語っている[17]
宮家の紋章

秋篠宮

常陸宮

三笠宮

高円宮

以下は廃絶または皇籍離脱で現存しない一家

有栖川宮

高松宮

北白川宮

旧竹田宮

民間団体等による使用例

自民党のシンボルは、「陰十四菊」の中央に“自民”のモノグラム。また、日本会議の紋章も、「陰十四菊」の中央に花をあしらったものである。
天台宗の菊紋天台宗正法院、東京都豊島区

仏教の一宗派である日本天台宗は、十六菊の中央に3つの星をあしらった紋(三諦章)を宗章としている。星は三諦星、または三台星とよばれ、「三台」とは中国の星座体系において、天帝を囲む3つの星の意味である。また「三諦」と書く場合は、天台宗の教理において実相の真理を明かす3つの要諦、すなわち空諦・仮諦・中諦を指す。十六菊を用いることについては、「天台宗の皇室を守護する役割を表すため」「皇室が菊紋を用いるきっかけとなった菊の花を最澄桓武天皇に献上したため」などの伝説がある。ただし上述のように、現在では皇室の菊花紋が定着したのは後鳥羽朝以降のことだったと考えられている。
用例
旗の図案
日本の皇室・皇族

天皇旗

上皇

皇后旗、皇太后旗、太皇太后旗、上皇后

摂政

皇太子旗、皇太孫

皇太子妃旗、皇太孫妃

皇嗣

(左記以外の)皇族[18]

その他

豊島区の旗
(十二菊に豊文字)

天皇のガーター騎士団員としての紋章

天皇の金羊毛騎士団員としての紋章

物の意匠

日本国旅券への使用例

小銃への使用例
三八式歩兵銃

元帥たる陸海軍大将が佩用していた元帥徽章

旧・陸軍歩兵連隊
歩兵第321連隊)の軍旗竿頭

海軍軍艦三笠)の船首(おもて)

日本水準原点標庫

国境標識への使用例(樺太の日露国境線)

普通切手への使用例(明治期の菊切手

貨幣への使用例
明治時代の5銭硬貨)

在独日本公使館の印
明治時代初期)

天皇杯

御料車

銀杯(菊紋)

銀杯(一組・菊紋)

木杯(一組台付・菊紋)

民間団体等

街宣右翼

靖国神社の神門

靖国神社の神門(菊花紋章部拡大)

自由民主党 (日本)党章

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 神功皇后が4世紀に三韓征伐を終え豊国企救郡(北九州市門司区)に到達したときは、のちの企救郡大社(きくぐんたいしゃ)が造営されている。

出典^ 松村明 他編 『古語辞典』 旺文社
^ 「十六弁菊(十六葉一重表菊)は南朝の紋で、三十二弁菊(十六葉八重表菊)は北朝(および現・皇室)の紋である」との説明も見かけるが根拠不明である。
^ a b キクは頭状花序なので、正確には、中心の蕊に見える部分は筒状花、裏の萼に見える部分は総苞片である。
^ a b 加藤秀幸 他 『索引で自由に探せる家紋大図鑑』 新人物往来社1999年
^ アークシステム編 『自由に使える家紋大図鑑』 グラフィック社、2003年
^ 皇室儀制令(大正15年皇室令第7号)第12条「天皇太皇太后皇太后皇后皇太子皇太子妃皇太孫皇太孫妃ノ紋章ハ十六葉八重表菊形トシ(後略)」
^ 皇室儀制令(大正15年皇室令第7号)第13条「親王親王妃内親王王王妃女王ノ紋章ハ十四葉一重裏菊形トシ(後略)」


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