2005年12月にひったくり犯の逮捕に協力したとして、翌年の2月に警視庁目白署から表彰を受けた[17]。本人によると自転車での帰宅途中であり、池袋で「ひったくりだ」との声を聞いて巻き込まれないようにしようと思ったが、路地に走る影が見えたので自転車を置いて回り込み、鉢合わせた犯人を取り押さえたという。 俳優を目指して東映本社を訪れた当時、関係者から東映のスターが載ったカレンダーに載ることを目標に頑張れと言葉をかけられ、そのカレンダーに仮面ライダーも載っていたことから、仮面ライダーには特別な想いを抱いていた[19]。 『ZX』の前作品『仮面ライダースーパー1』の最終オーディションまで残り[12][20]、実際に仮面ライダースーパー1 / 沖一也 役を演じた高杉俊价がレンジャー部隊出身でその経験を生かした特技を披露したことに驚き、彼に勝つためには自分も屋上から飛び降りるぐらいのことはしなくちゃいけないだろうという意気込みで挑んだ[21]。当時の東映のプロデューサーだった平山亨から、後年にオーディションで高杉にほぼ決まっていたとのエピソードを聞いたことを明かしている[19]。 その後、平山に見込まれて『ZX』の主人公の村雨良 / 仮面ライダーZX 役に選ばれた[3]。しかし、テレビ放送が予定されていない企画のために低予算で、衣裳もバイクも自前だった[3][22]。そのうえ、直前には映画『制覇』に出演していたため、髪型がパンチパーマであった[19]。また、映画での役作りのために太っていたことから、毎日8キロメートルを走ったり、JACの友人と立ち回り練習を行うなどして、15キログラムの減量を行った[12]。 ステージ『仮面ライダーZXショー』への出演時、敵役の人たちが手弁当で出演していたのを見て「自分も頑張らねば」と演じていたという[3]。それを見に来ていた平山が、財布から「少ないけど」と3万円を渡してくれた[3][19]。それがうれしかったと後に懐古しており、その小遣いはとても申し訳なく今でもそのままにしているという[19]。 インタビューでは「またZXをやりたい」と答えており[13]、2010年には『仮面ライダーバトル ガンバライド』でZXの声を担当している[23]。2012年1月に行われたトークショーでは、裏話や変身ポーズを披露した[24][25]。 2014年3月公開の『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』で約30年ぶりに村雨 / ZX 役を演じた[26]後、2023年配信の『ギーツエクストラ 仮面ライダータイクーン meets 仮面ライダーシノビ』でも同役を演じた際には、亡き平山への思いなどを述べた[27]。
『仮面ライダーZX』関連
出演
テレビドラマ
大激闘マッドポリス'80(1980年、NTV)
第3話「狙撃者を撃て」
第7話「地下銀行襲撃」
第14話「ハンター・キラー」
スーパー戦隊シリーズ(ANB→EX)
電子戦隊デンジマン 第39話「女王怒りの妖魔術」(1980年) - 秋本
炎神戦隊ゴーオンジャー GP-13「侠気(おとこぎ)マンタン」(2008年) - ドックーゴ親分
警視庁殺人課(1981年、ANB)
第15話「日米暗黒街・息子よ、私を撃って」
第23話「六本木殺人事件 謎の女マリア」 - 白井信夫
特捜最前線(ANB)
第206話「アイドル歌手恐喝事件!」(1981年)
第244話「消えた聖女・恐怖の48時間!」(1982年) - 室戸
それゆけ!レッドビッキーズ 第34話「スカウトされたミルク!!」(1981年、ANB)
火曜サスペンス劇場(NTV)
たそがれに標的を撃て(1982年)
浅見光彦ミステリー7 備後路殺人事件(1990年)
小京都ミステリー12 みちのく酒田殺人事件(1994年)
外科医・有森冴子 II 告知(2000年) - 刑事
男たちの旅路スペシャル 戦場は遙かになりて(1982年、NHK総合)
幸福の黄色いハンカチ 第3話(1982年、TBS)
銀河テレビ小説 / パパ スカートはいてよ(1983年、NHK)